今回の記事を書くために、
改めて、
裕子さんに、質問をし、
調べ物もしました。
その結果、
義母・山口潤子の、「このごろ思うこと」に、
知りたい情報が記されていることが、分かりました。
津留さんが、
(おそらく)2回目の、セドナ訪問をしたのが、
1996年10月でした
(「このごろ思うこと パート3」)。
いまから、
ちょうど、20年前に、なりますね。
このとき、
裕子さんは、同行して、
初めて、セドナを訪れたそうです。
このときのツアーでは、
グランドキャニオン西方にある、
「ハヴァス・フォール(Havasu Fall)」を訪れ、
そして、ネイティヴ・アメリカンの「ハヴァスパイ族」の方々と交流したことが、
裕子さんは、
最も、印象的に、記憶として残っているのだそうですが、
セドナに関して、
一番、印象的で、
一番、記憶に残っていて、
そして、
今回、セドナで、
最も、再訪したいと、思っていた所は、
「バーシング・ケイブ(Birthing Cave)」
なのだそうです。
リンク先をご覧いただくと、お分かりのように、
多くの日本人の方々も、そこを訪れているようなので、
ご存知の方も、多く、いらっしゃるのかもしれませんが、
僕は、
「セドナ = ボルテックス」
という知識ぐらいしか、ありませんでしたので、
今回の旅行の、
詳細を決めていく段階で、
裕子さんから聞くまで、知りませんでした。
裕子さんが、記憶しているところ、
および、
裕子さんと一緒に、
1996年に、セドナを訪れた方が、
「創生会レポート 1996年12月号」
(メッセージ集「在る」が記載されている号です)に、
寄稿してくださっている情報によると
(この文章は、「このごろ思うこと パート13」に載っています)、
その場所は、
津留さんたち一行を、ガイドしてくれた、
ライアンという、ネイティヴ・アメリカンの血を引く方が、
津留さんたちを、案内して、連れて行ってくれた場所です。
横方向に窪んだ、
口の開いた洞穴のような形状をしていて、
しかも、見る位置・角度によっては、
ハート型をしたように、見えます。
そこは、
ネイティヴ・アメリカンの方々にとっては、
「『母なる地球』の『子宮』」
に当たる場所なのだそうで、
まさに、
「ハート型の『子宮』」
といった体です。
そして、
ネイティヴ・アメリカンの方々は、
その地で、
「『再誕生』の儀式」
を執り行い、
「与えられ・受け取った『枠』を手放し」
「握った『ブロック』を手放し」
新たな人生を、再スタートする、
ということを、行ってきた場所なのだそうです。
つまり、
僕の親しんだ言葉でいえば、
「『浄化』の儀式の場」
といえます。
また、
ネイティヴ・アメリカンの方々にとっては、
「地球の中心への入り口」
でも、あるそうです。
そしてまた、
裕子さんの記憶では、
とにかく、
その場所からの眺めが、とても素晴らしかったそうです。
それらの話を聞いたところで、
僕も、
「ぜひ、行きたい!」
と、なりました。
その場所には、津留さんも、行ったそうなので、
「じゃあ、絶対、行こう!!」
と、なりました ^^ 。
そこで、
今回の、セドナ訪問では、
「『バーシング・ケイブ』訪問」が、
一番の、目玉イベントとなっていました。
ところが。
なにせ、20年前のことで、
しかも、
ガイドされて、くっついて行っただけで、行けた場所なので、
裕子さんには、
場所の見当が、まったく、つかない、とのことです。
しかも、
日本で調べてみたところ、
日本語の情報を調べても、
英語の情報を調べても、
「おおよそ」の情報は、
簡単に、数多く、手に入るのですが、
肝心な、「詳細」「確実」な情報については、
ビックリするくらいに、
一切、入手できませんでした。
「行き方を、詳細に記した情報は、必ず、あるはず」
と、どこかで、感じ、探しているのですが、
どうしても、たどり着き、知ることはできませんでした。
こうなると、
僕たちとしては、
「行けるならば、行く必要があるならば、
必ず、現地で、何らかの形で、
情報が手に入り、
結果、辿り着けるはず」
と、
信じ、願い、
現地での展開に、委ねるしかありませんでした。
ところが、ところが。
現地に着いても、
「バーシング・ケイブ」に関する情報は、
いっさい、流れ込んできませんでした。
その気配すら、ありませんでした。
そこで、残念ながら、
日本で手に入れることのできた情報をもとに、
いわば、「ぶっつけ本番」で、
行ってみるしかありませんでした。
手に入れていた情報は、
日本語のサイトからは、
「『ボイントンキャニオンの駐車場(Boynton Canyon Trail Parking)』
に、車を停め、
そこから、
『デッドマンズ・パス・トレイル(Deadman's Pass Trail)』という、
トレッキング道を進んで行き、道を曲がったところに、ある」
ということ、でした。
また、
英語のサイトを調べると、
さまざまなところで、
「『メスカル・トレイル(Mescal Trail)』を歩いてくと、ある」
と、出てきました。
それらから、
どうやら、
「『メスカル山(Mescal Mountain)』という山に、ある」
ということは、
間違いなさそうでした。
そこで、
まず、「ボイントンキャニオンの駐車場」に、車を停め、
そこから、「デッドマンズ・パス・トレイル」を歩き、
そして、そこから「メスカル・トレイル」に曲がり、
そして、そのルート上の、メスカル山の中を、探す
ということに、しました。
これならば、
得られていた情報、すべてが、満たされるので、
おそらくこれで、大丈夫だろうと、
楽観視している自分も、いました。
20年前とはいえ、ガイドされていたとはいえ、
裕子さんは、一度、行っていましたし、
日本語の情報は、裕子さんが、入手していて、
そして、
「たぶん、大丈夫」
と、言っていましたので、
「どうにかなるのではないか」
とも、思っていました。
「エアポートメサ(Airport Mesa)」で、
日の出を観た後、
その足で、
「バーシング・ケイブ」探索に、出かけました。
街を通り抜け、
その先にある、「ボイントンキャニオン」を目指しました。
まだ、早朝で、暑くなく、陽も低い、
絶好の、時間帯。
こどもたちも、まだまだ元気です。
僕たちは、意気揚々と、出かけました。
事前に予想していたポイントやルートは、
どれも、すぐ、簡単に、見つけられました。
まず、
「ボイントンキャニオンの駐車場」へは、
地図を見ることなく、迷うことなく、
簡単に、たどり着けました。
しかも。
この駐車場は、有料で、
チケットを購入しなければならないのですが、
そのとき、
ラッキーなことが、起こりました。
この駐車場は、
「Red Rock Pass」
と呼ばれるチケットを購入し、
駐車中は、それを、
車のフロントガラスの内側から、掲示していなくてはならない、
という、システムを採っています。
このチケットは、
駐車場にある、自動券売機で、購入するのですが、
現金では購入ができず、
クレジットカードでしか、購入ができません。
ところが、
僕らの持っている、「日本発行のカード」は、
受け付けてくれませんでした。
ちなみに、これは、
多くのガソリンスタンドの機械でも、そうでした。
この、
一見、困った状況に、遭遇したのですが、
では、なぜ、
「ラッキーなことが、起こ」った
と、言うかというと、
僕らが、チケットを購入しようとした時、
目の前で、クレジットカードで、
チケットを購入している男性が居たのです!
ガソリンスタンドでのことがあったので、
事前に、
「もしかしたら、カードを、受け付けてくれないかも」
と、思っていましたが、
案の定、
この機械も、受け付けてくれませんでした。
普通なら、途方に暮れてしまう状況ですが、
彼が居てくれたので、
そこで、彼に事情を説明すると、
快く、彼が、カードで支払いをしてくれて、
僕らは、彼に、現金を支払うことによって、
現金で、チケットを手に入れることができました。
ラッキーですよね! ^^
しかも、
周りには、人は、誰もいません。
車は、数台、停まっていはいるのですが、
人影は、見当たりません。
早朝だったこともあると思いますが、
その後、その近辺では、
結局、誰にも会いませんでした。
そんな状況で、
この展開。
とてもラッキーで、
これは、とてもよい流れだと、思いました。
この分なら、
「バーシング・ケイブ」も、
見つけられると、思いました。
ちなみに、
このチケットは、
「カセドラクロック(Cathedral Rock)」の駐車場でも、
「ベルロック(Bell Rock)」の駐車場でも、
掲示を求められるのですが、
「1日券」「1週間券」
というように、
「場所」単位ではなく、「期間」単位なので、
たとえば、
同日であれば、「1日券」1枚の購入で、
それらの駐車場、すべてに、停められます。
さらにちなみに、
「エアポートメサ」の駐車場は、無料でした。
直前に、そんな展開に遭遇し、
ますます、期待は高まり、
もう、すぐそこにあるはずと、
足取りも軽やかに、進んでいきました。
駐車場から、すぐに、
「デッドマンズ・パス・トレイル」に入ります。
10分も歩くと、
「メスカル・トレイル」に曲がる標識が、見えました。
裕子さんは、
その標識を、「ネット上で見た」と、言います。
ここで曲がって、
「メスカル・トレイル」に入っていくことで良さそうだと、
自信を深めるとともに、安心しました。
もうそこには、メスカル山が、見えていました。
もう、すっかり、
「バーシング・ケイブ」にたどり着けるものだと、思い込んでいました。
ところが ...
進めど、進めど、
「バーシング・ケイブ」らしきものが、見当たりません。
当初、見当をつけたとおりに、進めていることは、
間違いありませんでした。
でも、
進んでも、進んでも、
「バーシング・ケイブ」には、たどり着けません。
なんだかんだで、
合計、1時間近くも、歩いたでしょうか。
徐々に、陽は高くなり、気温も上がり、
そして、同行していた、こどもたちの体力と気力は、
顕著に、落ちてきていました。
そのまま進むことは、できませんでした。
実は、その途中、
2組の、マウンテンバイクに乗った人々にすれ違い、
彼らに、洞窟のようなものを見かけなかったか、
尋ねたのですが、
その答えは、2組とも、「No」でした。
そうなると、
もう、引き返さざるを、得ませんでした。
頭の中に、大きな大きな、クエスチョンマークを立てたまま、
意気揚々と、声をあげながら、やって来た道を、
意気消沈、無言で、戻っていきました。
車まで戻ったところで、
メスカル山を、反対の南側から、
メスカル・トレイルに沿って、行ってみれば、あるはず
と、思い至りました。
こどもたちは、もう、限界でしたが、
幸い、時間は、まだ早かったので、
すぐさまホテルに戻る必要は、ありませんでした。
そこで、
みんなで、車で、
メスカル・トレイルの、反対側の入り口に行き、
そこから、僕一人だけ、
トレイルを反対側から進んで、
もういちど、探してみることにしました。
僕一人でしたので、
早足で、ときにジョギングで、
トレイルを進んでいきましたが、
結局、こちら側から進んでみても、
「バーシング・ケイブ」は、見当たりません。
強行して、さらに進んでみても、
やはり、それらしきものは、いっさい、目にできず、
結局、
さきほど、元の方向から進んでいた時の、到達地点にまで、
届いてしまいました。
そこで、立ちすくんでいると、
先ほど、駐車場で、チケットを購入してくれた男性に、
偶然、再会しました。
彼は、向こうから、歩いてきました。
そこで、彼に、
「洞窟は、見かけなかった?」
と聞くと、
「いや、見なかったなぁ」
との、返事。
もう、間違いなく、
見つけられませんでした。
もう、どうにもできませんでした。
諦めざるを、得ませんでした。
道を引き返し、
みんなのところまで戻る間に、
僕個人としては、
感情的にも、素直に、諦めがつきました。
やれることは、全部やった、
納得がありました。
妻に、経過を報告し、
そして、街に戻ることにしました。
街では、
買い物や、食事などを、楽しみました。
津留さんも行ったという、
クリスタルなどの石や、スピリチュアルグッズを売っている店にも、
立ち寄りました(" Crystal Magic ")。
そこでは、念のため、店員さんに、
「バーシング・ケイブの場所は、分かりますか?」
と、聞いてはみましたが、でも、
「バーシング・ケイブ? 知らないなぁ」
とのことです。
もう、完全に、
僕たちは、行くことができないのだと、さとらされました。
そして、ホテルに戻りました。
またまた、ところが ...
すっかり、納得できたはずだった、気持ちが、
しかし、いきなり、
再び、蘇り、湧き上がってきました。
往生際の悪いことに、
「やっぱり、行きたい!」
と、こころは、叫びました。
それに、純粋に、
「じゃあ、一体、どこだったんだ?」
という、疑問も、
湧き上がってきました。
そこで、
インターネットで、
もう一度、調べてみることにしました。
検索したところでは、
検索結果として表示される内容は、
日本で調べたものと、基本的には、変わりませんでした。
新たに得られる情報は、
ありませんでした。
そこで、
「じゃあ、どこだったんだ?」
という気持ちから、
地図を、ずっと、眺めていました。
「メスカル山」にあることは、
やはり、間違いないと、思いました。
朝の捜索でも、
「バーシング・ケイブ」は、見つけられませんでしたが、
似たような雰囲気の場所は、数カ所、ありました。
そんなことから、
地図で、メスカル山を、ずっと、眺めていました。
少しずつ、場所を移動させ、
怪しいと思うところ、見た場所、見てない場所、などを、
拡大させたり、縮小させたりしながら、見ていました。
そのときです!
地図が、
突然、3D表示になりました。
メスカル山が、突如、立体的になり、
斜め横から見た姿が、現れ、
そして、
探している「凹凸(おうとつ)」、
まさに、そのものが、
目の前に、出現したのです!!
「ここだ!」
声に出して、叫んでいました。
「間違いなく、ここだ!」という場所が、
ついに、分かりました。
普段、3D表示をさせることは、していないので、
そんなことをしようという発想が、そもそも、ありませんでした。
地図を動かしているときに、
偶然、そうなるように、スワイプしたようでした。
いずれにせよ、
ついに、僕らの前に、
『確信』できる情報が、現れました。
突如、
そして、ようやく、
求めいていた情報を得られ、
そして、再度、
「行けるかも」
という気分になりました。
その日の夕方、
改めて、チャレンジしてみることにしました。
地図で見つけた場所は、
「メスカル山」で、間違いありませんでした。
ただ、
午前中、捜索した場所からすると、
「山の裏側」になりました。
「メスカル・トレイル」という、ルートへのこだわりが、
間違っていました。
僕が、英語で得た情報に、
誤解・勘違いが、あったようでした。
その場所は、
その点以外については、
やはり、整合していました。
もう、大丈夫そうでした。
今度のルートは、
「メスカル・トレイル」ではなく、
「ロングキャニオン・トレイル(Long Canyon Trail)」
というルートを、進んでいきます。
「ロングキャニオン・トレイル」の入り口には、
駐車スペースが、ありません。
そこで、
2度目に、南側から、「メスカル・トレイル」を進んだとき、
車を停めて、裕子さんやこどもたちが待っていてくれた場所、
「メスカル・トレイル」の入り口に、駐車します。
そこから、
「ロングキャニオン・トレイル」入り口まで行き、
そして、
「ロングキャニオン・トレイル」を、南側から、北へ、
進んでいきます。
「メスカル・トレイル」は、
若干の、起伏がありましたが、
このルートは、ほぼ、平坦で、
しかも、一本道。
とても歩きやすいです。
入り口から、10分弱ほど進むと、
看板の矢印表記があって、左方向に曲がるところがあります。
直進方法が開けているのですが、
そちら方向には進めないように、倒木が置いてあることと、
なにより、左折指示の標識が立っているので、
おそらく、
ほとんどの人が、迷うことなく、左に曲がるでしょう。
ところが、
なぜか、僕だけが、
いえ、僕の「身体だけ」が、
前方が、開けていたからなのか、
直進しようとしてしまい、
「はっ」となって、
立ち止まりました。
そのとき、
進行方向から、
一人の男性が、犬を連れて、やってきました、
まるで、僕を、直進させないために、現れたかのように ...
考える間もなく、
「このトレイルを進むには、そちら方向ですね?」
と、聞いていました。
男性は、
「その通りだよ」
と、答えてくれたのに続き、
親切にも、
アドバイスをしてくれました。
「でも、そのまま進むのは、よした方がいいよ。
日が暮れちゃうからね。」
「それよりも、途中で、曲がってごらん。
その山の、頂上まで行けるよ。
そこからの眺めは、いいよ。」
「あと、その、頂上へ行ける道は、
途中に、『洞窟があるよ』。
『そこも素敵だから、行ってみるといいよ。』」
「!!」
朝は、こちらから尋ねても、
誰も、洞窟のことを、知らなかったのに、
今回は、
こちらが尋ねもせずに、
洞窟(バーシング・ケイブ)に関する情報が、
やって来ました!
もう、間違いないでしょう。
彼の話を聞き、少し、身震いがしました。
彼に、
その、曲がるポイントのことを尋ねると、
「とくに、看板など無いけれど、
急に、道幅が広くなって、
進行方向左側に、倒れた木が、横たわっているから、
すぐに、分かるよ」
「ここから、5分ほどだよ」
との、ことでした。
安心して、
彼に、謝辞を述べ、別れを告げ、
逸(はや)る気持ちを抑えつつ、先に進みました。
確かに、5分ほどすると、
彼が言っていたと思われる場所に、たどり着きました。
道幅が広くなり、
左側に、倒れた木があります。
ところが、
そこには、はっきりと、看板が立っています。
しかも、なにより、
柵があることが、その場所で、一番目立つ特徴でした。
でも、
彼は、柵について、何も言っていませんでした。
少し、悩みました。
本当に、ここなのだろうか?
でも、そこで曲がり、
その先へ進むことにしました。
その先が、明るく感じられ、
さらにその奥に目をやると、
「バーシング・ケイブ」があるべき方向であると、
感じられたからです。
3D地図を、目を凝らして、よく眺めた感覚から、
この方向で合っていると、感じられました。
進むにつれ、
徐々に、確信が深まってきました。
前方上方に、
「バーシング・ケイブ」と思われるものが、
徐々に、徐々に大きく、見えてきたからです。
曲がってから、10分ほど進んだでしょうか。
ついに、
「もう、間違いない」
と、思えるところに、到着しました。
「バーシング・ケイブ」の真下に、たどり着きました。
そこからは、
最後、少し、急な上り坂になります。
でも、
距離にすれば、30mほど、
すぐに、「バーシング・ケイブ」に着きました。
本当に、不思議な感じのする、空間でした。
誰かが、意図的に、削って作ったと、
思えるほど、
見事な球体で、極めて丸く、
とても滑らかで、
赤く、
すごく「子宮」的で、「女性」的で、
また、
真ん中には、
ちょうど、人が一人が座れるほどの、くぼみがあり、
そして、
そこから、外側に目を向けると、
とても素晴らしく美しい、
セドナらしい光景が、広がっていました。
その場所は、
「あえて言えば」になる部分もあるのですが、
「時間の流れが違う」というか、
「時間が止まった感じ」というか、
囲まれた空間の中で、
少し、特異な空間には、感じられました。
「母なる大地の胎内にいる」とか、
「子宮の中にいる」とか、
というような感覚は、あまりなく、よく分かりませんでしたが、
「自分が、特別な場所にいる」という感覚は、
ありました。
それは、おそらく、
多分に、
迷い、苦労してたどり着いたから、
ということも、あるでしょう。
いずれにせよ、ようやく、
僕たちは、その場所に、やって来ました。
ついに、そこに、たどり着くことが、できました。
まず、その満足感で、いっぱいになりました。
気持ちが落ちついてから、
一人ずつ、順番に、
その窪みに上り、座ることにしました。
まず、裕子さん。
足下が、とても滑りやすく、
側面が、垂直になるところに、窪みがあり、
僕が後ろから、抱え、押し上げる感じにはなりましたが、
どうにか、上れました。
横から見ていると、
何かを祈り、念じているようでした。
つづいて、僕。
僕は、
まず、
「この場所に、来させていただけたこと」
に、感謝をし、
続けて、
「自分自身の、手放すべきものを、しっかりと、手放せるように」
「自分自身が、再誕生できるように」
「地球さんの再誕生を、お手伝いできる自分になれますように」
と、祈念しました。
こどもたちは、
結局、危なくて、上れませんでした。
その後、
ケイブの入り口に、みなで座り、
身体を休めるとともに、
その、特異な空間で、特異な時間を過ごしているという、
この、特異な体験を、
しっかりと、味わいました。
実際に、「バーシング・ケイブ」を訪れて、
気になったこと、気がついたことが、
二つ、ありました。
まず、一つは、
先の、僕たちが座った窪みですが、
その中には、亀裂があり、
そこには、
小さなネズミが、一匹、潜んでいました。
裕子さんの手助けをしている間中、
僕は、至近距離で、目が合っていました。
僕が、窪みに座っている間も、
ずっと、
その存在を、感じていました。
「だから、何?」
かは、
いまの僕には、ノーアイデアですが、
なにかを、とても象徴的に表している気がして、
ここに、書き留めました。
もう一つ。
みなで、ケイブの入り口に座っているときに、
気がついたのですが、
写真でご覧いただけるように、
そのケイブの表面は、「赤い岩」です。
ですが、
所々に、その赤い岩の表面が、はげ落ちているところがあり、
そこを注視すると、
その、下の層は、
「クリスタル」でした。
そこから、推察するところ、
このケイブは、
最表層こそ、赤い岩で出来ていますが、
でも、その、よりベースの部分は、
クリスタルで出来ているのではないか、
と、思います。
「バーシング・ケイブ」
は、
「『クリスタル』の『子宮』」
なのだと、思います。
ネイティヴ・アメリカンの方々が、儀式に使われた、
やはり、とても特別な場所なのだと、思いました。
帰り道は、
完全な、夕方でした。
夕焼け空を仰ぎ見ながら、
心地よい疲労感とともに、
家族みな、ハイテンションで、
車へと、歩いていきました、
身体全身で、満足感を味わいながら ...
さて、後日談です。
僕らが、調べても調べても、見つけられなかった、
「バーシング・ケイブ」までの、行き方を示した情報ですが、
先ほど、今回のこの記事を書くために、調べていたときに、
この ように、親切で具体的なサイトがあることを、見つけました。
行く前には、あれだけ探しても、たどり着けなかったのに、
今になって、こんなに簡単に、すぐ、見つけられるなんて!!
僕たちは、
よほど、苦労して、迷いながら、
たどり着く必要が、あったのでしょうか?
裕子さんと二人で、笑ってしまいました ^^ 。
そんな落ちまで、
帰国後に、待っていましたが、
次稿では、
「バーシング・ケイブ」への行き方」
を、まとめたいと思います。