対立するのは、
「相手のことが理解できないから」
なんですね。
自分が住んでいる世界が、相手と違っていたら、
理解できないのは当たり前なのです。
私なりの表現で言いますと、
「二人の宇宙が違う」
のです。
あなたは、あなたの宇宙空間に住んでいます。
それは、
「あなただけの宇宙」
なんです。
その世界で、ひたすら、自分にとっての正義を通しているのです。
自分の主義主張、正しさを押し付けると、
相手は怒ってきますよね。
それで、夫婦喧嘩となるわけです。
怒りだして対立した状態、というのは、
同じ家の中で、「二つの宇宙空間」があるのです。
だから、どんなにあなたが正論を言っても、
空間が違っていて、波長が合わないのですから、
相手は受け入れないのです。
「分かり合える」というのは、
相手と波長を合わせることなのです。
波長が合ったときに、空間が一つになります。
相手と調和している状態です。
あなたが、自分の正しさを主張しているときは、
向こうは、同じ力で、自分の正しさを主張してくるでしょう。
この力は、まさに、『作用反作用の法則』で、
あなたが押す力と同じ力で、相手も押し返してきます。
ですから、力や感情で、相手を押さえ込むことはできないのです。
しかし、あなたが相手を肯定し、波長を合わせてあげれば、
瞬時に、同じ宇宙空間に戻り、一つに溶け合います。
相手と対立したり、裁いていると、苦しいですよね。
でも、肯定し、受け入れると、楽になります。
それが、相手と波長を合わせることになるのです。
これは、
「自分の波長を下げる」とか「上げる」、
ということではありません。
「空間を拡げて、包み込んでしまう」
ということです。
自分の空間が広がると、相手の周波数も入ってきますから、
相手の感情を理解することができます。
それは、
「100%、相手を受け入れてる状態」
ともいえるでしょう。
「周波数が拡大する」
すなわち、
「自分の空間が広がる」
というのは、
「目の前にあるものを、どれだけ、肯定しているか」
だと言えます。
あなたの空間に否定するものは、本来、何も無いのです。
私たちは、
「どれだけ、目の前の現実を肯定できるか」
という旅を、続けているのです。
津留晃一 『 津留さんが、心から、伝えたかったこと 』 より