2013年10月17日木曜日

二人の宇宙が違う

 対立するのは、
 「相手のことが理解できないから」
 なんですね。

 自分が住んでいる世界が、相手と違っていたら、
 理解できないのは当たり前なのです。

 私なりの表現で言いますと、
  「二人の宇宙が違う」
 のです。

 あなたは、あなたの宇宙空間に住んでいます。

 それは、
  「あなただけの宇宙」
 なんです。

 その世界で、ひたすら、自分にとっての正義を通しているのです。

 自分の主義主張、正しさを押し付けると、
 相手は怒ってきますよね。
 それで、夫婦喧嘩となるわけです。

 怒りだして対立した状態、というのは、
 同じ家の中で、「二つの宇宙空間」があるのです。

 だから、どんなにあなたが正論を言っても、
 空間が違っていて、波長が合わないのですから、
 相手は受け入れないのです。

 「分かり合える」というのは、
 相手と波長を合わせることなのです。
 波長が合ったときに、空間が一つになります。
 相手と調和している状態です。

 あなたが、自分の正しさを主張しているときは、
 向こうは、同じ力で、自分の正しさを主張してくるでしょう。

 この力は、まさに、『作用反作用の法則』で、
 あなたが押す力と同じ力で、相手も押し返してきます。
 ですから、力や感情で、相手を押さえ込むことはできないのです。

 しかし、あなたが相手を肯定し、波長を合わせてあげれば、
 瞬時に、同じ宇宙空間に戻り、一つに溶け合います。

 相手と対立したり、裁いていると、苦しいですよね。
 でも、肯定し、受け入れると、楽になります。
 それが、相手と波長を合わせることになるのです。

 これは、
  「自分の波長を下げる」とか「上げる」、
 ということではありません。
  「空間を拡げて、包み込んでしまう」
 ということです。

 自分の空間が広がると、相手の周波数も入ってきますから、
 相手の感情を理解することができます。

 それは、
  「100%、相手を受け入れてる状態」
 ともいえるでしょう。

  「周波数が拡大する」
 すなわち、
  「自分の空間が広がる」
 というのは、
  「目の前にあるものを、どれだけ、肯定しているか」
 だと言えます。

 あなたの空間に否定するものは、本来、何も無いのです。

 私たちは、
  「どれだけ、目の前の現実を肯定できるか」
 という旅を、続けているのです。


津留晃一 『 津留さんが、心から、伝えたかったこと 』 より