2016年11月15日火曜日

2016アメリカ旅行20 シャスタ2日目 Stand By Me


 マウントシャスタでの、2日目。
 
 この日は、
 朝食前に、起き出して、
 マクラウドの町を、散策してみました。
 
 すでにご紹介済みですが、
 このときには、
 不思議な形の雲が、
 シャスタの山頂付近から、たなびいていました。


 
 マクラウドの町は、
 ほんとうに、とてもこじんまりとしていて、
 静かで、穏やかで、
 こころ落ち着く、素敵な場所でした。
 
 そこを、
 風もなく、相変わらずの快晴の下、
 ゆったりと、歩き回ってみました。
 
 旅行中で、
 基本、興奮状態の中に、
 のんびりとしたこころ持ちを、
 入れることができました。
 
 
 朝食後、
 この日は、まず、
 シャスタの東側に、行くことにしていました。
 
 マクラウドを出て、
 前日と同様、道を東に進みます。
 
 マクラウド滝に行ったときには、
 道を離れ、右折した場所を、
 そのまま、通り過ぎます。
 
 しばらくすると、
 道が、ずっとまっすぐに伸びていることを、
 目視できるポイントがありました。


 
 雄大さを、
 改めて、体感します。
 
 この間、
 ずっと、森の中を進んで行きます。
 
 緑の濃さを、深さを、
 味わいました。
 
 
 宿を出て、
 30から40分ほど、経ったころでしょうか。
 道が、ゆったりと、右に曲がって行き、
 南に向かって進むようになります。
  
 このあたりでは、
 森から出て、
 牧草地や、耕作地も、目に入るようになってきます。
 
 さらに、10分ほど進むと、
 道が、ゆったりと、下るようになり、
 
 そして、
 はっきりと、坂を下っていることを感じられます。
 そこには、道の左側に、
 このような看板が、立っています。


 
 そこからは、
 その先に、橋が見られ、
 川があることが、分かります。
 
 そこを、
 看板のとおり、左に折れます。
 
 道は、ほとんど通るものなど無いくらいに、
 細く、マイナーな感じですが、
 しかし、ちゃんと、舗装されているので、
 ゆっくりと進みさえすれば、問題ありません。
 
 数分で、
 目的地に着きます。
 
 そこには、
 このような橋が、あります。


 
 
 映画「スタンドバイミー( Stand By Me )」は、
 そのほとんどが、
 北隣の、オレゴン州で、撮影されたようですが、
 
 ポイントである、
 線路のシーンについては、
 多く、カリフォルニア州で、撮影され、
 
 特別印象的な、
 「橋」のシーンは、
 ここ、マウントシャスタで、撮られていたことを、
 事前に、ネットから、知っていました。
 
 その映画のことは、
 「主題歌」と「リバー・フェニックス」のことくらいを、
 知っていただけで、
 ほとんど、記憶には無かった、僕ですが、
 
 せっかくだからと、
 日本を発つ前に、
 裕子さんと二人で、観て来ていました。
 
 僕個人としては、
 それでも、やはり、残念ながら、
 作品そのものからは、
 『特別には』、「何か」を受けることはありませんでしたが
 
 (ピース綾部氏とは、違いました)、
 
 ただ、
 その、橋については、
 せっかくだし、ぜひ、見ていみたいと、
 感じるくらいには、
 作品に、親近感を感じていました。
 
 
 主人公が、
 「トゥ〜レ〜〜イ〜ン」
 と叫び、


 
 蒸気機関車から、
 懸命に逃げる、
 この、シーン。




 
 そのままの橋が、
 そこに、ありました。



 
 橋は、
 川の上に、架かっているように、見えたのですが、
 
 より正確には、
 この川(ピット川)、下流部でせき止められて、
 ブリットン湖( Lake Britton )という、
 湖になっています。



 
 なので、この橋が架かっている場所も、
 正確には、ブリットン湖なのかもしれません。
 
 ゆったりとした流れの、
 美しい水面が、
 橋の真下にも、横にも、
 広がっていました。



 
 
 橋は、
 僕が見た限り、
 当時のまま、残っていましたが、
 
 線路は、ありませんでした。
 
 廃線と、
 なっていしまったのでしょうね。
 
 主人公たちを轢きかけた、
 蒸気機関車が、過ぎ去って行った場所は、
 
 このように、
 かつての面影を遺したままに、
 遠方まで、続いていました。


 
 自分の中の、
 「ミーハー気分」を、
 しっかりと、満たしてあげることができ、
 満足でした。

 あの有名な楽曲を、
 この日一日、
 脳内再生していました。











2016年11月14日月曜日

2016アメリカ旅行19 シャスタ1日目 シャスタの湧水・公園・夕食


 マウントシャスタでの1日目、夕方、
 
 ハートレイクへ行くことができず、
 基本、気落ちしたまま、
 
 でも、と言いつつも、
 気を取り直し、テンションを戻すこともできて、
 
 シャスタシティに、向かいました。
 
 それは、
 「水」を手に入れるため、
 そして、
 「夕飯」を食べるためです。
 
 
 シャスタシティに入る直前には、
 マウントシャスタを、
 
 今までで、一番大きく、
 見ることができました。


 
 それは、
 沈む寸前の夕日に照らされた、姿でした。
 
 
 さて、
 シャスタシティに入り、
 来た道(レイクストリート)を、
 メインストリートである、
 マウントシャスタブールバード( Mount Shasta Blvd )にぶつかるまで、
 進みます。
 
 その途中、
 シャスタシティに入ったところでは、
 長〜〜〜い貨物列車に、
 5分以上、足止めを食らう、
 という体験もしました。
 
 (すみません、暗い中、手ぶれもしています ... ^^; )

 そういえば、
 セドナへの往復の道中も、
 長〜い、長〜〜〜〜〜い貨物列車を、
 何度も、目にしました。
 
  「規模が違うなぁ」
 と、
 とても思いました。
 
 
 マウントシャスタブールバードに行き当たったら、
 そこを、左折(北西方面へ)。
 街の北方面(厳密には、北西方面)へ、すこし進みます。
 
 すると、
 道の左手に、
 先ほどの貨物列車が通っていた、線路が現れ、
 並走します。
 
 そのまま進むと、
 右手にあった、店や住宅が無くなっていき、
 最後の建物になったところを、左折。
 
 線路を越えます。
 
 そこには、
 たしか、標識があったと思います。
 
 線路を渡ったら、
 直後に、右折。
 
 林の中に入っていきます。
 
 そこが、
 マウントシャスタ市民公園( Mount Shasta City Park )です。
 
 
 この公園には、
 サクラメント川の源流・源泉が、あります
 ( Headwaters of the Sacramento River )。
 
 別名、"Big Springs" (「大泉」ですね)とも、
 呼ばれているようですが、
 
 美しく、澄んだ、きれいな水が、
 大量に、湧き出しています。
 
(夕暮れ時、林の中なので、暗くて、こんな写真ですが ... )

 僕には、
 規模が違いますが、
 八ヶ岳の、三分一湧水と、
 とても似ているように、感じられました。
 
 手を浸してみると、
 キッと、冷たく、
 手に取って、飲んでみると、
 胃まで、冷たさが入っていきます。
 
 水も、キリッとした、
 すっきり、キレた、味がしました。
 
 その水を、
 ペットボトルの容器に、汲みました。
 
 
 ペットボトル容器は、
 日本でもおなじみの、ミネラルウォーター、
 「クリスタルカイザー( CRYSTAL GEYSER )」のものです。
 
 ご存知の方も多いかもしれませんが、
 日本で売られている、クリスタルカイザーは、
 マウントシャスタで、汲まれたものです。
 
 工場そのものは、
 その場所から、もう少し離れた場所(7マイル、11km)にあるようですが、
 でも、
 日本から来た僕にとっては、ほぼ、同じ場所。
 
 里帰りの、気分です。
 
 汲み放題の、
 マウントシャスタの、ミネラルウォーターを、
 おもいっきり、飲みまくりました。
 
 火照っていた身体が、冷えきるほど、
 存分に、飲みました。
 
 ただ、
 厳密に言うと、
 その容器は、
 もともとは、別の場所で汲まれた水のものでした。
 
 アメリカのスーパーで購入した、
 その、クリスタルカイザーは、
 
 シエラ・ネバダ山脈のオランチャ・ピーク( Olancha )という、
 通過してきた、ホイットニー山のすぐ近くで、汲まれたものでした。
 
 なので、
 「容器的」には、里帰りでは、ありませんね。
 
 でも、
 そんなことは気にせず、
 クリスタルカイザーの容器に、
 マウントシャスタの湧き水を、汲み入れました。
 
 改めて、
 身体の内側から、
 「アメリカ大陸」と融合しているように、
 頭では、捉えていました。
 
 
 この、
 湧き水のある場所は、
 公園の、北端に、当たります。
 
 その、すぐ南側には、
 広い、芝生の、広場がありました。
 
 水を汲み終わった後、
 子どもたちは、
 そこで、走り回ったり、
 その先にある遊具で、遊んだりしていました。
 
 日は、完全に沈み入り、
 かなり、薄暗くなっていましたが、
 すべてが、ほのかな、ピンク色に、染められていました。
 

 
 また、
 湧き出た水が、小川となって、流れはじめたところには、
 適度な広がりと閉鎖性をもった空間があり、
 そこには、ベンチが、置かれていました。
 
 そこは、
 ある「特定の」市民にとっての、
 憩いの場となっているようでした。
 
 「いわゆる」という単語を探せば、
 おそらく、「ヒッピー」という言葉が、
 一番、適切であろう、
 特定範囲内の人々が、
 
 とても、穏やかに、平和そうに、幸せそうに、
 音楽を奏でたり、
 それに合わせて躍ったり、
 食事を作ったり、
 食べたり、飲んだり、会話したり、していました。
 
 「いま、この瞬間」を、味わっているように、
 見られました。
 
 あるいは、
 「短い、限定的な期間を、無心に、味わっている」ように、
 見受けました。
 
 人によっては、
 「いま、この瞬間」に、集中することによって、
 他の時間のことを、振り払っている、
 かのようにも、感じられました。
 
 ただ、
 いずれにせよ、
 みな、かなり自由に、思えました。
 
 軽そうに、
 感じられました。
 
 木曜日の夜だったことを思うと、
 週末などに限らず、
 行われているように、見受けられました。
 
 僕には、
 基本、
 好意的に、感じられました。
 
 そして、
 この公園そのもののことも、
 とっても、気に入りました。
 
 そこに居ることが、
 素晴らしく、ここちのいい、
 素敵な、場所でした。
 
 
 公園を後にし、
 僕たちは、
 夕食に向かいました。
 
 店は、
 決めていました。
 
 日本に居るときから、
 口コミサイトで、とても良い評判を集めていた、
 インド料理店に、惹かれていました。
 
 基本的には、
 ベジタリアン・ビーガンだとの、ことでした。
 
  Maruti Indian Restaurant.
 
 そこは、
 公園から、車で数分、
 街の中心部に着く前に、ありました。
 
 そして、そこへは、
 迷わずに、たどり着けました。
 
 店は、
 メインストリートからは、
 一本、奥に入ったところにあるにもかかわらず、
 
 店の前には、車が一杯で、
 駐車するスペースが、空いていませんでした。
 
 とりあえず、
 僕が車に乗ったまま、二重駐車状態で、
 裕子さんに、店に入って、聞いてもらうと、
 
 どうやら、
 店内は、満席のようです。
 そのために、駐車スペースが無いようです。
 
 その、事前に調べた、評判に違わず、
 混み合っている様子に、
 より、惹かれてしまいました。
 
 できるならば、
 そこで食べたいと、思いました。
 
 ちょうど、一台、車が出て行き、
 そこに、停めることができたので、
 
 僕も、店内に入り、
 店の人との会話に、加わりました。
 
 満員とのことで、
 いったん、断られた形だったのですが、
 
 「そこを、どうにか」的な雰囲気を出していると、
 
  「じゃぁ、シェフに、聞いてみるわね」
 とのこと。
 
 しばらく、店の入り口で、待っていると、
 シェフ曰く、テイクアウトならば、OKだと。
 
 ラッキー!
 
 「もちろん、それで、結構です」と伝えました。
 
 しかも、
 想定外に、
 宿で、食べることができる流れになりました。
 
 それも、素晴らしいと、思いました。
 
 せっかく、キッチン・冷蔵庫付きの部屋だったので、
 調理するわけではないけれども、
 ダイニングを使って、
 ゆっくり、家族だけで、食事ができます。
 
 それはそれで、良かったと、思いました。
 
 料理ができあがるまでに、
 30分ほど、かかるとのことだったので、
 
 僕たちは、
 近くのスーパー行って、
 
 その他、必要なもの、欲しいものを、
 購入することにしました。
 
 大人は、
 地元のビールを、ゲットしました。
 
 
 こうして、
 その日の夕食は、
 
 宿で食べる、
 しかも、本格的なインド料理と、なりました。
 
 普段から、カレーが大好きで、
 しかも、
 セドナの、タイ料理店で食べたカレーが、気に入っていた、
 子どもたちは、
 満足げに、カレーを頬張っていました。
 
 裕子さんは、
 ほうれん草のカレーにしていました。
 
 ビールとともに、
 美味しそうに、食べていました。
 

 僕は、
 ビリヤニを、選択しました。
 
 大正解でした。


 みなの料理も、味見しましたが、
 どれも、
 評判に違わず、とっっっっても、おいしかったです。
 
 大満足の、夕食で、
 マウントシャスタ1日目を、終えることができました。
 
 この、レストラン、
 とってもお勧めなのですが、
 
 ただ、残念なことに、
 いまは、オレゴン州ポートランド( Portland )に、
 移転してしまったようです。
 
 あぁ ...
 

 この日も、
 みな、
 食事を終えるや、
 倒れ込むように、寝入って行きました。
 
 ただ、
 この日は、
 驚くほどに、室温が高く、
 夜中に、何度か、目を覚ましました。
 
 明け方になって、
 窓を、全開にするまで、
 寝苦しさは、続きました。
 
 マウントシャスタは、
 「避暑地」を、休んだままでした。











 

2016年11月13日日曜日

2016アメリカ旅行18 シャスタ1日目 ハートレイク前編


 キャッスルレイクで、
 存分に泳ぎ、遊んだ後、
 
 僕たちは、
 急ぎ、着替え、
 次の準備をしました。
 
 
 マウントシャスタの1日目に、
 キャッスルレイクに来たのには、
 理由がありました。
 
 その、半分は、
 キャッスルレイクで、遊ぶ(泳ぐ)ため。
 
 日本で、マウントシャスタについて調べている時から、
 美しい、キャッスルレイクで遊ぶことを、
 とても楽しみにしていました。
 
 なので、
 まず、1日目に、最初の日に、
 それをしたいと、思いました。
 
 期待どおり、
 いえ、期待以上に、
 楽しく、素晴らしい体験でした。
 
 それは、終わりました。
 
 
 そして、
 残り半分、
 いえ、それ以上の、
 一番の理由は、
 
 ハートレイク( Heart Lake )へ、行くためです。
 
 裕子さんと僕は、
 ハートレイクを訪れることを、
 マウントシャスタでの、一番の楽しみにしていました。
 
 
 検索サイトで、日本語で、
 シャスタのことを調べられると、
 おそらく、必ず、
 「ハートレイク」のことが、上位ヒットすると思います。
 
 スピリチュアルな、聖地とされる、
 マウントシャスタにおいても、
 ハートレイクは、
 特別な場所の一つとして、採り上げられています。
 
 また、
 ハートレイクは、
 その道程に、標識などが無くて、見つけづらく、
 
 そんなことから、
  「こころ・ハートの綺麗な人でないと、
   たどり着けない」
 などとも、
 言われているようで(!)、
 
 そんな情報等などから、
 とても興味をそそられいて、
  「絶対に、行きたい!」
 と、
 とても楽しみにしていました。
 
 
 ハートレイクは、
 キャッスルレイクの南、
 高度的には、「上」にあり、
 
 キャッスルレイクから、
 歩いて、登って行くことになります。
 
 その、だいたいの情報は、
 どこにでも、書かれています。
 
 セドナのバーシングケーブのときに比べれば、
 情報は、たくさんあるし、
 範囲が狭くて、おおよその場所も、絞り込みやすいです。
 
 しかも、今回は、
 地図も、手に入れていました!
 
  「行きさえすれば、たどり着けるだろう」
 比較的、楽観的に、
 いえ、かなり楽観的に、
 とらえていました。
 
 ただ、
 僕の、
  『こころの綺麗さ』
 だけが、
 気がかりでした。
 
 
 車の陰で、着替えを済ませた、
 僕らは、
 
 駐車スペースを抜けて、
 そのまま、まっすぐに進み、
 キャッスルレイクの北岸を、
 突き当たりまで、進みます。
 
 そこから、
 左手、北方向に、
 道が始まります。


 
 ここからが、
 ハートレイクに向かう、
 トレッキングルートの、スタートです。
 
 小川を超え、
 道は、すぐに、右手(東)に折れます。
 
 同時に、
 林間を進むことになります。


 
 そして、
 徐々に、勾配が現れ、
 登り道になっていきます。


 
 この間、
 ほぼ、キャッスルレイクの湖岸に沿った感じで、
 
 段々と、南東に向いていきながら、
 キャッスルレイクから、離れていきます。


 
 勾配は、きつくなり、
 しっかりとした、登りになっていきます。
 
 歩きはじめから、
 おおよそ、20分ほどで、
 下の写真のように、
 開けた登り坂に入っていきます。


 
 ここが、ポイントです。
 
 気をつけて見ていると、
 小さな石が積まれた、
 目印である「ケルン」が、
 道の「右手」に、あります。
 
 ここを、右に、
 開けた斜面側に、登っていきます。
 
 それが、正解です。
 
 
 はじめ、
 僕たちは、
 ちゃんと、そこを、右折し、
 斜面に入っていきました。
 
 ところが、
 斜面に入った後は、
 道が、とても細く、
 見づらくなります。
 
 どこが道なのか、
 分かりづらく、
 いくつもの道があるように見えてしまい、
 
 そして、それがどう続いているのか、
 はっきりと、していません。
 
 それが、
  「たどり着くのが難しい」
 原因でした。
 
 迷ったときには、
 「右側」「右側」と、
 選んでいくのが、正解でした。
 
 キャッスルレイクの「南へ」「南へ」と、
 進んでいくのが、正解でした。
 
 そうすれば、
 自然と、
 ハートレイクに、たどり着けます。
 
 ところが、
 そのとき、
 
 僕は、
 「左側」「左側」へと、
 「東へ」「東へ」と、
 進んでいってしまいました。
 
 手にした地図を見る限りでは、
 今いる場所から、地図どおりに進むには、
 「左側」へと進むのが正しいと、
 そのときは、そう、感じてしまったのです。
 
 地図を持っているからこそ、
 かえって、自信を持ってしまい、
 それで合っているはずと、
 思い込んでしまいました。
 
 それが、失敗でした。
 
 やがて、道は、消え去り、
 そこで、僕一人で、
 方々を、探索してみることにしました。
 
 無理やり進むと、尾根に出ましたが、
 でも、そこから眺めても、
 ハートレイクは、見えません。
 
 それらしき道も、見当たりません。
 
 他に歩いている人も、見えません。
 
 しかたなく、
 来た道を、引き返すことにしました。
 
 
 ケルンのあった、
 道を曲がったポイントまでは、
 戻ることができました。
 
 そのとき、
 先に戻っていた、末の娘が、
 その道を、そのまま進んだ方向に、
 先に、進んでいました。
 
 そして、
  「こっちの方向じゃない?
   まだ、道が続いてるよ」
 と、言いました。
 
 先ほど、
 地図を見て、その方向に進んだ結果、
 行き詰まってしまった、自分としては、
 
 他人の意見が、
 正しいように、感じてしまいました。
 
 そう感じて、
 その上で、改めて、地図を見ると、
 確かに、そのようにも思えてきました。
 

 そこで、
 まず、僕一人が、
 先の様子を見てくることにしました。
 
 子どもたちは、
 登り坂で、疲れてしまっていたので、
 そこで、休んで待っていることにしました。
 
 一人、道を進むと、
 その道は、かなり先まで、続いていました。
 
 すぐに、下りになり、
 その下りが、しばらく、進んでいました。
 
 今になってみると、
 そのとき、冷静に地図を見れば、
 「下っている」のは、おかしいと、気づけたはずです。
 
 でも、そのときには、
 先ほどの選択が、間違っていたことに、気をとられていて、
 きっと、この先に、あるに違いないと、思い込んでいました。
 
 かなりの距離を進んだ結果、
 道は、やがて、平坦になり、
 その先に、花がたくさん咲いている草原が見られ、
 そして、その先に、水面が見えました。
 
  「やった! あった!」
 
 みんなを待たせていることが、気になって、
 ろくに確認もせずに、
 すぐに、みなの元に戻りました。
 
  「あったよ! 行こう!!」
 
 みなを引き連れ、
 もう一度、そこに向かいました。
 
 
 この下り坂は、かなりの勾配で、
 子どもたちには、たいへんでした。
 
 でも、
 ハートレイクが見つかったと思い込んでいたので、
 みな、大喜びで、進んでいました。
 
 そして、
 その湖に、たどり着きました。
 
 ところが、
 その湖を見た感じが、
 すこし、ハートレイクと、違う感じがします。
 
 そして、なにより、
 その裏側にあるはずの、
 もう一つの、「小さなハートレイク」が、
 まったく、ある気配がありません。
 
 そして、
 その、「小さなハートレイク」の横を通って、
 その裏山の頂上まで登っていけるルートがあるはずですが、
 それも、まったく、見当たりません。
 
  「おかしいなぁ ...
   ちょっと、見てくる」
 
 また、僕一人で、
 探索に行きました。
 
 
 藪の中に、
 人の通った形跡のある、
 「獣道」のような細い筋が見られ、
 そこを、強引に、進んでいきました。
 
 「小さなハートレイク」は、見当たりませんが、
 とにかく、裏側の高台に上がって、
 そこから、見下ろし、探そうとしました。
 
 高台から、その湖を見ると、
 明らかに、
 それは、ハートレイクでは、ありませんでした ...
 
 そこで改めて、地図を見た結果、
 それは、
  " Little Castle Lake "
 であることが、分かりました ...
 
 
 しかし、上から見ると、
 この湖(池)も、
 ハート型をしていました。


 
 そこで、
 みなの元に戻った僕は、
 写真を見せながら、
 悔しさと、申し訳なさから、
 こう言いました。
 
  「ごめん、これ、ハートレイクじゃなかった。
   でも、別の『ハートレイク』だったよ。」
 
 子どもたちは、
 それを、『別のハートレイク』と呼ぶことに、
 納得しました。
 
  「ほとんどの人は、ここにはこないから、
   『このハートレイク』は、見られないんだよ。
   だから、ラッキーだったね!」
 と、
 僕は、言いました。
 
 子どもたちは、
 それを、受け入れてくれました。
 
 そして、
 がんばって、
 帰り道を、きつい登り坂を、
 歩いてくれました。
 
 裕子さんは、
 その会話を、黙って聞いていました。
 
 そして、
 お花畑のような草原を、後にしました。


 
 
 このようなわけで、
 僕たちの「ハートレイク探索」は、
 見事、失敗しました。
 
 帰路の途中、
 もう一度、ハートレイクを探すことは、
 体力的にも、時間的にも、
 無理でした。
 
 キャッスルレイクに戻ったときには、
 もう、完全に、夕方になっていました。


 
  「僕のハートが、綺麗でなくて、
   たどり着けなかった ... 」
 という、
 沈んだ気分で、一杯でした。
 
 でも、
 こどもたちは、
 さほど、残念がっていませんでした。
 
 後から聞いたところによると、
 それは、「『別の』ハートレイクを見つけた」という、
 成功だったのだと、認識していたみたいです ^^;
 
 そんなわけで、
 こどもの気分が、沈んでいなかったことと、
 
 午前中には、マクラウド滝で泳ぎ、
 午後には、キャッスルレイクで泳ぎ、
 とても楽しい時間を過ごすことができたことを、
 思い出すことができたこととで、
 
 残念な気持ちを吹き払って、
 気分を入れ替え、
 また、高いテンションに戻って、
 キャッスルレイクを後にすることができました。












2016年11月11日金曜日

2016アメリカ旅行17 シャスタ1日目 キャッスルレイク


 マウントシャスタでの1日目、
 お昼ご飯を、
 マクラウドのバーガーショップで済ませた、
 僕たちは、
 
 午後、
 まず、
 キャッスルレイク( Castle Lake )という湖に、
 向かいました。
 
 
 マクラウドからだと、
 まず、
 前夜来た道を戻り、
 シャスタシティー方面に向かいます。
 
 僕たちは、
 シャスタシティーには、入らず、
 
 そのまま、
 高速道路( I-5 )に乗ってしまい、
 
 すぐ次の出口( 738 )で降りて、
 そこを、左折(西に向かう)、
 ウエストレイクストリート( West Lake St )に入りました。
 
 シャスタシティーから、
 キャッスルレイクへ行く場合にも、
 この、レイクストリートに入り、
 西に向かうことになります。
 
 この道は、すぐに、
 ハッチャリーレーン( Hatchery Lane )という名前になりますが、
 そのまま、道なりに進むと、
 
 正面に、" Mt. Shasta Sisson Museum " という、
 歴史博物館(?)が見える、
 十字路にぶつかります。
 
 そこを、左折(南方向へ)、
 サウスオールドステイジロード( South Old Stage Rd )に入り、
 
 またすぐに現れる、二叉路を、
 直進する感じで、細い方の道に入り、
 ウェストAバーロード( West A Barr Rd )に入ります。
 
 この道は、
 しばらく、直進します。
 
 ただし、
 この道に入ったら、比較的、すぐ、
 最初の十字路が現れますが、
 ここが、「一時停止」になっています
 ( 赤字で、" Stop " の標識 )。
 
 これが、
 注意していないと、見落としがち!
 
 道路が、直進しているうえに、
 横道が、細いので、
 「止まらなきゃ行けない」と、感じないと思います。
 
 お気をつけください。
 

 そのあと、この道を、そのまま進むと、
 右手に、レイクシスキュー( Lake Siskiyou )という、
 比較的大きな、そして、美しい湖が、見えてきます。
 
 僕たちは、
 この湖には、行きませんでしたが、
 
 ちょっと目にしただけでも、
 水のきれいさは、確認できましたし、
 
 湖畔に、キャンプ場があったり、
 カヌーで遊べたりと、楽しいみたいです。
 
 時間に余裕があれば、
 行かれると、いいと思います。
 
 
 さて、レイクシスキューが見えた後には、
 短い橋があります。
 
 地図で見る限りは、
 どうやら、そこが、
 サクラメント川本流の、スタート地点みたいです。
 
 その橋を渡ると、
 道が右に曲がっていきます。
 
 曲がり終わったところで、左折。
 ネイスプリングロード( Ney Spring Rd )に入ります。
 
 この、左折する場所には、
 道の右側に、看板が立っているので、分かりやすいです
 (確か、「キャッスルレイクまで、7マイル」という表記)。
 
 あとは、道なりに、
 突き当たりまで、進みます
 (道の名称は、入ってすぐに、
  キャッスルレイクロード( Castle Lake Rd )に変わります)。
 
 キャッスルレイクに、到着です。
 
 
 その、突き当たりのところが、
 駐車スペースになっていて、
 トイレもあるのですが、
 
 僕らが着いたときには、
 そのスペースは、
 ほぼ、満車状態でした。
 
 ただ、
 ちょうど1台分、空いているところが目に入り、
 運良く、すぐに、停めることができました。
 
 さあ、
 今日の、水泳、「午後の部」。
 
 キャッスルレイクでの、
 水泳・水遊びです!
 
 今回は、
 裕子さんも、水着に着替え、
 みんなで、泳ぎました。
 
 ちなみに、
 トイレはありましたが、
 更衣室はありませんでしたので、
 
 みなさん、
 車の中や、車の陰で、
 着替えをしていたのだと思います。
 
 また、
 またまたちなみに、
 ここのトイレは、
 完全な、「ぼっとん」で、
 お世辞にも、綺麗とは言えません。
 
 
 さて、
 写真には、あまり、人が写っていませんが、
 ほんとうに、ここには、
 たくさんの人達が居て、
 みな、楽しそうに、遊んでいました。
 
 この日も、
 気温が高く、陽ざしが強かったため、
 この、午後の時間帯、
 木陰で過ごしている人達が、多かったかもしれません。
 
 でも、
 その、気温と、陽ざしのおかげで、
 湖の水は、
 まったく、冷たくありませんでした。
 
 むしろ、
 すこし、ぬるいほど。
 
 キャッスルレイクの標高は、
 1,650mほど、らしいので、
 だとすると、
 よほど、気温に、日光に、温められたのですね。
 
 マクラウド滝では、
 身体が冷えるような中での、水遊びでしたので、
 
 対照的に、
 こちらでは、温かい中の、水遊びができて、
 とても、楽しむことができました。






 
 波もなく、
 水もきれいで、
 景色のきれいな、天然の「スイミングプール」のようで、
 いつまでも、泳いでいることができました。
 
 子どもたちも、大満足で、
 今回の、アメリカ旅行の中で、
 最も楽しそうに、遊ぶことができていました。
 
 やはり、
 夏場に来ることができて、よかったです。
 

 僕も、
 湖の中程まで、たっぷりと、泳いでゆくことができました。
 
 自然の中で、
 これほど、ゆったりのんびりと、こころ穏やかに、
 泳ぐことができたのは、はじめてです。
 
 ここでも、仰向けに横たわり、浮かび、
 水面を漂いました。 
 
 耳は、水中に入っていて、
 聴覚が、低く、限定され、
 
 身体は、ぬるい水に包まれて、
 これまた、感覚が、狭い範囲に、限定されていれ、
 
 そんな中、
 顔表面には、吹きゆく風の、空気の動きを、
 敏感に感じ、
 
 上を向いた、顔や体表には、
 強い陽射しを、くっきり感じ、
 
 普段は、あまり感じることの少ない、
 特殊な感覚を、
 濃密に、感じることができて、
 面白く、不思議な、体験でした。
 
 
 僕たちは、
 結局、
 2時間以上、
 水を相手に、戯(たわむ)れていました。
 
 僕にとっても、
 旅行中、もっとも楽しく遊ぶことのできた、
 素晴らしい思い出となりました。









2016年11月10日木曜日

2016アメリカ旅行16 シャスタ1日目 マクラウド滝


 マウントシャスタ滞在、
 1日目、
 
 朝食を終えた、僕らは、
 チャックイン手続きを済ませると、
 
 さっそく、
 シャスタ観光に出かけました。
 
 どこを訪れるかについては、
 日本に居る間に、
 入念に、下調べを済ませていましたが、
 
 その他の情報も、手に入るかもしれないと、
 チャックインの際に、
 すさなさんに、お勧めを尋ねてみました。
 
 教えていただいた場所・情報は、
 基本的に、すべて、
 すでに日本で、入手できていたものばかりでした。
 
 ただ、
  「まず、マクラウド滝に行きなさい」
 と、
 勧められました。
 
 この言葉に、
 従ってみることにしました。
 
 
 マクラウド滝( McCloud Falls )は、
 マクラウド川( McCloud River )にある、
 
 上・中・下( Upper, Middle, Lower )の、
 3つの連なった滝の総称です。
 
 名前のとおり、
 マクラウド(の近く)にあり、
 
 宿からは、
 車で15分ほどの距離でした。
  
 ちなみに、
 マクラウドは、
 フライフィッシングで、有名らしいです。
 
 マクラウド川をはじめとする各所で、
 マスなどを釣ることが、できるようです。
 
 
 まず、
 駐車場のある、
 ローワーフォール(下滝)に、向かいます。
 
 そこに、車を停め、
 水着に着替え、
 荷物を持って、
 出発。
 
 ローワーフォールは、
 駐車場の目の前にあります。



 
 事前に調べた情報では、
 そこで、泳げるようでした。
 
 そのつもりで、
 先に、ミドルフォール(中滝)まで歩いていって、
 それを見てしまうつもりでした。
 

 ミドルフォールまでは、
 川沿いの、樹々の間を縫う、平坦な道を、
 30分ほどの、手軽な、散策。
 
 ただ、
 この日も、快晴で、暑く、
 暑がりな、わが子たちは、
 それだけで、バテ気味でした ^^; 。
 
 ちなみに、
 宿のスタッフの方が言っていた情報では、
 僕らの滞在中、4日間ほどは、
 気温が、
 これまた、36℃以上が、続くとの予報でした
 (おそらく、実際、そのくらいだったと思います)。
 
 普通であれば、
 「避暑地」マウントシャスタ、なのだそうですが、
 ここでも、
 僕たちは、暑さに、囲まれていました。

 あるいは、
 僕たちは、暑さを纏(まと)い、旅していました。
 
 でも、
 日本とは違う景色で、
 セドナでのハイクとも、
 ある種、対照的な感じの景色で、
 新鮮で、
 
 そんな中、会話も弾み、
 どうにか、すんなりと、
 目的地に着きました。
 
 樹々の間から見えてきた、
 ミドルフォールは、
 
 先ほどの、
 とても小振りな、ローワーフォールとは違い、
 
 しっかりとした落差のある、
 堂々とした、立派な形(なり)の、
 滝でした。


 
 そして、
 僕としては、驚いたことに、
 
 多くの人が、
 そこで、泳いでいました。
 
 そこで、
 急遽、
 僕らも、こちらの滝で、泳ぐことにしました。
 
 
 水辺へのアプローチは、
 大小の岩の上を進む形で、
 
 子どもたちの手を取り、
 そろそろと、進んで行く必要があり、
  
 また、川に入ってからも、
 子どもたちが、ちゃんと足が届く場所は、
 僅かしか無く、
 
 そんなことからすると、
 やはり、
 ローワーフォールのほうが、
 「水遊び」には、適していると、思いました。
 
 でも、
 高校生くらいの子どもたちを中心に、
 多くの人々が、
 そこで、はしゃぎ、遊ぶ様子を、目にして
 
 (下の写真の、一番左上の、崖の上に居る男の子は、
  この後、そこから、水に飛び降りていました)、
 


 こどもたちも、
 躊躇無く、水の中へ、入っていきました。
 
 僕は、はじめは、
 近くで、その様子を見ていましたが、
 
 楽しそうに、
 泳いだり、水中を覗いたりしている様子を見て、
 
 また、
 中程は、川の流れがあるものの、
 脇に居れば、ほとんど流れも無く、
 危険は無さそうに感じたので、
 
 子どもたちの元を離れて、
 僕も、
 しっかりと、泳ぐことにしました
 (裕子さんは、川岸から離れたところに居ました)。
 
 
 完全な「川」で、流れもあるので、
 はっきり言って、
 水は、冷たかったです。
 
 でも、
 心を決めて、入ってしまえば、
 気温が高く、陽ざしが強かったこともあり、
 しばらくは大丈夫、なくらいの、冷たさでした。
 
 僕は、
 滝の下まで、泳いでいきました。
 
 水の冷たさが、
 一層、「内」に意識を持っていきます。
 
 「自分の行為」に、
 意識を集中し、
 
 一かき一かき、
 しっかりと、泳ぐことができました。
 
 途中まで進むと、
 水流の中心に入り、
 徐々に、進む速度が、遅くなります。
 
 滝のしぶきが届くところまで来ると、
 かなり懸命に泳がないと、
 ほとんど進めないくらいになります。
 
 最後は、懸命に泳ぎ、
 滝の流れの真下に、着きました。
 
 高さがあるためか、
 水は、拡散していて、
 受ける衝撃は、ほとんどありませんでした。
 
  「不要なものを、手放します。
   不要なものを、落とし、流します。」
 
 マクラウド川の、水の力をお借りして、
 アメリカの自然の力をお借りして、
 「禊(みそ)ぎ」をしました。
 
 冷たい水に、感覚が尖(とが)り、
 意識は、くっきり鋭敏になりました。
 
 その後、
 こんどは、流れに沿って、身を任せ、
 浮かんで、流されてみました。
 
 強い陽射しが、
 目から、体表から、
 『僕』という存在の「核」に、
 差し込んできました。
 
 「水」と「光」で、
 清められた気がしました。
 
 気持ちの良さに、
 時間をおいて、
 もう一度、
 滝に打たれました。
 
 マウントシャスタに着いて、
 まず最初に、
 これをする必要があったことに、気づきました。
 
 『流れ』は、
 常に、起きていました。
 
 
 水が冷たく、
 時間としては、
 1時間足らずだったと思います。
 
 でも、
 存分に、遊ぶことができました。
 
 ローワーフォールに戻る途中には、
 また、鹿に出会いました。


 
 ローワーフォールでは、
 先ほどは、1家族だけだったのに、
 たくさん人々が、
 飛び込んだり、泳いだりして、
 楽しそうに、騒がしく、遊んでいました。
 
 でも、
 やはり、ミドルフォールで遊んできて良かった、
 と、思いました。
 
 
 それに、
 「真夏」に来たからこそ、
 泳ぐことができたので、
 
 この時期、
 子どもの夏休み期間に来たことが、
 とても良かったと、思いました。
 
 川で、泳げる方で、
 泳げる時期に、いらっしゃる方は、
 ぜひ、こちらで、泳がれることを、お薦めします。
 
 
 昼食は、
 マクラウドで、食べることにしました。
 
 昼にも、
 マウントシャスタは、よく見えていました。


 
 日本に居る時から、
 調べて、気になっていた、
 バーガーショップに、行くことにしました。



 店内は、
 僕がイメージしていた「バーガーショップ」そのもの、
 な感じで、
 
 朴訥としていて、落ち着いていて、
 とても好感が持て、
 ゆっくりと、楽しく、食事ができました。


 
 食事の間中、
 地元の人達が、買いに、食べに、
 集まってきていました。



 " Floyd’s Frosty " という名前のとおり、
 シェイク( Shake )も、とても評判が良いみたいで、
 
 僕たちは、
 ハンバーガーと、フィッシュアンドチップス、オニオンリング、
 そして、フレッシュイチゴのシェイクを、注文しました。


 
 ハンバーガーは、
 ミートが、しっかりとした、味と歯ごたえで、
 素朴で、美味しかったです。


 
 フィッシュアンドチップスは、
 良くも悪くも、「普通」でした。
 
 デザートで食べた、
 イチゴシェイクは、
 評判どおり、とても美味しいものでした。
 
 アメリカで言う「シェイク」とは、
 アイスクリームと、ミルクと、フルーツを、
 ミキサーで、混ぜたもの、らしいです。
 
 で、
 この店には、
 「普通の」イチゴシェイクと、
 フレッシュ( Fresh )イチゴのシェイクとが、あって、

 「普通の」イチゴシェイクが、
 冷凍のイチゴを使っているのに対し、
  
 僕らが頼んだのは、
 生のイチゴを使用していて、
 
 おそらく、それゆえに、
 とても美味しいシェイクでした。
 
 アメリカらしいデザートを、
 とても美味しく食べられて、
 とても良い体験でした。











2016年11月8日火曜日

2016アメリカ旅行15 シャスタの宿 ストーニーブルックイン


 マウントシャスタ1日目の朝、
 僕たちは、
 朝食を知らせる、ベルの音で、目を覚ましました。
 
 
 前夜、
 深夜11時半に、宿に着いた、
 僕らは、
 
 荷物を下ろし、
 シャワーを浴びることしか、
 できませんでした。
 
 あまりに眠く、疲れていて、
 それだけを済ますと、
 ベッドに倒れ込みました。
 
 朝、ベルの音で、目を覚まし、
 そこで、はじめて、
 部屋の様子を、ちゃんと、認識し、
 
 そして、
 はじめて、
 宿の様子を、目にしました。
 
 それは、
 大きく、落ち着いた、
 とても素敵な、宿でした。


 
 
 宿の名は、
 ストーニーブルックイン( Stoney Brook Inn )。
 
 日本人女性、鈴木弘美(「すさな」)さんが、
 オーナーさんをされている、B&Bです。
 
 
 場所は、
 シャスタ山( Mount Shasta )の南麓、
 マクラウド( McCloud )という町にあります。
 
 マウントシャスタの町、
 シャスタシティは、
 マウントシャスタの南西麓にあり、
 そこには、高速道路(I-5)が通っています。
 
 そこが、
 シャスタの中心街です。
 
 マクラウドは、
 そこから、車で、約15分ほど、
 東に行ったところにあり、
 
 シャスタシティそのものも、
 日本人の感覚からすれば、
 かなり、こじんまりとしていていますが、
 
 マクラウドは、
 さらにさらに、小さな、
 「村」といった感じで、
 とても静かで、とても落ち着いたところです。
 
 どうやら、
 かつて、林業で栄えた町のようで、
 
 そのせいか、
 大きくて、品の良い、落ち着いた建物が、
 多く見られました。
 
 僕らが宿泊した宿も、
 そんな建物の、一つで、
 
 しかも、
 村のメインストリートの、
 正面、一番奥にあり、
 
 ある意味、
 村一番の、中心的な建物、
 とすら、言える感じです。
 
 
 建物は、
 大きな樹々に囲まれていて、
 それが、より一層、
 重厚な雰囲気を、放させています。


 
 敷地は、
 目算で、300坪ほど。
 
 この一角だけが、
 特に、重々しく、落ち着いた雰囲気を、
 放っています。

 標高は、
 ネットで調べたところでは、
 ピッタリ、1,000m。

 前夜に感じた、
 「空気の湿気と重さ」は、
 樹々や、標高、その辺りにも、ありそうです。
 
 敷地の奥、
 建物の裏側には、
 「キバ」と呼ばれる、木造の八角堂があります。


 
 また、
 とっても残念ながら、
 結局、利用する時間がなかったのですが、
 
 ドライサウナと、
 屋外のジャグジーも、あります
 
 (もし、もう一度伺う機会があれば、
  絶対、楽しみたいです!)。
 
 
 敷地の横には、
 線路があり、
 かつては、汽車が走っていたようです
 (木材を運んだのでしょうか?)。


 
 線路沿いに、北に進むと、
 シャスタ山を、
 南から、正面に、拝むことができました。
 
 シャスタ山は、
 山そのものとしては、
 見た目、単独峰(独立峰)ですが
 
 (正確に言うと、「カスケード山脈」の一部なため、
  「単独峰」では、ないようです)、
 
 実は、
 主峰のシャスタ( Shasta )という頂の横に、
 シャスティーナ( Shastina )という頂もあり、
 
 そういう点からすると、
 「ツインピークスの山」、と、
 言えるようです。
 
 ですが、
 こちら、南から見ると、
 
 シャスティーナの頂が見えず、
 シャスタの頂だけが見えて、
 
 富士山との繋がりを感じさせるような、
 山容に見えました。


 
 また、
 シャスタ山は、
 とくに、「UFO雲」で、有名だと思うのですが、

 残念ながら、滞在期間中には、
 期待したような、「UFO雲」は、
 目にすることはできませんでした。
 
 ただ、二日目の朝には、
 このように、
 「僕には」、まるで、時空が歪んでいるかのような、
 湾曲した空間を感じさせるような、不思議な雲を、
 見ることができました。



 
 さて、
 宿のオーナー、すさなさんは、 
 静岡・浜松のご出身で、
 
 サンフランシスコで働いてらしたところ、
 ひょんな流れから、
 ここ、マウントシャスタに呼ばれ、
 
 そして、
 ここ、マクラウドで、
 この宿を経営することになられた、らしいです。
 
 そんな、すさなさんは、
 とても「スピリチュアル」な方で、
 
 落ち着いていて、
 堂々としていて、
 「『意識レベル』の高さ」が、溢れ出ている、
 とても素敵な、女性でした。
 
 スピリチュアルな人々が集う、
 マウントシャスタで、
 
 日本だけでなく、各国からやって来た、
 スピリチュアル人々を、
 受け入れ、迎え入れ、引き受け、
 安全で快適な滞在を提供し、
 かつ、必要な調整を施す、
 そんな役割が、おありのように感じました。

 
 僕たちは、
 前夜、
 チェックインをすることができず、
 鍵だけを、置いておいていただき、
 それで、入室していました。
 
 なので、
 朝、はじめて、
 すさなさんに、ごあいさつをし、
 
 そして、朝食後、
 チェックインの手続きを、していただきました。
 
 そのときに、
 津留さんの本をお渡しし、
 「スピリチュアル」な話を、
 すこし、させていただく機会がありました。
 
 この宿を始められるいきさつについては、
 あちらから、話し始められたのですが、
 
 「イースター島」
 「ホテル・カリフォルニア」
 「レムリア」
 
 といったキーワードが出てきたところで、
 ご用があって、中座されて、
 話は、そこまでとなってしまいました。
 
 そして、
 お話しする機会は、
 その後、ありませんでした。
 
 なので、
 僕らは、詳しいお話は、お聞きできず、
 その後、どのような流れで、シャスタにたどり着き、
 そして、宿を始められたのか、知りません。
 
 でも、僕らは、
 おそらく、
 それらキーワードだけ、お聞きできれば良く、
 
 逆に、
 それらキーワードだけは、
 お聞きしなければいけなかったのだと、思います。
 
 
 宿は、B&B形式でしたので、
 毎朝食、
 とても美味しいブレックファーストを、
 いただきました。




 
 一日目は、
 素晴らしい壁絵のある、
 ダイニングルームでいただき、


 
 その後二日間は、
 ポーチに座って、
 外の空気を吸い、
 その日の天気を感じながら、
 いただきました。
 
 給仕してくださるスタッフのみなさんも、
 とても、気さくで、明るく、
 料理も、すべて、美味しくて、
 
 朝から、
 とても気持ちよく、美味しく、
 食事をとることができました
 
 (みなさん、ありがとうございました)。
 
 
 また、
 僕らが滞在した部屋も、
 広く、落ち着いた部屋で、
 トイレ・シャワーと、キッチンに冷蔵庫付き、
 照明も美しく、
 また、素敵な絵が飾られていました。


 
 みなさんが集えるスペースとして、
 ロビーが開放されていて、
 そこには、
 数多くのスピ本や、オラクルカードなどが供えられ、
 また、
 紅茶やケーキ・クッキーなどが、供されていていました。
 
 後述するように、
 僕らは、シャスタ観光を、目一杯、楽しんだため、
 この宿での滞在時間は、最小限となり、
 日本に帰ってきてから、そのことを残念に思っています。
 
 同じ期間に滞在していた、
 他の日本人の方々も、
 何らかの理由で、シャスタに引き寄せられて来ていて、
 
 ちょっとした会話だけでしたが、
 交流を楽しむこともできました。
 
 また機会があったとしたら、
 やはり、宿泊したいと思う、
 とても素敵な宿でした。









2016年11月5日土曜日

2016アメリカ旅行14 カリフォルニア州北上 ヨセミテからマウントシャスタへ


 ヨセミテバレーを離れたのは、
 実は、
 午後2時近くに、なってしまっていました。
 
 
 まず、
 昼食に、少々、時間がかかりました。
 
 遅い朝食を、
 しかも、たっぷりと食べた、子どもたちは、
 昼食に何を食べるのか、
 選ぶのに、時間がかかりました。
 
 そして、この頃には、
 そこまで、意識して、お米を食べるようにしていたとはいえ、
 そろそろ、「日本食」が、恋しくなってきていました。
 
 そんなことから、
  レストランを見回しても、ピンと来ず、
  ショップの食品売り場を見回しても、ピンと来ず ...
 そんな状態でした。
 
 でも、ここで食べておかないと、
 次、どこで食べられるのか、分かりません。
 ここで食事を済ませ、
 一気に、進んでしまいたい考えでした。
 
 そんなとき、
 みなの視線を、一身に吸い集める物が、現れました。
 
 カップヌードル でした。
 
 厳密には、「日本食」ではないかもしれませんが、
 僕たちにとっては、まさに、「日本の味」です。
 
 しかも、日本に居るときには、
 ほとんど、口にしていないものなので、
 おかしな話ですが、
 それが、余計に、
 みなの意識を、吸い込んでいきました。
 
 レジの横には、お湯もあって
 (紅茶などを飲む人達用、でもあるようです)、
 お店の横のデッキで、食べられるとのこと。
 
 子どもたちは、それに、飛びつきました。
 まだ、たいして、お腹も減っていないと言っていたのに、
 無言で、むしゃぶりついていました ^^;
 
 すっごく、美味しかったそうです。
 
 それ以降、
 外での食事をとる際には、
 
  「せっかくアメリカに居るのだから、『アメリカ的』なものを」
 の中に、
  「アメリカで食べられる『日本的』なもの、の、調査も兼ねて」
 が、入り込んで行きました。
 
 
 また、
 ヨセミテ滝も、
 昨日、近くで眺めはしましたが、
 間近から、仰ぎ見ることは、していませんでした。
 
 せっかく、ヨセミテに来たのに、
 しかも、僕以外は、ちゃんとしたトレッキングもしていないので、
 ヨセミテバレーの中心地しか、探索していません
 (なので、なおさら、グレーシャーポイントに行っておいて、良かったです)。
 
 「北米一の落差」を、
 間近から、体感しておきたいと思いました。
 
 ところが、
 お昼過ぎは、前日同様、
 すでに、道は、車の渋滞、
 駐車場は、どこも、満杯。
 
 ヨセミテ滝の近くの駐車場には、
 停められませんでした。
 
 仕方なく、少し離れた所に、車を停め、
 そこから、歩くことにしました。
 
 ところが、
 この日も、快晴、大晴天。
 気温も高く、陽ざしも強烈。
 
 しかも、
 子どもたちは、
 お腹も満杯。
 
 歩くのが、億劫です。
 
 なんとか説得して、
 滝に向かったものの、
 結局、往復に、かなりの時間がかかりました。
 
 しかし、
 僕以外のみなにとっては、
 ようやく、滝を間近に感じ、
 ちょっとした水遊びも、再びできて、
 楽しい思い出となりました。
 
 しかも、
 改めて、
 トイレを済ますこと、水の補給、も出来て、
 
 結果、
 その後の移動にとっても、
 好都合でした。
 
  「何がどう転ぶか、分からないものだなぁ。
   こういうものって、やはり、面白いなぁ」
 と、思いました。
 
 
 さて、
 いつもながら、前置きが長くなりましたが、
 
 このような事情で、
 より一層、
 
  「一気に、進まなきゃ」
 という想いが、
 僕の頭の中心に、でんと、腰を下ろしていました。
 
  「無駄無く、早く」
 という想いが、
 同居し続けていました。
 
 ただ、
 その「想い」がありながらも、
 しかし、
 道中の景色を楽しもうとする意識は、
 くっきりと、保たれていました。
 
 あいかわらず、不慣れな、
 「右側通行、左ハンドル」への当惑も重なり、
 普段の何倍も、疲れながら、
 
 しかし、
 はじめての土地、はじめての道、はじめての光景に、
 目を、こころを、奪われ続ける、
 新鮮な、変わらず刺激的な、道程でした。
 
 
 ヨセミテ滝を、拝み見上げた後、
 エルキャピタンに挨拶をして、
 ヨセミテバレーに、別れを告げ、
 
 まずは、一路、西へと、
 道を、下って行きました。


 
 このとき、
 まず、一番、気になったこと、目についたことは、
 前述しましたが、
 樹々が、至る所で、枯れていることでした。
 
 何箇所かでは、
 山火事が起こったのか、
 あるいは、隕石でも落ちたのか、と、
 そんな、非現実的な妄想さえ、浮かぶほどの、有様で、
 それは、実に、衝撃的な光景でした。
 
 そんな光景について、
 裕子さんと、会話を交わしている間に、
 
 実に可愛らしい、
 アメリカの、『田舎町』といった風の街も、
 通り過ぎたりしました。


 
 端から端まで、300m足らずでしょうか。
 そこに、宿をふくめて、数件の店が並び、
 民家は、そこに、集約されている感じでした。
 
 
 そのうち、徐々に、樹々もまばらになり、
 その間、ずっと、道は、下り続け、
 段々と、視界が開けてきました。
 
 樹々は、緑色を保っていましたが、
 しかし、下草は、すべて、枯れ果てていて、
 「乾燥地帯」といった体でした。
 
 普段から、感想の強い地帯なのでしょう、
 用水・灌漑用のため池と思われる湖も、見られました。


 
 この間、
 ヨセミテから、
 延々と、下り続け、
 そして、延々と、車の列が、続いていました。


 
 ヨセミテは、
 想像どおりに、とても、人気のある、
 人の集まった場所だったと、
 そこを離れる道すがらも、感じさせられました。
 
 
 この「乾燥地帯」は、
 丘陵が延々と連なり、
 そこに、すこしまばらに、樹々が生え、
 
 僕には、
 どこか、
 ニュージーランドを、思い出させました。
 
 ニュージーランド(北島)の場合は、
 下草は、冬場でも、確か、青々としていたはずなので、
 その点は、大きく違うと思うのですが、
 
 どこかで、
 地面の茶色い地域を目にしていたかもしれません。
 そこと、似ているのかもしれません。
 
 一部では、乳牛や肉牛を目にしましたので、
 そんな、畜産の様子が、
 そう、連想させたのかもしれません。
 
 いずれにせよ、
 僕にとっては、
 
 心地よくて、「こころ休まる」、
 と同時に、
 大好きな雰囲気なので、「こころ高ぶる」、
 
 そんな、
 相反した感情を喚起させる地帯が、
 しばらく、続いていきました。
 
 
 そして、その先では、
 完全な、酪農地帯に入り、
 そこでは、完全に、
 ニュージーランド的、牧歌的、
 広大な田舎的、な風景が広がり、
 
 そこでは、
 文字通りの「一本道」が、
 まっすぐに、延々と、続いていました。


 
  「このまま、まっすぐに、太平洋まで突っ込むのでは ... 」
 
 そんな道でした。
 
 
 この、直線道の終盤になると、
 ようやく、酪農地帯から、農作地帯に、なります。
 
 オリーブや、りんご、くるみ、などの果樹、
 ピーマン(パプリカ?)、トマトなどの果菜、
 豆類なども、栽培されているように、見受けました
 (時速100kmほどで運転しながらなので、確かではありません ^^; )。
 
 いずれも、
 その規模に、驚かされました。
 
 ニュージーランドでも、
 キウイや、りんご、オレンジ、ポップ、
 そして、ワイン用のぶどうを育てる農園など、
 農業地帯は、ずいぶん、目にしましたが、
 
 日本の農作規模だけでなく、
 それらとも、
 まったく、規模が、異なりました。
 
 次元が、違いました。
 
  「話には、聞いていたけど ... 」
 
 完全に、声を失いました。
 
 魂に、刻まれるものが、ありました。
 
 
 そんな農作地帯の横に、
 ちょっとした町が現れ、
 そこで、
 車の給油と、人間の食料飲料補給と、
 そして、トイレ休憩。
 
 そこまで、
 海抜10mほどの地帯まで、
 一気に、駆け下りてきました。
 
 この先、すぐに、高速に入ります。
 距離としては、まだ、半分ほどながら、
 気分的には、一段落となりました。
 
 気も緩(ゆる)み、
 すこしゆっくりと、休むことにしました。
 
 そこは、日本にも系列のある、ガソリンスタンドと、
 その横に併設された、これまた、日本に系列のある、コンビニ。
 
 ガソリンスタンドは、セルフで、
 それは、日本と、大差ないのですが、
 
 コンビニは、品揃えの内容が、
 日本とは、ずいぶんと、違っていました。
 
 日本にコンビニは、
 特に、近年、
 商品内容が、とても充実していますよね。
 
 僕の暮らしているような、住宅街などでは、
 コーヒーと、一部スイーツなどは、
 コンビニが、一番、とさえ、僕は、感じることもあります。
 
 それにくらべると、
 アメリカのコンビニの品揃えは、
 
 一昔前の、日本のそれのように、
 独自に高められたクオリティーを有さず、
 
 「『田舎の万屋(よろずや)』に毛の生えた」感が、
 漂っていました。
 
 それは、
 都会近くのコンビニでも、そうでした
 (都会の中では、コンビニには、入りませんでした)
 
 (以上は、あくまで、「個人の感想」です)。
 
 日本のコンビニの、クオリティーの高さを、
 改めて、まじまじと、感じさせられました。
 
 そんなことも、
 個人的には、
 とても楽しい体験でした。
 
 
 休憩を終え、
 再び、車を走らせると、
 
 すぐに、高速道路、州間ハイウェイ5号線に入り、
 そこで、進路を北に変え、
 そこから、一気に、
 カリフォルニア州の北端まで、北上していきます。
 
 そのころ、時間は、
 もう、午後5時過ぎだったのだと、思います。
 
 帰宅の車が増えはじめていて、
 はじめ、高速上で、ノロノロ運転になるほどの、
 渋滞に巻き込まれました。
 
 頭の中に宿っていた、
 しかし、そこまでは、比較的、大人しくしていた、
 「早く! できるだけ、早く!」君が、
 むっくりと、起き上がりました。
 
 強烈な存在感を、放ちはじめました。
 
 そこで、
 その後、しばらくは、
 
 深呼吸を続け、
 そして、その『君』を、じっくりと、ハートに感じ、
 ゆっくり、ゆっくりと、小さくしていきました。
 
 そして、
 車の数が減るまでは、
 改めて、細心の注意を向けて、
 運転をしました。
 
 付近は、
 カリフォルニア州の州都、サクラメントの近くでした。
 
 サクラメントを抜けるまでは、
 なんだかんだ、車は多いままで、
 
 その後も、
 片側が、3車線ではなく、2車線のところがほとんどで、
 
 結局、
 この5号線(I-5)は、
 最後まで、ずっと、車が多いままでした。
 
 
 さて、
 サクラメントを抜けてすぐに、
 サクラメント川を、渡りました。
 
  「この源流・水源に、行くんだね!」
 マウントシャスタを、
 初めて、直接的に、感じました。
 
 距離は、まだまだ、離れていることは、分かっていましたが、
 でも、
 なんだか、ようやく、身近に感じられるところまで届いたように、
 感じられました。
 
 
 その先には、
 また、農業地帯が、
 そして今度は、
 穀倉地帯が、広がっていました。
 
 一面に、見渡す限りに、
 四角区切られた穀物が、植えられています。
 
 注意してみると、
 そのところどころに、植えられていない一角があり、
 そこをよく見ていると、
 水が、わき出していました。
 
 まちがいなく、水田でした。
 
  「あぁ、これが、カリフォルニア米だぁ!」
 
 これまた、圧倒的な、その規模に、
 なにか、日本で作っているものとは、
 まったく、別の作物を生産してるように感じても、しかたないな、
 と、思いました。
 
 根底にある考え方、基礎にある概念、前提としている事項、常識が、
 あるいは、向いている方向が、意識の向かっている先が、
 まったく、かけ離れたものであるように、感じられました。
 
  「食物を生産するとは、どういうことなのか」
 ということを、考えさせられました。
 
 昔、自分が、
 変なこだわりから、
 すべて人力で、野菜を、お米を、作っていた時のことを、
 思い返さざるを、得ませんでした。
 
 それが、
 変な自己満足や、ある種の身勝手であり、
 偏った思い込みゆえ、であったことを、
 深く、感じさせられました。
 
 とても良い体験を、することができました。
 とても深いものを、いだくことができました。
 ありがたいことでした。
 
 
 そんな穀倉地帯、農作地帯を、延々と進んでいるうちに、
 いつしか、陽は、傾き、
 そして、沈んでいきました。


 
 そんな時間になって、
 ようやく、シャスタの手前、最後の町、
 レディングに、近づいてきました。
 
 そして、そのとき ...
 ついに、シャスタの山容が、視界に入りました!
 
  「きぃ〜たぁ〜〜〜!」
 
 車内で、大人二人、
 童心に返って、叫び声をあげました ^^ 。
 
 そして、そのころには、
 大人も、子どもも、
 もう、お腹がすいて、限界でした。
 
 レディングに着いたときには、
 誰一人、
 そこを、素通りできる状態では、ありませんでした。
 
 もう、ここからは、
 約1時間で、シャスタまで、着けるはずです。
 
 この時点で、
 すでに、夜の9時。
 
 宿に電話を入れ、
 状況を伝えると、
 遅くなっても、大丈夫とのこと。
 
 安心して、ゆっくりと、
 夕飯を食べることにしました。
 
 
 ここまで、
 アジア料理は、
 セドナでの、タイ料理、一度のみ。
 
 昼の、カップヌードルで、
 より、くっきりと、
 アジアンを食べたくなっていました。
 
 そこで、
 アメリカに来て初めて、
 中華を食べることにしました。
 
 といっても、
 もう、時間も時間ですし、
 町の規模からして、
 探しても、さほど、チャイニーズは無いのでは。
 
 そう思い、
 チェーン店である、
  " Panda Express "
 にしてみることに、しました。
 
 考えれば、
 もう、夜の9時。
 
 着いてみれば、
 スーパーなどは、閉まっているところが多く、
 
 チェーン店とはいえ、
 目的の、中華屋さんが、開いていてくれて、
 ありがたい限りでした。
 
 僕たちは、みな、
 主食を、「焼きそば、玄米、白米、チャーハン」から選べ、
 それに、好きなおかずを、2種類選べるセット、にしました。
 
 店員さんが、
 麺も、ごはんも、おかずも、
 すべて、大盛りで、よそってくれて、
 皿から、こぼれんばかり ...


 
 それを、みな、
 取り憑かれたかのように、
 かき込み、ほお張り、流し込んでいました。
 
 味は、
 正直、
  「もし、これを、日本で食べたとしたら ... 」
 という感じではありましたが
 
 (これも、あくまで、「個人の感想」です)、
 
 でも、このときは、
 みな、大満足で、
 こころから、エンジョイしました。
 
 
 さあ、もう、
 あとは、無事に、宿に着くだけ。
 
 そして、そこは、
 もう、マウントシャスタです。
 
 時間にして、
 ここからは、1時間ほど。
 
 最後の、一踏ん張りです。
 
 ところが ...
 
 この「一踏ん張り」が、
 大変でした。
 
 僕にとっては、
 それが、
 「一」では、ありませんでした。
 
 
 はじめは、
 食事にも満足し、
 休憩も取れて、一息つけて、
 順調そのものでした。
 
 ところが、
 割とすぐに、
  「あれ、やばいな」
 と、感じました。
 
 普段、その気配すら感じることが無いほどの、
 大物の、どっしりとした、重々しいほどの、
 『睡魔様』が、
 
 足音を立てて、一歩ずつ、着実に、
 近づいて来ていることを、感じたのです。
 
 それも、結構な速さです。
 
 そして、その剛腕は、
 一気に、僕の頭を、つかみました。
 
 ビックリするほどの眠気が、
 僕の脳の内側から、
 僕を乗っ取りにかかりました。
 
 それは、
 僕の意思力ごときには、
 とても抗えないほどの、猛者でした。
 
 勝敗は、
 あっけなく、つきました。
 
 僕は、
 『睡魔様』の配下に下ることになりました。
 
 ふっと傾き終わった、
 自分の頭の動きに、気づき、
 
 車を運転中ながら、
 「『船』を漕いでいる」ことに、
 気づきました。
 
  「あっ、だめだ」
 そう、認識できたときには、
 もうすでに、二漕ぎ目に、入っていました。
 
  「あぁ、このまま、漕ぎ続けてしまいそうだ ... 」

 恐るべき速さで、遠のく意識の中で、
 
 かろうじて、
  「やばい、ねむい ... 」
 という音を、発することが、できていました。
 
 そして、それを、
 幸いにも、裕子さんが耳にしてくれていました。
 
  「大丈夫? 運転、代わろうか?」
 
 その声を聞いて、
 いったん、『睡魔様』の元を離れることができ、
 
 状況を、
 裕子さんに伝えることができました。
 
 その後は、
 裕子さんが、
 音楽を聴かせてくれたり、
 肩をもんでくれたり、
 声をかけてくれたり、
 
 さまざまな方法で、刺激を与えてくれて、
 どうにかして、
 醒まさせてくれようと、してくれました。
 
 
 思い返してみれば、
 その日、
 
 朝4時半に起きて、
 トレッキングをして、
 
 そして、午後には、
 約8時間にもおよぶ、長距離ドライブ。
 
 疲れていて、当然でした。
 
 ところが、
 そこまで、ずっと、
 強行軍での移動が、当然だったこと、
 
 旅行をしている・アメリカに居るという興奮で、
 神経が高ぶっていたこと、
 
 そんなことなどで、
 「自分が、疲れている」という自覚が、
 まったく、ありませんでした。
 
 そして、そこに、加わった、
 満腹感。
 
 眠くなって、当然でした。

 
 ただ、
 この眠気、生半可ではありませんでした。
 
 裕子さんの、あらゆる協力も、
 この『睡魔様』には、痛くも痒くもないようでした。
 
 僕は、着実に、配下に下っていき、
 そして、
 もう、戻って来られないところまで、行ってしまいました。
 
 105kmほどの、制限速度だったと思いますが、
 そんな、高速道路の上で、
 僕は、たびたび、60kmほどまで、
 速度を落としてしまっていました。
 
 上り坂に入っていたとはいえ、
 遠のく意識で、
 アクセルを踏み込む、足の力が抜けていき、
 何度も何度も、速度を落としました。
 
 その度に、
 裕子さんが、大きな声をかけてくれて ...
 
 そんなことを、
 何度も何度も、繰り返していました。
 
 横に居た、裕子さんは、
 相当、怖かったことと思います
 (ごめんなさい)。

 また、
 そのとき、僕の車を追い抜かすことになった、
 多くの車のドライバーさんたちは、
 さぞ、運転しづらかったことでしょう
 (みなさん、ごめんなさい)。
 
 
 そんな中にも、
 すこし、意識が強まったり、
 という時間もあり、
 
 高速を降りる地点が近づいていることは、
 把握できていました。
 
 そして、その地点で、
 間違えること無く、
 降りて、
 
 一般道に、入ることができました。
 
 もう、ここからは、
 宿まで、10分ほどだと思います。
 
 一安心です。
 
 ところが。
 
 ここから、
 もう一度、
 『睡魔様』の、最後の抵抗に、やられてしまいます。
 
 もう、戦いも、最終盤。
 機会が限られていることを、
 敵も、分かっていたようです。
 
 最後の猛攻を、仕掛けてきました。
 
 その攻撃に、
 僕も、完全に、撃沈。
 
 道路の上で、
 車を、完全に、停めてしまっていました!
 
 そのとき、
 後ろからは、
 トラックが一台、
 高速で近づいて来ていました!
 
 慌てて、
 路肩に、車を寄せ、
 トラックをやり過ごし、
 
 ここで、もう一度、
 意識を取り戻しました。
 
 これで、完全に、
 『睡魔様』との戦いも、終焉しました。
 
 いったん、「完敗」したことにより、
 戦いが終わり、
 その結果、
 『結果として』、「勝つ」ことができました。
 
 興味深い体験でした
 (なんて言ってて、ごめんなさい、裕子さん)。
 
 
 最後、
 まったく街灯などの明かりが無い、
 真っ暗闇の中を、
 
 宿に向かって、入っていく道を見つけるのに、
 とても手間取りましたが、
 
 でも、どうにか、
 宿にたどり着ことができました。
 
 車を降りると、
 煌めく星たちが、
 まばゆく、見えていました。

 空気は、
 すこし特有の、
 重く、湿った感じがしていました。
 
 そのとき、時刻は、
 すでに、
 夜中11:20に、なっていました。