2017年4月1日土曜日
2017ハワイ旅行9 ハワイ島4 オノメア湾( Onomea Bay )、ヒロ( Hilo )、アイランド・ナチュラルズ( Island Naturals )
光り輝く「アカカ滝」を目にした後、
僕たちは、
さらに、先に進み、
その日の宿を、目指しました。
アカカ滝から、ホノムまで戻り、
そこから、
主要道まで戻った後に、
その道を、
さらに「南東」方向に、進みました。
その後には、
その道を、そのまま、進み続けても良かったのですが、
事前に得ていた情報によって、
途中で、その道から、海方向(真東)に入り、
その道よりも、一本、
海側の道を、通ることにしました。
海沿いの、旧道で、
" Scenic Drive " (眺めの良い道)と、表記されていました。
「旧道」らしく、
路面も悪いし、曲がりくねっているし、
なにより、路幅がせまく、
運転しづらいみちでした。
対向車があると、
どちらかが、止まらないと行けない場所も、
何箇所も、ありました。
しかし、そのおかげで、
ゆっくりと進まざるを得ず、
運転者の僕も、周りの景色を見ることができました。
その辺りは、
ハワイ島の中で、
もっとも、緑が濃く、植物が生い茂り、
植物たちに、勢いを感じる場所でした。
道路の上方にも、
樹が、樹に絡まった蔦(つた)が、
垂れ下がり、覆うように被さったりしていました。
ここには、
「ハワイ熱帯植物園( Hawaii Tropical Botanical Garden )」
があり、
宿の人からも、事前に、お薦めされていたのですが、
そのときには、閉園時間も過ぎていたし、
今回は、パスしました。
ただ、
「熱帯植物園」がある場所に相応しく、
樹々が、草木が、生い茂っていて、
ハワイ島の中では、
ちょっと、独特な雰囲気の場所でした。
大地が生まれたての、
溶岩だらけの、ハワイ島にあって、
ハワイ諸島の中では、
誕生から、年月が経ち、雨も豊富で、
緑が最も濃い「カウアイ島」的な雰囲気を、感じました。
近くの海の、潮の香りも、
濃く濃く、漂っていました。
大きく道が、海側に曲がったところで、
突然、
路上駐車した車が、数台、目の前に現れて、
それらに、前方を邪魔されて、ブレーキを踏ざるを得なくなりました。
対向車が来ていたら、あぶないところでした。
何事も無く済んで、少しホッとして、
周りを見ました。
そこからは、
このような光景が、目に入りました。
オノメア湾( Onomea Bay )という名の、
海でした。
車は、
ここで、サーフィンをしている、サーファーや、
この場所で、散歩をしている人々のものと、思われました。
もうすでに、夕方を過ぎ、
薄暗くて、海の綺麗さまでは、確認できませんでしたが、
トロピカルな雰囲気で、ゆったりとした感じで、
とても素敵そうに、感じました。
日本に帰国後に、裕子さんが購入した、
ウィリアム・レーネン著『パワースポット in ハワイ島』では、
レーネンさんが、この場所を、
「パワフルな癒しのエネルギーに満ちている」場所として、
特別に、お薦めされています
(レーネンさんは、同時に、
この場所も、1946年の津波の影響が残っていることも、
併記されています)。
つぎに、ハワイ島を訪れる機会があれば、
ここは、少しゆっくり、見て回ってみたいと思いました。
オノメア湾を過ぎると、
旧道も終わり、
主要道と合流し、
そこからは、
いよいよ、ヒロ( Hilo )の町が、
目の前に、見えました。
ヒロは、
ハワイ島最大の町で、
ハワイ州の中でも、
ホノルルに次ぐ、第二の町で、
日系移民の方々によって、
発展を遂げた町だそうです。
この町は、
戦後だけでも、5回も、津波に襲われていて、
前回から、話の出ている、
ちょうど、71年前の、今日、
1946年4月1日の、津波と、
1960年の、チリ地震での、津波と、は、
特に、被害も大きく、
犠牲者も出たそうです。
その様子を伝える、
「津波博物館( Pacific Tsunami Museum )」も、あります。
また、
「ハワイの『食』と言えば」、スパムおにぎりと、ロコモコ、
の、ロコモコの、発祥の地です。
その町に、
日も落ちて、少し薄暗くなってから、
到着しました。
これから、4泊、
この町から、車で30分強の場所に、泊まるので、
この町の、
町探索や、観光は、
日を改めて。
今日は、
夕飯の買い物だけ、急いで、して、
宿に、向かいましょう。
買い物は、
アイランド・ナチュラルズ( Island Naturals )ヒロ店で。
オーガニックの食材を扱う、
スーパーマーケットです。
店舗は、
ハワイ島にだけ、3店舗あり、
結局、
僕たちは、全店舗、利用しましたが、
この、ヒロ店が、
もっとも、品数が多く、種類なども豊富でした。
前回の、アメリカ旅行でも、
ホールフーズや、ベリーヴェイル、グッドアースなど、
オーガニック系スーパーを、利用しましたが、
それらとの比較では、
アイランド・ナチュラルズは、
ホールフーズのように、大手の、大規模のものではなく、
ベリーヴェイルほど、小さくはなく、もう少し、スーパー感があり、
グッドアースのようには、洗練されていなくて、
とてもナチュラルで、親しみ易く、
しかし、ある程度の品揃えもあって、
デリも美味しくて、
「ちょうど良い」「地元のスーパー」といった感じでした。
僕たちは、
まず、今日の夕食にする食材や、お惣菜、果物などを買い、
あとは、おみやげになりそうなものを下調べしたり、
お店の中を、見て回ったりしました。
おみやげとして、狙っていた、
ハワイ(島)のハチミツは、
期待どおり、期待以上に、
いっぱい、取り揃えられていました。
買い物を済ますと、
もう、すっかり、日が暮れて、
暗くなっていました。
これから、
初めての町を訪ね、
初めての宿を探すのに、
大丈夫でしょうか?
そのときは、
ハワイ島に来ていた興奮と、
あとは、事前に、しっかり調べた自信から、
不安は、感じていませんでした。
宿の場所は、
ヒロから、車で30分ほどの、
パホア( Pahoa )という町から、
また、車で、5分ほど離れた場所。
パホアまでは、主要道を、道なりなので、
すんなりと、たどり着けましたが、
そこから、先、
宿の前の道へと入っていく、
その曲がり角が、
まっくらで、当然ながら、街灯もなく、
一度、見落とし、通り過ぎ、
戻ってきてから、発見。
ところが、
その道に入ると、
10mも進まないうちに、
その道が、未舗装になってしまいます。
「あれ?」
「GoogleMap のストリートビューで見たとき、
宿の目の前は、舗装道路だったけど?」
訳が分からず、
でも、道の名前は、合っているので、
とにかく、そのまま、進みます。
あぁ、4WDを借りたことが、
こんなに早く、役立つなんて!
真っ暗なこともありますので、
とにかく、とにかく、ゆっくり、慎重に。
どうにか、進み続けると、
あろうことか、今度は、
その道自体が、行き止まり。
直進方向に、道が、続いていません。
その道の、その先に、宿が、あるはずなのに、
道そのものが、無くなっています ...
ここに来て、
さらに、訳が分からず、
困り果てて、車を停めました。
どうしたものか、途方に暮れましたが、
そこで、ひとつ、希望がありました。
目の前の、続いているはずの、道があるべき場所には、
家が一軒、建っているのですが、
その家の、ゲートが、開けられています。
おそらく、
車が出てくるところか、入っていったところか、
いずれにせよ、人が近くに居る可能性があります。
家の玄関にも、明かりがついています。
そこで、
少しだけ、様子を見ることにして、
とりあえず、手元の地図を、改めて、確認していました。
すると、
案の定、男性が、現れ、
ゲートを閉めようとしています。
どうやら、
僕らが来る直前に、
車で、家に着いたのでしょう。
「ラッキー!」
僕は、
すかさず、車を降りて、
彼に、尋ねました。
「すみません、
この道は○○という名前ですよね?
でも、ここで、道が無くなってるんですけど ... 」
地図を見せながら、そう、尋ねると、
「あぁ、そうだよ、○○だよ。
道は、ここで、中断しているだけで、
この先も、続いているよ。
ここで曲がって、いったん回れば、
この先に、出られるよ」
なぁんだ、そうだったんだ。
一安心で、少し、回り道をすると、
舗装道路を経て、
無事に、宿に着けました。
時間は、午後の8時過ぎ。
少々、遅くはなってしまいましたが、
どうにか、たどり着けて、ホッとしました。
やはり、初めての場所には、
もう少し、早めに着くようにしたほうが、いいですね。
宿では、
すぐに、ホストの方が、出てきてくれて、
簡単なご挨拶ができ、
また、滞在中の注意点などを、教えてくれました。
宿の話は、
次回にしましょう。
今日は、朝から、一日、移動で、
日本を出てから、2日以上、移動が続いています。
今晩は、とにかく、食事にして、
シャワーを浴びて、寝ましょう。
屋外の、ラナイにある、テーブルで、
野菜もりもりのサラダと、フルーツ中心の、
さっぱりとした夕飯を食べていると、
さっそく、
ハワイ名物の、緑色のゲッコー( Gecko ;ヤモリ)が、
僕たちを、偵察にやって来ました。