2013年10月9日水曜日

明日することが自然に

 (「 自分に気づく 」の続きです)

 今、呼吸に意識を向けてください。
 呼吸に意識を向けたら、
 自分が今、息を吐いているのか、吸っているのか、
 どちらかですよね? ね?
 それ、すぐ分かるでしょ?

 それを、絶対に忘れないんです。
 自分が今、吐いてるのか、吸ってるのか。

 起きてる時間のすべて、それに気づいていられるようになれば、
 もう、悟った人になるんです。
 簡単なんです。

 言うのは簡単ですね。
 後は、できるかできないか。

 これがまた、まず、私もやりましたけど、
 3年以上かかりましたね(笑)

 で、ふぅー っと反応した時には、
 反応心の中に埋没しちゃってるわけなんです、もう。
 その時には、思考がもう、グルグルグルグル回ってます。

 それからすぐ出る、という努力。
 まず気づく。

 どうするかっていうと、呼吸に意識を向ける。
 この努力を四六時中すれば、必ず自然に変わってきます。-略-

 そうしたら、え~自然に、
 明日することが自然に、ポンポンッ と。
 呼吸を見張ってたら、内側から行動要求がポンッと来るわけです。

 必ず来ます。
 内側から。
 未来の自分から。
 次は何をするか、もう決まってるわけですから。
 未来の自分からポンッと行動指図(さしず)が来るわけです。

 行動指図っていうより、
 「したい」っていう、
 「ああ、これしよう」っていう想いですね。

 強い欲求じゃあないんです。
 してもしなくてもいいんです、私たちは。
 ただ、こうしようっていう想いが、ポンって来ます。

 で、それがパッとできればいいんです。
 パッと来たものを、パッとする。
 そうするといつの間にか、
 「あっ、これが、私、したかったことだ」って、後から気づきます。

 そして、その仕事、ずっと続けた方がいいのかどうかとか、
 それが自然に起きてきます。

 続けているかもしれないし。
 え~、昇進の仕事、
 引き受けてるかも知れないし、引き受けてないかもしれませんね。

 で、その時、本当に、分かりますよ。
  「あっ、ごめんなさい。お断りします。」
 ポッ と口から出てきますから、ほっといても。
  「あ、ありがとうございます。やらせていただきます。」
 って、口から出てきます。

 それで分かります。
  「へぇ~、あ、オレ、これやるのかぁ」
 言葉が出てきますから。
 いつも観察してたら分かります。
  「あぁ、そうか」

-「じゃあ、あんまり頭でゴチャゴチャ考えないほうがいいんですね?」

 考えてかまわないけど、考えても、何一つ生産されないんです。
 生産されると思い込んでるんですね。
 意外な答えでしょ?(笑)

 あの、行動することはどちらでもいい、って思ってください。
 どちらでもいい。
 どちらでもいいと、思えるかどうかですね。

 恐れがあったら、そうはいかないわけですよね。


津留晃一 講演会DVD『 幸せテクニック講座10 』 より