津留さんの、
「外側に働きかけないで下さい」
というメッセージ。
このメッセージを強く握り締め、
そして、この言葉に惑わされている方が、
多くいらっしゃることと推察します。
これまでの4回の交流会において、
2度、
この点についての質問がありました。
なにより、
僕自身が、よく理解できてなく、
とらわれてしまっている一人です。
昨日、ジョギングをしているとき、
このメッセージことが、フッと、頭に湧いてきました。
意識的に思考に入り、この点について、考えてみました。
一応の、自分なりの理解みたいなものは、
以前から、持ってはいます。
しかし、それに対しては、確信のようなものは持っていないし、
経験に基づいた納得のようなものも得ていません。
そこでは、その理解以外に、何か浮かんでくるわけではなかったので、
この点について考えるのを止め、
また、意識をジョギングに戻しました。
すると、次の瞬間。
前方に、砂地が現れました。
その横を通り過ぎるとき、
思わず、顔がゆるみました。
そこには、
大~きなニコちゃんマークが描かれていたからです。
誰かが、砂地に絵を描いて遊んだのでしょう。
その時。
そのニコちゃんマークが、
この問題に対する自分の理解への
OKサインだと、感じました。
そして、
それを外に伝える、表すことへの
推奨・後押しであると、受け取りました。
今朝、そこを通ったときにも、
ニコちゃんは、変わらず、大きな微笑を携えていましたので、
よく分かっていないし、
納得や経験的裏づけはありませんが、
あえて、
現時点での、自分なりの理解を、
ここに書いてみたいと思います。
「外側に働きかけない」
内側の、心象世界が、
外側の、現象世界を創り出している。
原因は内側にあるのだから、
外側の現実に対処するのではなく、
内なる想い・ブロック、こちらに働きかけて、解決してください。
津留さんの言ってたことは、そういうことだと思います。
その、津留さんの言っていたことを、
「文字通り」に受け取ると、
そして、「その通り」にするとすると、
確かに、
「外に対して、何もしてはいけない」ように思ってしまいますよね。
この点について。
「心象世界を変えることによって、外なる世界を変えていくこと」を、
津留さんは、どこかで、
『根本治療』って、表現していたと思います。
そこで、こんなたとえで、表してみたいと思います。
今、出血しているとします。
血管が非常にもろくなっているために、
出血しているとします。
血管がもろくなっているのだから、
今、出血している血管部分に、何らかの治療をしたところで、
いずれまた、別の血管から出血することは、目に見えています。
ここでは、「血管そのものを強くすること・正常に戻すこと。」
それが、『根本治療』でしょう。
そして、出血している血管部分に対して、何かの治療をしたところで、
それは、『対処療法』に当たり、
それでは、根本的な解決にはならない。
ということだと思います。
知花敏彦先生や、飯島秀行さんは、これを、
「結果を結果で解決することはできない」
と表現されてました。
ただし。
「じゃあ、対処しても意味が無いのか?」
「対処してはいけないのか?」
それは、ここでは、
出血しているという現実に対して、
出血したまま、何もしない、放っておく、
ということに当たると思います。
しかし、出血しているのだから、
血が流れ出ていくに任せる必要はありません。
とりあえず、傷口を手で押さえる、絆創膏を貼る、
あるいは、縫合するなどして止血するということは、
きわめて合理的だと思います。
あるいは、もし、止血しなければ、
そのまま、息絶え、
根本治療をする時間も得られないかもしれませんね。
そもそも、根本治療は、時間がかかる方法です。
食事を変えたり、生活習慣を変えたり、
あるいは、こころのあり方をかえなければなりません。
腰をすえ、覚悟を決め、じっくりと向き合っていかねばなりません。
浄化も、同じですよね。
ひとつのブロックを消すことは、即座にできることですが、
関連するブロックすべてを見つけ出し、それを浄化することは、
ときに、とても時間のかかることです。
また、『心象世界』が『現象世界』に反映されるにも、
タイムラグが存在しますよね。
また、さらにいえば、
出血している血管部分に対する治療も、
それが『対処療法』であり、『根本治療』ではないことを把握した上で、
とりあえずの、更なる状況悪化を防ぐために行うのであれば、
そして、後に、『根本治療』を行うのであれば、
それはまた、充分に意味のあることではないか思います。
つまり。
『対処療法』を取ったところで、根本解決にはならない。
いずれまた、同じ問題は起こってくる。
必要なのは、『根本治療』である。
しかし、当座、必要であれば、とりあえず『応急処置』をすればよい。
そんな理解でいかがでしょうか。
津留さんが言いたかったことは、
「『対処療法』によって治そうとはしないでください。」
「ちゃんと、『根本治療』を行ってください。」
ということであり、
「『応急処置』をしないでください。」
「『対処療法』をしてはいけません。」
ということではない。
ということだと、思います。
ご参考になれば幸いです。