こういう話、今までしたことがありませんが、
人間というのは、自分の想いに、どれほど自分がしばられているか。
この「想いの力」っていうのは、
ものすごく強力なんですね。
自分が想ったら、すぐ、その想いにしばられるんです。
その想念の中に入ってしまうわけです。
-略-
例えば、子供と一緒にいて、食事に行こうと思いますね。
「食事に行こう。」
で、子供を連れて出て。
そうすると、-略-
すぐ、こう、寄り道するわけです。
目の前に、歩きながら、興味あるものに スーっと行くわけです。
お花が咲いていたら、お花のほうに パッと行きます。
そうすると、
ふーっと手を引いて、
レストランのほうへ引っぱって行く自分に気づいたんですね。
いわゆる、
私は、「食事に行こう」と思ったら、思った瞬間、
子供が、今そこで、せっかく道端で楽しく遊んでるのに、
「早く連れて行こう」とするんですね。
「行こう」と思った瞬間、
「早く連れて行こう。」
え、それが、時間が無くて早くするわけじゃないんです。
時間がたっぷりあるときも、同じこと、やるんです。
あの、子連れのお母さんを見てると、よくそれやってます。
「公園に行こうか」って言って、
遊ばせるために、子供と「公園に行こう」って決めます。
と、今、楽しそうに遊んでるのに、
「早くしなさい。」「早くしなさい。」
今、遊んでるんだから、そこでいいはずなのに、
早く連れて行こうとするんです。
-略-
こういうふうに、自分の考えにしばられるんです。
で、私たちは、今、
「人間である」と、ただ想ってるんです。
最初に、それ、教えられたからなんです。
で、「人間である」っていう考え方に、ただしばられてるだけなんです。
この大いなる私が、
宇宙の創造主が、
「人間である」という想いを持った瞬間に、
こんなにすべての力を失くすほどの状態になってしまうんです。
どうやってなったのか?
「人間である」と想ったからなんです。
たったそれだけなんです。
それほど、想いの力って強力なんです。
なのに、いつも自分がいろんなこと想って、
それをほったらかしてるんですね。
だから、
「自分が、今、何を想っているか?」
これだけが大切なことなんです。
それで、
「想念観察をしてください。」
そうしたら、必ず、もっと今より幸せを感じるチャンスが増えます。
津留晃一 講演会CD『 問題解決 』 より