普段、ジョギングや散歩に使う道は、南北に一直線の道です。
いつも、行きは北に、帰りは南に進むので、
北風が強いときには、往路はずっと向かい風、復路はずっと追い風になります。
今朝のジョギングは、まさにそんな状況でした。
あまりに強い北風に、行きは、
「どれだけ前傾しても倒れないか」と、
「一歩がどれだけ風に押し返されて短くなるか」を、
ただ、自然と、楽しんでいました。
帰り道は、普段よりも上に跳ねるようにして、
「どれだけ前に押し流されるか」を楽しみました。
今朝、僕は、自然と、往路も復路も楽しんだのですが、
考えてみれば、これ、「ポジティヴ・シンキング」と同じですね。
津留さんが言っていたように、
どんな物事にも、プラス面とマイナス面を見つけ出すことができます。
そして、解釈によって、常にプラス面を見出すことが、
ポジティヴ・シンキングですね。
ただ、津留さんが続けて言っていたのは、
プラスを生めば、必ず、マイナスを生む。
プラスの解釈をすれば、必ず、同じ基準によって、マイナスの解釈を生み出す。
ということです。
何かの考え・基準を持てば、必ず、プラスとマイナスの両方を生み出す。
そして、考え・基準を持たなければ、手放せば、
ただそこには客観的な現象があるだけだということ。
今朝、そこにあったのは、ただ、「風が強い」という状況でした。
それを「楽しむ・苦しむ」のも、「いい・悪い」と解釈するのも、
すべて、自分の中の考え・基準・条件を通してです。
そして、もちろん、何も考え・基準を持ち出さず、
ただ、その風の強い状況を体験する、ということもできます。
それらを決めているのは、すべて、自分です。
自分の内側であり、外的な状況ではない、ということです。
「どうすべきか」の話ではありません。
それを決めるのは、個人の選択です。
ただ、そのようになるのは法則だ、ということです。
今朝の強い北風に、そんな津留さんの言っていたことを思い出しました。