2017年3月27日月曜日

2017ハワイ旅行8 ハワイ島3 アカカ滝( Akaka Falls )

 
 ワイピオ渓谷( Waipio Valley )を後にした、
 僕たちは、
 
 もう一度、
 ホノカア( Honokaa )の町を抜けて、
 
 そこから先へ、
 さらに進んでいきました。
 
 
 ホノカアの先は、
 道は、はじめ、「ほぼ東」に向けて、
 伸びています。
 
 しばらく、
 東へ、東へ、進んでいくと、
 
 非常になだらかに、下っていた道が、
 一度、上ります。
 
 とても小規模な、峠のような場所です。
 
 そこを越えたところに、
 見晴し台( Lookout )があります。
 
 ラウパホエホエ展望台( Laupahoehoe Lookout )です。


 
 そこからは、
 その名のとおり、
 ラウパホエホエ岬( Laupahoehoe Point )が、見下ろせます。


 ここから見る、ラウパホエホエの、岬と海は、
 とてもとても、美しく、平和そうに見え、
 しばらく、見入っていました。
 
 岬には、ご覧のとおり、
 車も、停まっていて、
 どうやら、公園になっているようです。
 
 おそらく、
 人々にとっての、憩いの場となっていることでしょう。
 
 しかし、
 この記事を書くために、
 検索をしたところによると、
 
 1946年4月1日の津波で、
 24名の犠牲者が出た、そんな場所なんだそうです。
 
  こころよりご冥福をお祈りいたします
 
 
 その先では、道は、 
 徐々に、「南東」に向けて、緩やかに、湾曲し、
 
 これまでよりも、さらに、島の「北東」地区に近づき、
 そして、さらに、「南」に進んでいます。
 
 それにともなって、
 周りに見える、自然も、
 
 徐々に、緑が濃くなり、
 植生的に、南国感が増すと同時に、
 植物たちの密度が、増してきます。
 
 道には、橋が、何本か、現れてきます。
 
 その下には、川が流れていて、
 そこは、谷になっていますが、
 
 谷は、ここでも、やはり、
 上よりも、さらに、緑濃く、植物にあふれていて、
 生命力が強いように、感じられます。
 
 
 そんな谷を、
 橋を渡って、幾筋か、越えると、
 
 比較的、唐突に、
  「 アカカ滝 右折→ 」
 の看板が、現れます
 
 (行かれる方は、ご注意ください)。
 
 案内にそって、右折すると、
 道は、急な登り坂になり、
 そして、すぐに、突き当たり、
 左折。
 
 すると、
 ホノム( Honomu )の町に入ります。
 
 
 この、ホノムこそ、ホノカアよりもさらに、
 数件の建物が並ぶだけの、
 「村」ともいえないような、小さな小さな、街ですが、
 
 ここには、
 ガイドブックには、必ず、出てくる店が、
 2軒も、あります。
 
 その2軒は、
 ご想像どおり、くっついて、並んでいました ^^ 。
 
 
 1軒は、
 ミスター・エドズ・ベーカリー( Mr. Ed's Bakery )。
 
 " ISHIGO'S SINCE 1910 " と、大きく書かれた、
 かつて、日系イシゴさんのお店があった建物にある、
 名のとおりの、パン屋さんです。
 
 どうやら、
 パンも、美味しくて、評判らしいのですが、
 
 なにより、手作りで、作っている、
 「パンといえば」の、ジャムが、とても好評みたいで、
 
 それが、ガイドブックには、必ず、出てくる、
 おススメの、おみやげになっています。
 
 マンゴーや、リリコイ( Lilicoi :パッションフルーツ )など、
 ハワイらしい、南国らしい素材を使ったものが、
 多いと、150種類くらい、あるそうで、
 
 おみやげ用に、
 ちょっと、期待して、行ったのですが、
 
 当日は、日曜日。
 お休みでした ...
 
 お店の前で、
 タバコを吸って、くつろいでいた、おじいちゃんに、
  「サンデー、サンデー」
 って、言われちゃいました ^^ ;
 
 
 そこで、もう一軒のほうへ。
 
 お隣にある、
 グラス・フロム・ザ・パスト( Glass From the Past )、
 アンティークの、ガラス瓶を売っている、お店です。
 
 店内には、それ以外にも、
 各種、アンティーク雑貨が売られています。
 
 こちらは、
 僕たちが着いたときには、店じまいの最中でしたが、
 
 お店のおばさんが、積極的に、裕子さんに、声をかけて、
 店内に、案内してくれました。
 
 一見した雰囲気は、素敵でしたが、
 こちらとしても、あまり時間がなかったので、
 僕は、さっさと、店内を巡っただけに、とどめました。
 
 裕子さんは、
 「『ハワイ』と言えば」の、「ホ・オポノポノ」の、
 「『ホ・オポノポノ』と言えば」の、「ブルーソーラーウォーター」を、
 作るための、ブルーのガラス瓶を、購入していました。
 
 
 そして、ここから、
 もう一度、右折して、
 もう一度、急な坂を上っていきます。
 
 比較的すぐに、なだらかになり、
 その付近から先には、畑が広がっていました。
  
 畑では、サツマイモを作っていることが、確認できましたし、
 その他、豆系の葉っぱの作物も、見て取れました。
 フルーツを売っている、日本でいう「無人販売所」みたいな小屋もあり
 (でも、無人ではなく、行けば、たぶん、人が出てくるんだと思います)、
 おそらく、豊かな土地なのだと、推測しました。
 
 海沿いの道から、上ったところで、
 そこに、畑が広がっていますので、
 当然ながら、視界が開けていて、海も見下ろせました。
 
 住むには、とても素敵な場所だろうと、感じました。

 
 そんなことを、感じながら、
 道を、そのまま、もう少し進むと、
 
 改めて、右折する形の後、
 目的地の、
 アカカ滝( Akaka Falls )の駐車場に着きます。
 
 スーパーボールの、ラジオ中継を耳にしたのは、
 この、駐車場になります
 (過去記事『 第51回スーパーボールに 』)。
 
 
 この駐車場で、
 はじめて、野生の、自生している、
 モンステラ( Monstera )に、会いました!


 
 ハイビスカスや、ウミガメ柄を抑え、
  「『ハワイアン・デザイン』と言えば」
 の、
 あの、葉っぱ模様の、葉っぱ、ですね。
 
 僕たちが、
 個人セッションや、津留さん交流会をしている、
 『スペースあむりた』にも、置いて以来、
 
 とても親近感を持っている、
 観葉植物の、モンステラ。
 
 その、野生の、自然に生えている子に、会えました。
 
 それにしても、でかい!! ^^
 
 モンステラは、
 ハワイの気候風土に、合っているらしく、
 どこでも、とても巨大に、なっていました。
 
 そんな、大きな子に、はじめて会えて、
 僕は、とっても嬉しくなってしまって、
 しばらく、葉面を、なでなで、なでなで、していました。
 
 
 ところで、
 これは、事前に知っていたのですが、
 
 「『ハワイ』と言えば」感、満載の、
 この、モンステラにしても、
 
 実は、ハワイの在来種ではなく、
 外来種なんですね。
 
 先にも出た、ハイビスカスにしても、
 あるいは、これまた「ハワイ」な、ココヤシにしても、
 
 ブーゲンビリアも、プルメリアも、
 バナナも、パイナップルも、
 タロイモも、サトウキビも、ノニも、
 そして、モンキーポッドも、バニヤンツリーも、
 
 みんな、「人が持ち込んだ」、
 外来種なんだそうです。
 
  「だから、何?」
 っていえば、
 それまでの、話題ですが、
 
 僕は、
 とっても、興味深く、感じました。
 
 ご参考までに ^^ 。
 
 
 それから、
 ついでなので、もう一つ、お付き合いください。
 
 これは、日本に戻ってから、知ったのですが、
 モンステラって、実が生るのだそうです。
 
 しかも、バナナとパイナップルの中間みたいな味で、
 美味しいんですって!
 
 しかもしかも、「モンステラ」の名前ですが、
 学名は、" Monstera deliciosa " 、
 「美味しい モンスター」。
 
 巨大で、多数の切れ込みや、穴が開く、その葉を、
 「モンスター」と、形容していて、
 
 それが「モンステラ」の名の、
 直接的な、元になっていますが、
 
 その、葉の、見た目からは意外な、その美味しさとの対比から、
 葉を「モンスター」と、呼んでる気が、しません?
 
 上手く表現できないのですが、
 いずれにせよ、この植物、
 (少なくとも、学名的には)
 「実の美味しさ、ありき」なのが、
 余計に、興味をそそられ、親しみが増しました。
 
 機会があったら、食べてみたいなぁ。
 
 日本国内でも、
 八重山諸島の方では、食べられるみたいです。
 
 
 さて、駐車場から、滝までは、
 ループ状になった遊歩道を、歩いて、見に行きます。
 
 そうそう、
 ちなみに、この駐車場は、有料で
 (だから、日曜日のその日には、管理している、若者がいました)
 (ふだん、平日には、自動支払機に、支払うようです)、
 
 車は、一台5ドル。
 その場合には、その車に乗ってきた人、全員の料金が含まれます。
 
 対して、
 歩いてきた人の場合は、一人1ドル。
 
 なので、
 車に、4人以下の人数が乗って、来た場合には、
 
 「車一台」として、5ドル払うよりも、
 一人一人が、1ドルずつ払ったほうが、得です。
 
 そんなわけで、
 この駐車場、
 
 特に混んでいるわけでも、満車なわけでも、ないのに、
 いつも、駐車場に入る手前の、道路部分に、
 路上駐車している車が、あるそうです。
 
 僕が行ったときも、そうでしたし、
 いま、GoogleMapのストリートビューで、確認してみたところ、
 やっぱり、そうですね!
 
 なんと、
 17台ぐらい、停まってますね!
 (後ろにも、一台、停まってますよ!)
 
 僕は、お金のブロックに関しては、権威なので、
 その気持ち、よ〜く分かるし、
 こういうの、大〜好きです! ^^
 
  https://www.google.co.jp/maps/@19.8528147,-155.1516425,3a,75y,327.07h,83.23t/data=!3m6!1e1!3m4!1seNnUiG5eeMRSCzhA0XXy4A!2e0!7i13312!8i6656!6m1!1e1
 
 ただ、このときは、
 日本から来た旅行者として、大盤振る舞い。
 5ドル、支払いました ^^v
 
 
 さてさて、
 ようやく、「滝」の話ですが ^^; 、
 
 ここにある、アカカ滝は、
 落差が、134mあって、
 ハワイ島で、最も大きな滝です。
 
 日本の、
 あの、那智の滝が、ほぼ一緒の、落差133m、
 日光の、華厳の滝が、落差97m、ですから、
 
 かなり、立派な、滝、ですね。
 期待が膨らみます。
 
 
 ところで、
 ここ、アカカ滝州立公園では、
 
 アカカ滝だけでなく、
 カフナ滝( Kahuna )という滝も、見られます。
 
 この、カフナ滝は、
 それでも、立派な、落差30mなのですが、
 
 いかんせん、
 アカカ滝が、134mですから、
 その差、4倍以上。
 
 どうしても、
 比較すると、差は歴然です。
 
 なので、
 この、ループ状の遊歩道を、
 どちら回りで、進むかが、
 結構、重要になってきます。
 
 右回りに進めば、
 先に、カフナ滝が見られて、
 カフナ滝のことも、新鮮に、「おっ」と、見られて、
 
 しかも、その後に、アカカ滝を見れば、
 「おっ、おおぉ〜!」と、なるわけです。
 
 ところが、
 反対に、左回りで、回ってしまうと、
 
 はじめに、アカカ滝で、
 「おぉ〜!」となったあとに、
 
 カフナ滝で、「へぇ〜」と、なってしまいます ...
 
 地球は、「二極の世界」ですねぇ。
 
 
 ということを、事前に知っていましたので、
 僕たちは、
 もちろん、右回りに、回りました。
 
 駐車場から、階段を下りて、遊歩道に入ると、
 道も、そのまま、下って行きます。
 
 降りていく途中では、
 群生している、竹が、とても印象的で、
 下った底には、小川が流れています。
 
 その、底に立って、正面を見ると、
 そこには、
 なかなかに巨大な、バニヤンツリーが、鎮座しています。


 
 このバニヤンツリーは、
 ホノルルのものと比べて、
 見るからに、湿気が多いところに、生えている感じがしますね。
 
 湿度が充分なら、
 気根も、太くなる必要が、ないのでしょうね。
 
 同じ樹なのか、ちょっと、確認が取れませんが
 (たぶん、別の樹なんだと思います)、
 その、裏側の、バニヤンツリーも、こんな感じでした。


 
 
 この遊歩道には、
 種類豊富に、植物たちが、自生していて、
 いろいろな花々も、目にすることができました。
 
 なかでも、
 この、バナナの花、実は、
 「バナナ大好物人間」として、
 見られて、とても嬉しかったです。


 
 ただ、
 なぜか、
 正直、「グロテスク」と、感じました。


 
 
 前振りである、カフナ滝も、
 しっかり見たのですが、
 
 実は、
 「前振り」と、認識していたがゆえか、
 写真を撮り忘れてしまうという、扱いをしてしまいました
 (カフナ滝さま、ごめんなさい)。
 
 まだまだ、
 「二極」ドップリですね、反省 ...
 
 
 そして、いよいよ、
 アカカ滝です。
 
 ところが、
 着いて、ビックリ。
 
 アカカ滝が、輝いています。


 
 純粋に、偶然で、
 純粋に、タイミングの問題なのですが、
 
 でも、
 僕らが見た、アカカ滝は、
 このように、輝いていました。
 
 控えめに表現して、
 とっても、ビックリして、
 とっても、嬉しかったです。
 
 とっても、素敵で、
 とっても、美しく感じました。
 
 苗字に、「滝」の漢字が、入る者として、
 ふだんから、
 やはり、「滝」には、特別の感情がありますし、
 
 日本でも、これまでも、
 先の、アメリカ旅行でも、
 滝を、いっぱい見てきましたが、
 
 今回の、この、アカカ滝は、
 また、特別なものを目にしていると、感じました。
 
 
  「眩(まばゆ)いばかりの、光を、
   ためらうことなく、生み出し、あふれ出させ、
   それを、惜しげなく、地上に、降り注ぎなさい」
 
 ハワイ島から、ハワイから、地球から、
 そう、言ってもらっているものと、
 
 勝手にですが、
 受け取ることにしました。