2017年4月4日火曜日

2017ハワイ旅行11 ハワイ島6 天然の水槽 カポホ・タイドプール( Kapoho Tide Pools )


 ハワイ島での、第1泊を終え、
 ハワイ島で迎えた、はじめての朝。
 
 僕たちが泊まった、場所、
 ハワイ島のプナ( Puna )地区は、
 
 ハワイ島の、北東部分に位置し、
 
 北東方向から吹き付ける、貿易風の影響で、
 海からの風、海からの雲が、
 常に、流れて来ていました。
 
 この日の朝も、
 絶え間なく、雲が流れ着き、
 
 陽ざしは、
 降ったり、降らなかったり、を繰り返し、
 
 そのたびに、
 緑の濃さが、色が、
 ひっきりなしに、変わっていました。
 
 
 湿度は、
 この地区では、少し、感じられますが、
 
 絶え間なく吹く、
 穏やかな風の影響と、
 
 「初夏」くらいの、
 気温の影響とで、
 
 不快な感じは、
 まったく、受けません。
 
 
 ちなみに、
  「『常夏』の楽園、ハワイ」
 と、
 形容されることの多い、ハワイですが、
 
 気温的には、
  「『常初夏』の楽園、ハワイ」
 の方が、
 より正確、
 
 という文章を、
 目にしたことがあります。
 
 僕が体験したのが、
 ハワイの冬だった、ということも、
 多分に、あるとは、思いますが、
 
 僕も、
 『常初夏』というのは、
 とても適した表現だと、感じました。
 
 
 そして、
 もう一つ、「ちなみに」。
 
 ちなみに、
 湿度が、少々ある、
 この、プナ地区ですが、
 
 ところが、
 僕たちが泊まった宿にしても、
 
 その他の、
 僕たちが訪れた場所にしても、
 
 蚊が、
 いませんでした。
 
 そのことを、
 宿のオーナーにも、
 質問・確認したのですが、
 
 やはり、
 ほとんど、いないのだそうです。
 
 要因としては、
 基本的には、
 溶岩の上に、薄い土の層がある、地域なので、
 
 水はけが、とても良くて、
 「水溜り」というものが、あまり無く、
 
 それゆえに、
 あまり、蚊がいないのではないか、
 とのことでした。
 
 僕の推測とも、一致していたので、
 おそらく、そうなのだと思います。
 
 これまでに、
 何度も、書きましたとおり、
 (たとえば、過去記事『 蚊、再び 』)
 蚊が、大嫌いの、僕としては、
 
 ますます、
  「常初夏の『楽園』、ハワイ」
 という表現が、
 ピッタリに、感じられました。
 
 
 なお、
 さらにさらに、「ちなみに」に、なりますが、
 
 ハワイ島では(ハワイでは)、
 先の、アカカ滝 で、一度、
 この後の、ナアレフで、一度、
 
 計二度、
 蚊に刺されました ^^; 。
 
 どちらも、
 さほど、痒くなく、
 腫れ上がったりも、しなかったので、
 
 日本人には、
 ある程度、耐性があるというか、
 馴染みがあるというか、
 そういう種類の、蚊なのだと思いました。
 
 
 さあ、
 ハワイ島で迎えた、最初の朝。
 
 やはり、ラナイ(ベランダ)に出て、
 ハワイの空気を、風を、
 全身で、感じながら、
 
 採りたて・絞りたての、
 フレッシュ・オレンジジュースを、飲みながら、
 
 フルーツや、サラダ、パンで、
 朝食を済ませました。
 
 短パンに、半袖シャツで、
 身体全体で、ハワイ島の空気に浸り、
 
 身体の内側に、
 ハワイ島で採れたものを、いただき、
 
  「憧れの、ハワイ島に、来た」
 感が、
 じわりと、高まり、深まるのを、
 身体に、許していました。
 
 
 前日の移動が、観光が、少々、密で、
 遅くまで、寝ていたことと、
 
 今朝も、ゆったりと、過ごしたこととで、
 
 すでに、
 時刻は、10時近くに、なっていました。
 
 今回の旅行では、特に、
 すべてが、ゆっくりの行動に、なりました。
 
 「旅行」って、
 事前に、頭で、考え・計画したよりも、
 必ず、時間がかかりますね。
 
  「楽しい時間は、早く過ぎる」
 から、だし、
  「想定していなかったハプニングが、起きがち」
 だから、だし、
  「行ってはじめて、知ること・知る場所がある」
 から、だし、
  「旅先では、どんなことも、興味深い」
 から、だし、
 
 とにかく、
 ポイントを絞ること、
 優先順位をしっかり、付けておくこと、
 そんなことが、重要だと、
 改めて、思いました。
 
 
 で、
 その日の、午前中。
 
 「優先順位」としても、トップに入れていた、
 「ハワイ島の海で、泳ぐこと」を、
 まず、することにしました。
 
 この、プナ地区は、
 若いハワイ島の中でも、
 さらに、若く新しい地域の一つなので、
 
 ビーチは、
 「サンゴの白砂」では、ありません。
 
 溶岩が、固まったまま、か、
 その溶岩が砕けた、「黒砂( Black sand )」か、
 どちらか、です。
 
 その点は、
 いわゆる「楽園」とは、少し、イメージが違うかも。
 
 この、「『いわゆる』との相違」は、
 この地区に暮らす、ヤナさんの、本、
 『 ヤナの森の生活 』にも、
 話のポイントとして、出てくる、話題です。
 
 でも、
 その、ヤナさんをはじめ、
 多くの人々が、
 
 『地上の楽園』を体現すべく、
 積極的に、「肩の力を抜いた、ナチュラルな暮らし」を、
 実践されている場所で ^^ 、
 
 そういう空気・雰囲気に満ちた、
 とてもユニークな場所です。
 
 そんな『楽園』において、
 事前に調べた中でも、
 宿のオーナーに推薦された中でも、
 最も、美しそうな海に、行くことにしました。
 
 
 カポホ・タイドプール( Kapoho Tide Pools )は、
 その名のとおり、
 カポホという場所にある、
 タイドプール、「潮溜まり」です。
 
 波・潮の影響で、
 削られ、抉(えぐ)られた、溶岩の海岸が、
 プールのように、なっていて、
 
 そのおかげで、
 その中では、
 外洋の波を、大きく受けること無く、
 ゆっくり、安心して、泳ぐことができます。


 
 しかも、
 おそらく、この、冬の時期だったからでしょうが、
 
 海の水は、決して、暖かくはなく、
 けっこう、冷たいのですが、
 
 陽の光に照らされて、
 潮溜まりの水は、少しですが、温められています。
 
 子どもと一緒の、僕たちにとっては、
 泳ぐには、絶好の場所でした。
 
 ただ、そのおかげで、
 塩分は、すこし、濃くなっていました。
 
 
 また、
 小魚たちにとっても、
 大きな捕食魚から、逃れて、
 安心して、暮らせる、『楽園』なのでしょう、
 
 数多くの、種類多くの、
 熱帯魚たちが、たくさん、泳いでいました。
 
 まさに、
 「天然の、熱帯魚の水槽」といった、体で、
 
 その中で、魚たちと一緒に泳いでいると、
 「水中の『楽園』」だ、と、
 感じました。
 
 水は、
 「イメージどおり」の、
 透き通った、透明な、水です。
 
 「ハワイ」とはいえ、
 場所や、時期や、天候によって、
 いつでも、どこでも、
 「どこまでも、透明な水」とは、いかないようですが、
 
 ここは、まさに、イメージどおりの、
 透き通った、煌(きら)めく、水でした。

(上空からの様子)

 耐水性のカメラは、持ち合わせていた無かったので、
 手持ちの写真には、
 水中の様子を撮ったものが、ないのですが、
 
 下のリンク先の、そのページにある写真は、
 まさに、
 僕たちが、見たままの、体験したままの、感じです!
 
 そこで、僕たちは、
 ハワイで、一番の、
 最高の、海水浴を楽しみました。
 
 " Snorkeling Kapoho Tide Pools "
 
 ちなみに、
 この、リンク先のページでは、
 カポホ・タイドプールのことを、
  " Amazing Spot But Hard To Find " (素晴らしいけど、見つけ辛い)
 と、書いていますが、
 
 そんなことはないので、
 ご安心を ^^ 。
 
 
 カラパナ・カポホ・ロード( Kalapana Kapoho Road )と呼ばれる、
 ハワイ州道137号線を、
 南(カラパナ方面)から、北(カポホ方面)に進み、
 
 アハラヌイ( Ahalanui )を越えて、さらに進むと
 急に、樹々な無くなり、溶岩だらけになります。
 
 1960年の1月13日。
 
 人々が生活し、畑だった、この土地から、
 突如、噴火が起き、溶岩が流出しました。
 
 同年2月19日までの、約1ヶ月の間、
 それが、続きました。
 
 そのときの、流れ出た、溶岩です。
 
 わずか、57年前の、その、噴火の様子は、
 カラー映像で、記録されています。
 
 その様子を見ると、
 「ハワイ島」という場所が、
 「ハワイ島での暮らし」というものが、
 より、分かる気がしました。
 
 ご興味があれば、
 動画サイトで、検索なさってみてください。
 
 
 その、溶岩だらけの一帯を抜け、
 また、道の両サイドに、樹々が生えてきたら、
 
 すぐに、右側(東)に、道が現れます。
 " Kapoho Kai Street " です。
 
 その道に、入ってください。
 
 1kmほど進むと、
 無人ですが、ゲートが現れます。
 
 その先は、
 " Kapoho Vacationland " という、
 住宅地になっていて、
 
 本来は、
 そこの住人の方しか、先に進めません。
 
 ですが、
 そちらの方々のご好意で、ゲートが開放されていて、
 われわれ一般の人達も、
 タイドプールに、行くことができるようになっています。
 
 でも、
 車は、ここまで。
 
 ゲートの手前、道の横に、
 車を駐車してください。
 
 また、そのゲートで、
 " donation " (寄付)として、
 3ドル、支払ってください。
 
 あくまでも、「寄付」ですので、
 払うか払わないかは、
 本人次第です。
 
 ただ、
 「私有地」を、開放してくださっていて、
 
 徒歩とはいえ、
 そこを、通らせてもらいますので、
 その辺りを、ご勘案ください。
 
 
 車を停め、
 必要な荷物を持って、
 そこから、500m弱、道なりに進みます。
 
 道は、ナチュラルに、右に曲がっています。
 
 しばらくすると、行き止まり。
 そこを、左折、東方向に曲がります。
 
 そこには、看板も出ています。
 
 そのまま、
 さらに、150mほど進むと、
 海に出ます。
 
 そこに、タイドプールがあります。
 
 
 もう、とにかく、
 水が、きれいで、
 波に流されることも無く、安心して泳げて、
 魚たちが、とにかく、いっぱいです。
 
 人に、恐怖心が無いのでしょう、
 指先、10cmほどのところで、
 無心に、藻をついばむ、
 100匹超の、魚たちの群れに、
 大興奮しました!
 
 あぁ、もう一回、泳ぎたい!!
 
 
 元気な子どもたちは、
 終始、楽しげに泳いでいましたが、
 
 ただ、僕は、
 しばらく泳いでいると、寒くなってきました。
 
 また、裕子さんは、
 足をつけただけで、
 「寒いから、泳がない」と、言っていました。
 
 もし、行かれる方は、
 寒さ対策も、ご考慮されることを、お薦めします。
 
 でも、先に泳いでいた僕の、
  「でも、泳がないと、一生、後悔するよ。
   それくらい、素晴らしいよ!」
 の声に、
 
 意を決し、入水した裕子さんも、
 その後は、
 とても楽しそうに、とても満足げに、
 泳いでいました。
 
 
 しばらく、みなで、楽しく、大興奮で、
 泳いでいた後、
 突如、「それ」は、起こりました。
 
 まず、
 やはり、ハワイらしく、プナ地区らしく、
 風が、止めどなく、吹いていました。
 
 その風に煽(あお)られて、
 娘が使っていた浮き輪が、流されてしまいました。
 
 海水浴中は、
 風にも、どうぞご注意ください。
 
 
 そして、それを、
 みなで追いかけながら、移動しているときに、
 
 浅瀬に出た、息子が、
 立ち上がろうとして、
 足を滑らせてしまいました。
 
 砂浜ではなく、
 溶岩の上なので、
 普通の海水浴とは、
 まったく事情が違います。
 
 しかも、
 すべった足の、膝が、
 一瞬、溶岩に、触れてしまいました。
 
 すると、
 スパッと、皮膚が切れて、
 パカッと、傷口ができてしまいました。
 
 みなさんも、
 くれぐれも、ご注意ください。
 
 
 幸い、
 極めて鋭利に、切れたので、
 出血も少なく、
 手で押さえていれば、血が止まります。
 
 本人も、
 それほどの、強い痛みは、無いようでした。
 
 ただ、
 傷口は、パックリと、開いています。
 
 裕子さんと二人で、
 記憶していた、保険の内容を、確認し合い、
 
 まずは、病院に行こうと、
 急ぎ、海から、上がりました。
 
 
 僕が、車を取りに戻り、
 緊急事態なので、
 ゲートの中にも、入らせてもらって、
 タイドプール近くまで、迎えに戻りました。
 
 息子たちを、車に乗せ、
 荷物を、車に積み上げている時、
 
 横に植わっている、樹に、
 目が行きました。
 
 ノニでした。

(写真は、別の場所で撮った、ノニの、葉と花と実)

 そのとき、
 先の、『ヤナの森の生活』の中の、
 一節が、思い出されました。
 
 ヤナさんの、息子さんが、
 指がちぎれるような、大怪我をされたとき、
 
 周りの人々が、
 病院に行くことを薦める中、
 
 ノニの葉を巻いて、固定しておくことで、
 しばらくして、治ったのだそうです。
 
 ナチュラルな暮らしをされている、
 その子どもの、治癒力ゆえ、
 かも、しれませんが、
 
 その、思い出した逸話を、
 裕子さんに、話しました。
 
 裕子さんも、その話を思い出し、
 そして、ピンと来たところがあるらしく、
 
 方針転換、
 新鮮な、ノニの葉っぱを、
 一枚、その樹から頂戴して、
 
 すぐさま、
 息子の傷口に、貼付けました。
 
 
 僕の車を待っている間、
 ネットで、いくつかのことを、検索し、
 何度か、これまでにもしたことのある
 「湿潤療法」を、改めて調べて、
 
 その方針と、
 ノニの葉の効用とが、
 合致したようでした。
 
 病院行きは止め、
 急ぎ、宿に戻り、
 ノニの葉の上から、
 ラップを巻きました。
 
 その後、
 適した、粘着バンドを見つけ、
 ラップは、それに換え、

 ノニの葉も、
 その後は、省略しましたが、
 
 ハワイ島滞在中は、
 ずっと、それだけで、過ごしました。
 
 
 結果、
 この対処は、上手く行き、
 
 日本帰国後に、
 一度、医師に、
 簡単な処置をしてもらいましたが、
 
 おかげさまで、
 傷口も、綺麗に塞がり、
 すんなりと、治癒しました。
 
 とても、安心しました。
 
 
 この、
 息子の、
 「ハワイ島の海での怪我」に関しては、
 
 怪我当初、
 さまざまな「想い」が浮かび、
 さまざまな「ブロック」を、見つめさせられました。
 
  「ハワイ島到着早々、最初の海で、怪我をするなんて、
   ハワイ島に、ハワイ島の海に、拒否されているのではないだろうか?」
  「それは、われわれの『精神性』『レベル』が、低いからではないか?」
  「ということは、そもそも、来ては、いけなかったのではないか?」
  
  「病院に行ったら、いったい、いくら掛かるのか?」
  「本当に、ちゃんと、保険でカバーできるだろうか?」
  「緊急に帰国しなければ行けないなんてことに、ならないだろうか?」
  「そうなったら、『経済的』にも、『世間体的』にも、
   たいへんなことに、ならないだろうか?」
 
 とめどなく、浮かび上がってくる『恐れ』は、
 そのときの、僕の場合は、
 主として、先の二つ、
 
  『スピリチュアル的に、自分のレベルが、ダメなのではないか?』
 という、
 「『スピリチュアル的な、精神的な、レベルの、高低』というブロック」
 と、
 
 「『経済的』『金銭的』なブロック」
 に、
 
 集約されていました。











2017年4月3日月曜日

2017ハワイ旅行10 ハワイ島5 はじめての「バケーション・レンタル」


 今回の旅行では、
 はじめて、
 「バケーション・レンタル( Vacation Rental )」を、
 利用しました。
 
 
 「バケーション・レンタル」とは、
 日本では、あまり、聞きなじみの無い言葉ですね。
 
 日本語として、使われている用語だと、
 「貸別荘」が、近いのかもしれませんが、
 
  オーナーが、部屋・家などを使用しない期間、
  当該物件を、第三者へ貸出する、レンタルサービスのこと
 
 と、ネットを検索すると、出てきます。
 
  別荘として所有している家を、
  自分が使わない間、貸し出す
 
 というのが、
 もっとも典型的なもの、
 の、ようですが、
 
 一軒家にせよ、部屋にせよ、
 それらを、自分が使っていない期間、
 他人に、貸しに出す、
 
 という仕組みで、
 
 欧米では、ごく一般的、
 らしいです。
 
 
 その「用語」からは、
 僕は、
 
 ホテルや、モーテル、B&Bのような、
 「プロ」の、「専業」の、宿泊施設、
 ではなくて、
 
 「素人」の人が、「空いている時だけ」、
 「貸し出す」施設、
 というところに、
 その、特徴と共通点を、感じたのですが、
 
 ただ、
 いろいろと、サイトでの情報を見てみると、
 
 いろいろと、多数の物件を持っていて、
 「専業」で、「商売」として、
 されていると思われる方が、
 結構、見受けられたり、
 
 貸し出し専用に、物件を持っていて、
 ご自分は、近くか、同じ敷地に居て、
 その維持管理を、ご自分でされている方もいたり、して、
 
 そんな場合には、
 とくに、B&Bというものとの差異が、感じられない
 (「朝食( Breakfast )」が出ない、のは、大きく違いますが)、
 そんな感じも、受けました。
 
 なので、日本語で言うと、
 「貸別荘」という物件も、見受けられますが、
 「民宿」といった感じの物件も、多く、見られるようです。
 
 
 さて、
 僕たちが、今回、
 ハワイ島で、お借りして、お世話になった、
 バケーション・レンタルは、
 
 正に、後者の、
 「民宿」、といった感じで、
 
 オーナーは、
 同じ敷地に、常に居て、
 ご自分で、管理運営をされているタイプでした。
 
 また、
 『食事』こそ、出ないものの、
 
 借りた部屋の、リビングには、
 フルーツが、山盛りに、用意されていて、
 
 冷蔵庫には、
 パンや、バター、ミルク、
 さらには、ビールも、準備されていて、
 
 おまけに、
 エスプレッソ・メーカーと、
 それ専用のポッドも、びっしりと、置かれていて、
 
 それらは、すべて、
  「自由に食べてね」
 との、ことでした。
 
 さらにさらに、
 加えて、
 毎朝、庭でとれたオレンジを絞った、
 絞りたてのオレンジジュースを、
 ピッチャー一杯、持ってきてくださって、
 
 それが、
 もう、最高に、美味しかったです!
 
 そうなると、
 もう、実質的に、
 「朝食付きの民宿」ですね ^^ 。
 
 
 僕たちが、
 今回、お借りした部屋は、
 
 建物としても、
 貸し主さんと、同じ、建物で、
 
 2階に、貸し主さんが住んでいる、
 その、1階部分の、
 
 2ベッドルーム、
 キッチンとリビング、
 シャワーと洗面所、
 それに、大きなラナイ(バルコニー)、
 
 というものでした。
 
 
 そこは、
 敷地が、2エーカー、
 約2,400坪もあって、
 
 広々とした、
 芝生の庭を、大胆に、とっていて、
 
 リゾート感を感じられる、
 リラックスできる、空間でした。


 
 しかも、
 丘の上にあるので、
 
 作物を作るなどの、
 有効利用をするには、
 向かないのかも、しれませんが、
 
 でも、そのおかげで、
 海まで、少々距離があるのに、
 1階からも、海面が見下ろせました。


 
 
 ヤシや、バナナ、
 オレンジや、レモン、アボカドなど、
 樹々も、多数、植えられていて、
 
 さほど、深くはないようでしたが、
 しっかりと、「土」のある土地のようでした。
 
 溶岩があふれ出し、
 日々、新たな大地が作られている、
 誕生間もない島、ハワイ島では、
 
 「土」が有るか無いか、
 「土」が深いか浅いか、
 が、
 土地の価値としては、
 とても重要なようでした。
 
 
 朝は、全日、
 残念ながら、雲が多かったのですが、
 
 ですが、
 毎朝、ラナイに出て、
 
 そこで、絞りたてのオレンジジュース片手に、
 フルーツや、サラダや、パンを、
 朝食にいただきました。
 
 気温も、暑くなく、寒くなく、
 湿気も、さほど感じられず、
 心地よい風が、常に流れていて、
 静かで、
 
 とてもリラックスした、
 かつ、プライベート感も確保された、
 
 とても素晴らしい時間を、
 ここで、過ごすことができました。


 
 いま、思い出しても、
 もっとも良い思い出の一つで、
 もう一度体験したいことの、筆頭の一つです。
 
 
 この、バケーション・レンタルを出た後は、
 島の反対側で、2泊、しましたが、
 
 そこでは、
 ホテルに泊まりましたので、
 
 僕たちは、今回、ハワイ島では、
 ここでしか、利用していないのですが、
 
 その、限られた経験ではあっても、
 バケーション・レンタルを、満喫できました。
 
 興味がある方には、
 お薦めのシステムです。













2017年4月1日土曜日

2017ハワイ旅行9 ハワイ島4 オノメア湾( Onomea Bay )、ヒロ( Hilo )、アイランド・ナチュラルズ( Island Naturals )


 光り輝く「アカカ滝」を目にした後、
 僕たちは、
 さらに、先に進み、
 その日の宿を、目指しました。
 
 アカカ滝から、ホノムまで戻り、
 そこから、
 主要道まで戻った後に、
 
 その道を、
 さらに「南東」方向に、進みました。
 
 その後には、
 その道を、そのまま、進み続けても良かったのですが、
 
 事前に得ていた情報によって、
 途中で、その道から、海方向(真東)に入り、
 
 その道よりも、一本、
 海側の道を、通ることにしました。
 
 海沿いの、旧道で、
 " Scenic Drive " (眺めの良い道)と、表記されていました。
 
 
 「旧道」らしく、
 路面も悪いし、曲がりくねっているし、
 なにより、路幅がせまく、
 運転しづらいみちでした。
 
 対向車があると、
 どちらかが、止まらないと行けない場所も、
 何箇所も、ありました。
 
 しかし、そのおかげで、
 ゆっくりと進まざるを得ず、
 運転者の僕も、周りの景色を見ることができました。
 
 その辺りは、
 ハワイ島の中で、
 もっとも、緑が濃く、植物が生い茂り、
 植物たちに、勢いを感じる場所でした。
 
 道路の上方にも、
 樹が、樹に絡まった蔦(つた)が、
 垂れ下がり、覆うように被さったりしていました。
 
 ここには、
 「ハワイ熱帯植物園( Hawaii Tropical Botanical Garden )」
 があり、
 宿の人からも、事前に、お薦めされていたのですが、
 
 そのときには、閉園時間も過ぎていたし、
 今回は、パスしました。
 
 ただ、
 「熱帯植物園」がある場所に相応しく、
 樹々が、草木が、生い茂っていて、
 
 ハワイ島の中では、
 ちょっと、独特な雰囲気の場所でした。
 
 大地が生まれたての、
 溶岩だらけの、ハワイ島にあって、
 
 ハワイ諸島の中では、
 誕生から、年月が経ち、雨も豊富で、
 緑が最も濃い「カウアイ島」的な雰囲気を、感じました。
 
 近くの海の、潮の香りも、
 濃く濃く、漂っていました。
 
 
 大きく道が、海側に曲がったところで、
 突然、
 路上駐車した車が、数台、目の前に現れて、
 それらに、前方を邪魔されて、ブレーキを踏ざるを得なくなりました。
 
 対向車が来ていたら、あぶないところでした。
 何事も無く済んで、少しホッとして、
 周りを見ました。
 
 そこからは、
 このような光景が、目に入りました。
 
 オノメア湾( Onomea Bay )という名の、
 海でした。



 
 車は、
 ここで、サーフィンをしている、サーファーや、
 この場所で、散歩をしている人々のものと、思われました。
 
 もうすでに、夕方を過ぎ、
 薄暗くて、海の綺麗さまでは、確認できませんでしたが、
 トロピカルな雰囲気で、ゆったりとした感じで、
 とても素敵そうに、感じました。
 
 日本に帰国後に、裕子さんが購入した、
 ウィリアム・レーネン著『パワースポット in ハワイ島』では、
 
 レーネンさんが、この場所を、
 「パワフルな癒しのエネルギーに満ちている」場所として、
 特別に、お薦めされています
 
 (レーネンさんは、同時に、
  この場所も、1946年の津波の影響が残っていることも、
  併記されています)。
 
 つぎに、ハワイ島を訪れる機会があれば、
 ここは、少しゆっくり、見て回ってみたいと思いました。
 

 オノメア湾を過ぎると、
 旧道も終わり、
 主要道と合流し、
 
 そこからは、
 いよいよ、ヒロ( Hilo )の町が、
 目の前に、見えました。
 
 ヒロは、
 ハワイ島最大の町で、
 
 ハワイ州の中でも、
 ホノルルに次ぐ、第二の町で、
 
 日系移民の方々によって、
 発展を遂げた町だそうです。
 
 この町は、
 戦後だけでも、5回も、津波に襲われていて、
 
 前回から、話の出ている、
 ちょうど、71年前の、今日、
 1946年4月1日の、津波と、
 
 1960年の、チリ地震での、津波と、は、
 特に、被害も大きく、
 犠牲者も出たそうです。
 
 その様子を伝える、
 「津波博物館( Pacific Tsunami Museum )」も、あります。
 
 また、
 「ハワイの『食』と言えば」、スパムおにぎりと、ロコモコ、
 の、ロコモコの、発祥の地です。
 
 その町に、
 日も落ちて、少し薄暗くなってから、
 到着しました。
 
 
 これから、4泊、
 この町から、車で30分強の場所に、泊まるので、
 
 この町の、
 町探索や、観光は、
 日を改めて。
 
 今日は、
 夕飯の買い物だけ、急いで、して、
 
 宿に、向かいましょう。
 
 
 買い物は、
 アイランド・ナチュラルズ( Island Naturals )ヒロ店で。
 
 オーガニックの食材を扱う、
 スーパーマーケットです。
 
 店舗は、
 ハワイ島にだけ、3店舗あり、
 
 結局、
 僕たちは、全店舗、利用しましたが、
 
 この、ヒロ店が、
 もっとも、品数が多く、種類なども豊富でした。
 
 前回の、アメリカ旅行でも、
 ホールフーズや、ベリーヴェイルグッドアースなど、
 オーガニック系スーパーを、利用しましたが、
 
 それらとの比較では、
 アイランド・ナチュラルズは、
 
 ホールフーズのように、大手の、大規模のものではなく、
 ベリーヴェイルほど、小さくはなく、もう少し、スーパー感があり、
 グッドアースのようには、洗練されていなくて、
 
 とてもナチュラルで、親しみ易く、
 しかし、ある程度の品揃えもあって、
 デリも美味しくて、
 「ちょうど良い」「地元のスーパー」といった感じでした。
 
 僕たちは、
 まず、今日の夕食にする食材や、お惣菜、果物などを買い、
 
 あとは、おみやげになりそうなものを下調べしたり、
 お店の中を、見て回ったりしました。
 
 おみやげとして、狙っていた、
 ハワイ(島)のハチミツは、
 
 期待どおり、期待以上に、
 いっぱい、取り揃えられていました。


 
 
 買い物を済ますと、
 もう、すっかり、日が暮れて、
 暗くなっていました。
 
 これから、
 初めての町を訪ね、
 初めての宿を探すのに、
 大丈夫でしょうか?
 
 そのときは、
 ハワイ島に来ていた興奮と、
 あとは、事前に、しっかり調べた自信から、
 不安は、感じていませんでした。
 
 
 宿の場所は、
 ヒロから、車で30分ほどの、
 パホア( Pahoa )という町から、
 また、車で、5分ほど離れた場所。
 
 パホアまでは、主要道を、道なりなので、
 すんなりと、たどり着けましたが、
 
 そこから、先、
 宿の前の道へと入っていく、
 その曲がり角が、
 
 まっくらで、当然ながら、街灯もなく、
 一度、見落とし、通り過ぎ、
 戻ってきてから、発見。
 
 ところが、
 その道に入ると、
 10mも進まないうちに、
 その道が、未舗装になってしまいます。
 
  「あれ?」
  「GoogleMap のストリートビューで見たとき、
   宿の目の前は、舗装道路だったけど?」
 
 訳が分からず、
 でも、道の名前は、合っているので、
 とにかく、そのまま、進みます。
 
 あぁ、4WDを借りたことが、
 こんなに早く、役立つなんて!
 
 真っ暗なこともありますので、
 とにかく、とにかく、ゆっくり、慎重に。
 
 どうにか、進み続けると、
 あろうことか、今度は、
 その道自体が、行き止まり。
 
 直進方向に、道が、続いていません。
 
 その道の、その先に、宿が、あるはずなのに、
 道そのものが、無くなっています ...
 
 ここに来て、
 さらに、訳が分からず、
 困り果てて、車を停めました。
 
 
 どうしたものか、途方に暮れましたが、
 そこで、ひとつ、希望がありました。
 
 目の前の、続いているはずの、道があるべき場所には、
 家が一軒、建っているのですが、
 
 その家の、ゲートが、開けられています。
 おそらく、
 車が出てくるところか、入っていったところか、
 いずれにせよ、人が近くに居る可能性があります。
 
 家の玄関にも、明かりがついています。
 
 そこで、
 少しだけ、様子を見ることにして、
 とりあえず、手元の地図を、改めて、確認していました。
 
 すると、
 案の定、男性が、現れ、
 ゲートを閉めようとしています。
 
 どうやら、
 僕らが来る直前に、
 車で、家に着いたのでしょう。
 
  「ラッキー!」
 
 僕は、
 すかさず、車を降りて、
 彼に、尋ねました。
 
  「すみません、
   この道は○○という名前ですよね?
   でも、ここで、道が無くなってるんですけど ... 」
 
 地図を見せながら、そう、尋ねると、
 
  「あぁ、そうだよ、○○だよ。
   道は、ここで、中断しているだけで、
   この先も、続いているよ。
   ここで曲がって、いったん回れば、
   この先に、出られるよ」
 
 なぁんだ、そうだったんだ。
 一安心で、少し、回り道をすると、
 舗装道路を経て、
 無事に、宿に着けました。
 
 時間は、午後の8時過ぎ。
 少々、遅くはなってしまいましたが、
 どうにか、たどり着けて、ホッとしました。
 
 やはり、初めての場所には、
 もう少し、早めに着くようにしたほうが、いいですね。
 
 
 宿では、
 すぐに、ホストの方が、出てきてくれて、
 簡単なご挨拶ができ、
 
 また、滞在中の注意点などを、教えてくれました。
 
 宿の話は、
 次回にしましょう。
 
 今日は、朝から、一日、移動で、
 日本を出てから、2日以上、移動が続いています。
 
 今晩は、とにかく、食事にして、
 シャワーを浴びて、寝ましょう。
 
 屋外の、ラナイにある、テーブルで、
 野菜もりもりのサラダと、フルーツ中心の、
 さっぱりとした夕飯を食べていると、


 
 さっそく、
 ハワイ名物の、緑色のゲッコー( Gecko ;ヤモリ)が、
 僕たちを、偵察にやって来ました。