2013年11月3日日曜日

毎日、映画を観ているように

 (「 「やりたいこと」も消えていく 」の続きです)

 そうなると、
 毎日毎日、
 途方もない、想像もできなかったことが、
 起きてきます。

 今まで、頭で考えて行動してると、
 自分の考えというのは、過去の記憶を使って考えますから、
 記憶にないことは、考えることができないんですね。

 完全に委ねてると、
 ハイヤーセルフが現実を創ってきます。

 そうすると、
 いつもいつも、新鮮で、まったく新しい体験ができるようになるんです。

 エゴのやってることをチェックするのは、簡単です。

 いつもいつも、繰り返し起こってくること。
 これは、退屈なことは、
 全部、エゴが起こしてます。

  「少しでも良くなりたい」
 という想いから、
 繰り返し繰り返し、繰り返し繰り返し、
 同じことをやり始めます。

 それに気づいてください。

 すべてを手放すと、
 この肉体を使って、
 ハイヤーセルフが、ゲームを開始するんです。

 とてもスリリングで、
 毎日、
 えぇ、何十億かけて作ったアメリカの映画のストーリーを追うように、
 毎日毎日、
 スリルな、想像もできない出来事が、起こってくるようになり、

 朝、パッと目が覚めたとき、
 三次元立体映画館に入った感覚ですね。

 映画館に入ったんですから、
 みなさん、
 映画館に入ったら、どうしますか?

 ただ、観てると思うんですね。
 その映画のストリーを変えようとは、思わないはずです。

  「次どうなるのかな?」
 そう思って観てるはすです。
 変えようと思って観ないはずです。

  「次の展開、どうなるんだろうか?」
 これがおもしろいし、
 これこそ、これを体験するために、やって来たんです。

 見えない世界から通信を受け始めるようになって、
 いつもいつも、
  「じゃあ、先はどうなるんだ?」
 って、先のことをいつも聞こうとするんですが、
 未来のことは、絶対、答えが来ませんでした。

 それで、分かったんです。
  「ああ、未来のことは、知らない方がいいんだ」

 「答えが来ないのが、答えだ」って、分かりました。

 ちょうど、その感覚ですよね。
 映画を観て、
  「次のシーン、どうなるんだ?」
 知ってしまうと、価値が半減してしまうんですね。


津留晃一 講演会CD『 人間とは 』 より