2013年10月15日火曜日

「悪いことではない!」勇気を持って、ジャッジしてみる

(「 マイナスは雪だるまのように拡がっていく 」の続きです)
 

 で、もう、痛みを感じた時に、
 その理由をすぐ考え出す自分に気づいてほしいんですね。

 で、理由を探さないんです。

 「理由を探さないようにする」
 っていうのはどういうことか、っていうと、
 理由を探すっていうのは、
 それを「悪いことが起きてる」と理解するわけです。

 え~、頭痛がしだしたら、どうですか?
 すぐ理由を考え出しませんか?

 「あ、働きすぎだ」とか、
 「あ、ここの肩がこってる」とか、
 「なんでだろうか?」って、
 すぐ考えると思うんですね。

 で、考えても、何も、実は、埒(らち)が明かなくて、
 考えて原因が見つかると、
 原因を否定して、自分が否定される。
 それで、また、その痛みは拡大していく、
 という循環をとるんです。

 で、ポイントはですね、
 「悪いことが起きてる」、
 ただ頭痛がするだけで「悪いことが起きてる」って、
 こう判断するわけです。

 けども、え、
 「悪いことではない!」
 勇気を持って、ジャッジしてみてください。

 頭痛だけじゃない、どんなことでも、
 痛みがあったら、
 「悪いことではない」
 「ただ、痛みが起きてる」

 じゃあ、どうすればいいか?
 「あっ、これを少し感じてみよう」

 そして、そのエネルギー、
 まず、「あっ、ここに痛みがある」っていうことを、事実を認識します。

 頭が痛かったら、「ここに痛みがある」って事実を認識します。
 認識すると、はっきり「他」としてながめられるようになる。
 しっかりそれを認識したら、そのエネルギーの中に、
 スッと入ってみるんですね。

 で、これがうまくできるようになると、
 エネルギーと一体化します。
 一体化すると、不思議なことにですね、
 どんな痛みのエネルギーも、そのエネルギーと一体化したら、
 それを「痛み」と感じないんですね、一体化してしまえば。

 え、これは本当ですから、ぜひ、挑戦してみてくださいね。

 まず痛みがあったら、「どうしてか?」って考えないんですね。
 そして、感じることです。
 まず感じてみる。

 「あぁ、痛みがある。痛みがある。痛みがある」
 じっと感じていると、はっきりそのエネルギーそのものを
 認識できるようになります、感じてたら。

 「あ、ここにエネルギーがある」
 認識できます。
 え、対象物として。
 自分の痛みを、エネルギーとしてはっきり認識できるようになります。
 認識できたら、サッとその中に入る。
 そうすると、一体化します。
 一体化したら、痛みを感じなくなります。

 これは、今、頭痛のことを話しましたが、
 そべてのことが、そうなんですね。

 そうすると、逆に、気持ちよくなってくるんですね。
 そうすると、悪いことが起きてるように感じなくなる。


津留晃一 講演会CD『 「新創世記」大阪編 』 より