で、もう、痛みを感じた時に、
その理由をすぐ考え出す自分に気づいてほしいんですね。
で、理由を探さないんです。
「理由を探さないようにする」
っていうのはどういうことか、っていうと、
理由を探すっていうのは、
それを「悪いことが起きてる」と理解するわけです。
え~、頭痛がしだしたら、どうですか?
すぐ理由を考え出しませんか?
「あ、働きすぎだ」とか、
「あ、ここの肩がこってる」とか、
「なんでだろうか?」って、
すぐ考えると思うんですね。
で、考えても、何も、実は、埒(らち)が明かなくて、
考えて原因が見つかると、
原因を否定して、自分が否定される。
それで、また、その痛みは拡大していく、
という循環をとるんです。
で、ポイントはですね、
「悪いことが起きてる」、
ただ頭痛がするだけで「悪いことが起きてる」って、
こう判断するわけです。
けども、え、
「悪いことではない!」
勇気を持って、ジャッジしてみてください。
頭痛だけじゃない、どんなことでも、
痛みがあったら、
「悪いことではない」
「ただ、痛みが起きてる」
じゃあ、どうすればいいか?
「あっ、これを少し感じてみよう」
そして、そのエネルギー、
まず、「あっ、ここに痛みがある」っていうことを、
頭が痛かったら、「ここに痛みがある」って事実を認識します。
認識すると、はっきり「他」としてながめられるようになる。
しっかりそれを認識したら、そのエネルギーの中に、
スッと入ってみるんですね。
で、これがうまくできるようになると、
エネルギーと一体化します。
一体化すると、不思議なことにですね、
どんな痛みのエネルギーも、そのエネルギーと一体化したら、
それを「痛み」と感じないんですね、一体化してしまえば。
え、これは本当ですから、ぜひ、挑戦してみてくださいね。
まず痛みがあったら、「どうしてか?」って考えないんですね。
そして、感じることです。
まず感じてみる。
「あぁ、痛みがある。痛みがある。痛みがある」
じっと感じていると、はっきりそのエネルギーそのものを
認識できるようになります、感じてたら。
「あ、ここにエネルギーがある」
認識できます。
え、対象物として。
自分の痛みを、
認識できたら、サッとその中に入る。
そうすると、一体化します。
一体化したら、痛みを感じなくなります。
これは、今、頭痛のことを話しましたが、
そべてのことが、そうなんですね。
そうすると、逆に、気持ちよくなってくるんですね。
そうすると、悪いことが起きてるように感じなくなる。
津留晃一 講演会CD『 「新創世記」大阪編 』 より