( 前回 の続きです )
こういう話を聞いて、自我さんはどうするかというと、
それを書き始めるんですねぇ。
「呼吸に意識を合わせるのが一番いいですよ」と言ったら、
呼吸に意識を合わせようとしないんです、自我は。
それをまず書こうとするんです。
それを知識にしようとするんです。
こうやって自我が働いてしまうんです。
だから、呼吸に意識を合わせれば、
本当の自分を発見するし、
神を発見するし、
至福を発見するんです。
だから、やればいいんです。
じゃあ、やってください。
今、呼吸に意識を向けてください。
誰でもできるはずです。
今、ここで、呼吸と共にいる、ということ。
自分が、今、呼吸が、
吐いているのか、吸っているのか、その間で止まっているのか。
意識を向ければ、すぐに分かります。
で、それを のがさない。
一番簡単なことですけれども、
それを継続するのは、世界で一番難しいことなんですね。
だからみんな、
座禅をするとか、瞑想をするとか、
何年もするんですね、
何十年って、みなさんやるわけです。
その意識を発見したいからなんですね。
その心の位置を発見するためなんです。
でも、なじみ深い所なんです。
呼吸と共に在ったら、
もうそれがそこなんですね。
なんてことはないんです。
呼吸と共に在りさえすれば、ですね。
だから、神とつながってない人なんか いないんですね。
ただ、呼吸といつもいっしょに。
ただ、忘れてるでしょ、いつも、呼吸を。
呼吸を無意識になってる。
これが神からの分離なんです。
だから、神に還るというのは、
呼吸を意識的にやる、ということなんです。
たったそれだけでいいんです。
ありがたいですね。
一番簡単なことだったという。
ただやりさえすればいいんですね。
やるか、やらないか。
たったそれだけです。
津留晃一 講演会DVD『 幸せテクニック講座3 』 より