2014年6月11日水曜日

一人芝居

津留さん交流会と浄化実践講習会に参加してくださったことのある、ある方が、
次のような体験談を、教えてくださいました。

ご本人の許可を得て、以下、ご紹介させていただきます。


 「先月、3年間苦しんできた人間関係が、
  誤解だったとわかりました。
  とても心の重りが軽くなりました。ホッとしてます。」

 「要は、この3年間『存在しないこと』に焦点をあて、それを肥大化させ、
  現実であるかの如く苦しんでいたわけです」


以下は、僕の推測ですが、
おそらく、こういうことなのではないかと思います。

 苦しんでいる「人間関係」について、
 『浄化』をしたら、

 その『関係』が、その『対象者』が、
 それほど苦ではなくなって、嫌ではなくなって、

 そして、
 その人と、話しをする機会が『起きて来て』、

 話しをしてみたら、
 「嫌」な感じが少なくなったので、
 いろいろとフランクに話しが出来て、会話が進んで、

 で、
 そんな展開の中で、『真実』が明らかになって、
 分かってみたら、
 問題の原因は、自分の勝手な『思い込み』だった。

あらかた、このようなことを体験されたのではないかと思います。


過去記事「問題とは」で、
 問題とは、自分が、「これが問題だ!」と決めたことが、問題だ
と書きましたが、

場合によっては、
 「問題だ」という『認識』
だけでなく、
 問題の『素』、問題の『対象』そのもの
すらも、『創り上げてしまう』んですね。

そんな実例を、一つ、教えていただきました。


そして、
人は、それを原因として、苦しみます。

その『苦しみ』は、
本人にとっては『現実』であり、
現に、苦しい、辛い、体験をするわけですが
(3年間も!)、

だからといって、
 『問題』の存在が、『現実』なわけではない
ということを、
これほど顕著に、これほど如実に、
これほど分かりやすく示してくれている例はない、と思い、
ここに、ご紹介させていただきました。


−−−−−−−
Kさまへ

これまで、3年間も苦しんでこられたことに、こころからお見舞い申し上げます。
そして、今回、このように、その苦しみから解放されたこと、おめでとうございます。
しかも、大きな大きな『気づき』を、実体験から、得られたこと。
本当に、おめでとうございます。
これまでの苦しみも、無駄ではありませんでしたね。
むしろ、大きな、貴重な、『お土産』をくれましたね ^^

ご自身の体験談が、同じように
 「苦しんでらっしゃる誰かの心を照らせるかと思うと嬉しい限りです」
とおっしゃって、ご紹介することを快諾してくださったこと、ありがとうございます。
こころより、感謝申し上げます。
−−−−−−−


本当に、
人は、
 「自分で勝手に苦しんでいる」
んですね。

『幻影』に、『幻想』に、
人は、勝手に、苦しんでいるわけです。

 『一人芝居』
 
津留さんが、そう呼んだ、
その所以(ゆえん)を、
その典型例を、
見せていただいた気がします。


 「この『問題』は、『現実』のものだろうか?」
 「自分で、勝手に、苦しんでるだけではないだろうか?」
 「そもそも、この『問題』は、現に、存在しているのだろうか?」

今、何か問題に苦しんでいらっしゃる方は、
そんなことを、
頭で、左脳で、思考で、
一度、じっくりと、考えてみるのも、
いいかもしれませんね。

 「どうやったら、解決できるだろうか?」
 「どうしたら、うまく行くだろうか?」
と、考えるのではなく、

 「そもそも、これは『問題』なのだろうか?」
 「そもそも、これは『存在』しているのだろうか?」
ということに、頭を使われてみると、
いいかもしれません。