(「 『常識』が最大の敵 」の続きです)
自分の価値観を手放す。
「どうすればいいか?」
っていうと、
「自分が嫌っているもの」をチェックすればいいんです。
「ちょっと好きでないもの」をチェックすればいいんです。
「どうして好きでないのか?」
そこに『モノサシ』があるわけです。
それを「好きではない」と測る『モノサシ』があります。
それが見つかったら、
その反対側を持って来てください。
対極の価値観を持ってきて、
考え方をバランスさせるんです。
「どちらでもいい」
バランスさせると、『モノサシ』が消えますから、
測らなくなるんです。
測らないとは、
判断ができないわけです。
比較ができないですから、
判断が起きない。
比較も判断も起きないと、
思考が流れなくなります。
普段、みなさんの頭は、おそらく、
いつもいつも、忙しく忙しく、考えてると思います。
それは、
瞬間瞬間、
目に見える情報を、
聞こえてくる言葉を、
判断してるからなんです。
何のために判断するか?
「より都合がいいことは何か?」
自分にとって、より有利な条件を得ようとして、
いつもいつも、判断しています。
津留晃一 講演会CD『 人間とは 』 より