僕は、とても蚊に刺されやすいです。
「とても」という言葉が、
自分としては、かなりかなり控えめな表現だと思うくらい、
刺されやすいです。
さて、数年前のことですが、
ある、いわゆる自然農の本を読んでいるとき、
次のような説明に出会いました。
「雑草は、その土地に不足している養分を増やすために生える。
虫は、その作物の中の害となるものを取り除くために食べる。
蚊も、人の悪い状態の血液を良くするために刺してくれる。」
はじめて出会った考え方に、そういうものか、と感心しました。
雑草や虫については、それまでの経験から、とても腑に落ちました。
ただ、蚊については、まだ納得するまでには行きませんでした。
そして、今年の春、どなたかのブログで、
マクロビオティックの世界でも、
やはり同じような考え方がある、という記事を目にしました。
そこには、
マクロビでは、甘いものを食べる人が蚊に刺されやすいと考えられ、
蚊に刺されるということは、
マクロビをちゃんと実践していない証のようなものとみなされること。
とても蚊に刺されやすい自分は、人一倍、甘いものに気をつけているが、
それでも刺されてしまい、
なんだかそんなことに疲れてしまい、マクロビ自体をやめてしまったこと。
そんなことが書かれていました。
その顛末が、僕にはとても興味深く、おもしろく、
とても記憶に残ったのですが、
それが理由かどうかは、自分でも分かりませんが、
そのときには、蚊に刺される理由について、とっても納得が行き、
この夏は甘いものを避けることを徹底しようと思いました。
さて、迎えた今年の夏。
そう、僕は、あまり蚊に刺されませんでした。
確実に、半分以下に減りました。
体感的には、三分の一くらいになりました。
そして、これがとてもビックリしたのですが、
蚊に刺されてもあまり はれることがなく、
なにより、それほど かゆく感じないのです。
そして、刺されてもあまり かゆくないので、
蚊に刺されることへの、蚊への恐れがガクンと減り、
それが、余計に蚊に刺されなくなるという循環を生んだと思います。
これまでは、
「なんで、こんなに蚊に刺されるんだ」
という、疑問・不満・怒り・恐れだったものが、
「そうか、蚊に刺されるには理由があるんだ」
「なんなら、僕のために、蚊は刺してくれてかもしれない」
という意識・納得に変わったことで、
はれ や かゆみが、減ったのだと思います。
自分の中の不満・怒り・抵抗が、
人一倍のはれ・かゆみ、刺されやすさという事実を生んでいたんだと思います。
「想い」というものが、外なる世界を作り上げている。
そんな一例だと、僕は認識しています。
ということで、ここでシェアさせていただきました。
さて、この話には、ちょっとした続きがあります。
この夏、山梨県の八ヶ岳へ、旅行に行ったのですが、
そこでは、草むらでも、ちょっとした林の中でも、
半そで・半ズボン・サンダルで過ごしていました。
刺されにくくなった実感があったので、そんな格好で過ごしていました。
3日ほど経ったときに、まったく蚊に刺されていないことを強く認識しました。
夕方に、外でそんな格好で過ごしていても、刺されないことに気づきました。
「八ヶ岳は、蚊があまりいないんだなぁ」
などと、思っていました。
あくる日、ある方といっしょに、林の中を歩いたのですが、
そのとき、その方が、あいかわらずの格好の僕に、
「蚊には刺されない体質なんですか?」
と、おっしゃいます。
「いえいえ、とても刺されやすいですよ。
ただ、ここは蚊がぜんぜんいませんねぇ」
と答えながら、なんでそんなことを質問されるのだろうと見てみると、
その方が、真っ赤に はれた腕を かいているのが見えました。
「そんなことありませんよ。いっぱいいますよ!
刺されてないのは、たまたまですよ。」
とおっしゃいました。
その時。
「ああ、そうなんだぁ」
と、その言葉を受け入れてしまいました。
1時間後、みごとに、腕に1箇所、刺されました
(ただ、その後1日間、八ヶ岳では、やはり刺されませんでしたが)。
最後に、「蚊に刺される」といえば、必ず思い出す、
津留さんのメッセージを、ご参考までに。
別次元のあなたが承諾しない限り、あなたは蚊にさされることさえありません。
トータルなあなたがOKを出さない限り、あなたには何事も起こらないのです。
津留晃一メッセージ集 新人類の覚醒進化プログラム 『 害をもたらすもの 』 より