マウントシャスタでの1日目、夕方、
ハートレイクへ行くことができず、
基本、気落ちしたまま、
でも、と言いつつも、
気を取り直し、テンションを戻すこともできて、
シャスタシティに、向かいました。
それは、
「水」を手に入れるため、
そして、
「夕飯」を食べるためです。
シャスタシティに入る直前には、
マウントシャスタを、
今までで、一番大きく、
見ることができました。
それは、
沈む寸前の夕日に照らされた、姿でした。
さて、
シャスタシティに入り、
来た道(レイクストリート)を、
メインストリートである、
マウントシャスタブールバード( Mount Shasta Blvd )にぶつかるまで、
進みます。
その途中、
シャスタシティに入ったところでは、
長〜〜〜い貨物列車に、
5分以上、足止めを食らう、
という体験もしました。
(すみません、暗い中、手ぶれもしています ... ^^; )
そういえば、
セドナへの往復の道中も、
長〜い、長〜〜〜〜〜い貨物列車を、
何度も、目にしました。
「規模が違うなぁ」
と、
とても思いました。
マウントシャスタブールバードに行き当たったら、
そこを、左折(北西方面へ)。
街の北方面(厳密には、北西方面)へ、すこし進みます。
すると、
道の左手に、
先ほどの貨物列車が通っていた、線路が現れ、
並走します。
そのまま進むと、
右手にあった、店や住宅が無くなっていき、
最後の建物になったところを、左折。
線路を越えます。
そこには、
たしか、標識があったと思います。
線路を渡ったら、
直後に、右折。
林の中に入っていきます。
そこが、
マウントシャスタ市民公園( Mount Shasta City Park )です。
この公園には、
サクラメント川の源流・源泉が、あります
( Headwaters of the Sacramento River )。
別名、"Big Springs" (「大泉」ですね)とも、
呼ばれているようですが、
美しく、澄んだ、きれいな水が、
大量に、湧き出しています。
(夕暮れ時、林の中なので、暗くて、こんな写真ですが ... )
僕には、
規模が違いますが、
八ヶ岳の、三分一湧水と、
とても似ているように、感じられました。
手を浸してみると、
キッと、冷たく、
手に取って、飲んでみると、
胃まで、冷たさが入っていきます。
水も、キリッとした、
すっきり、キレた、味がしました。
その水を、
ペットボトルの容器に、汲みました。
ペットボトル容器は、
日本でもおなじみの、ミネラルウォーター、
「クリスタルカイザー( CRYSTAL GEYSER )」のものです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、
日本で売られている、クリスタルカイザーは、
マウントシャスタで、汲まれたものです。
工場そのものは、
その場所から、もう少し離れた場所(7マイル、11km)にあるようですが、
でも、
日本から来た僕にとっては、ほぼ、同じ場所。
里帰りの、気分です。
汲み放題の、
マウントシャスタの、ミネラルウォーターを、
おもいっきり、飲みまくりました。
火照っていた身体が、冷えきるほど、
存分に、飲みました。
ただ、
厳密に言うと、
その容器は、
もともとは、別の場所で汲まれた水のものでした。
アメリカのスーパーで購入した、
その、クリスタルカイザーは、
シエラ・ネバダ山脈のオランチャ・ピーク( Olancha )という、
通過してきた、ホイットニー山のすぐ近くで、汲まれたものでした。
なので、
「容器的」には、里帰りでは、ありませんね。
でも、
そんなことは気にせず、
クリスタルカイザーの容器に、
マウントシャスタの湧き水を、汲み入れました。
改めて、
身体の内側から、
「アメリカ大陸」と融合しているように、
頭では、捉えていました。
この、
湧き水のある場所は、
公園の、北端に、当たります。
その、すぐ南側には、
広い、芝生の、広場がありました。
水を汲み終わった後、
子どもたちは、
そこで、走り回ったり、
その先にある遊具で、遊んだりしていました。
日は、完全に沈み入り、
かなり、薄暗くなっていましたが、
すべてが、ほのかな、ピンク色に、染められていました。
また、
湧き出た水が、小川となって、流れはじめたところには、
適度な広がりと閉鎖性をもった空間があり、
そこには、ベンチが、置かれていました。
そこは、
ある「特定の」市民にとっての、
憩いの場となっているようでした。
「いわゆる」という単語を探せば、
おそらく、「ヒッピー」という言葉が、
一番、適切であろう、
特定範囲内の人々が、
とても、穏やかに、平和そうに、幸せそうに、
音楽を奏でたり、
それに合わせて躍ったり、
食事を作ったり、
食べたり、飲んだり、会話したり、していました。
「いま、この瞬間」を、味わっているように、
見られました。
あるいは、
「短い、限定的な期間を、無心に、味わっている」ように、
見受けました。
人によっては、
「いま、この瞬間」に、集中することによって、
他の時間のことを、振り払っている、
かのようにも、感じられました。
ただ、
いずれにせよ、
みな、かなり自由に、思えました。
軽そうに、
感じられました。
木曜日の夜だったことを思うと、
週末などに限らず、
行われているように、見受けられました。
僕には、
基本、
好意的に、感じられました。
そして、
この公園そのもののことも、
とっても、気に入りました。
そこに居ることが、
素晴らしく、ここちのいい、
素敵な、場所でした。
公園を後にし、
僕たちは、
夕食に向かいました。
店は、
決めていました。
日本に居るときから、
口コミサイトで、とても良い評判を集めていた、
インド料理店に、惹かれていました。
基本的には、
ベジタリアン・ビーガンだとの、ことでした。
Maruti Indian Restaurant.
そこは、
公園から、車で数分、
街の中心部に着く前に、ありました。
そして、そこへは、
迷わずに、たどり着けました。
店は、
メインストリートからは、
一本、奥に入ったところにあるにもかかわらず、
店の前には、車が一杯で、
駐車するスペースが、空いていませんでした。
とりあえず、
僕が車に乗ったまま、二重駐車状態で、
裕子さんに、店に入って、聞いてもらうと、
どうやら、
店内は、満席のようです。
そのために、駐車スペースが無いようです。
その、事前に調べた、評判に違わず、
混み合っている様子に、
より、惹かれてしまいました。
できるならば、
そこで食べたいと、思いました。
ちょうど、一台、車が出て行き、
そこに、停めることができたので、
僕も、店内に入り、
店の人との会話に、加わりました。
満員とのことで、
いったん、断られた形だったのですが、
「そこを、どうにか」的な雰囲気を出していると、
「じゃぁ、シェフに、聞いてみるわね」
とのこと。
しばらく、店の入り口で、待っていると、
シェフ曰く、テイクアウトならば、OKだと。
ラッキー!
「もちろん、それで、結構です」と伝えました。
しかも、
想定外に、
宿で、食べることができる流れになりました。
それも、素晴らしいと、思いました。
せっかく、キッチン・冷蔵庫付きの部屋だったので、
調理するわけではないけれども、
ダイニングを使って、
ゆっくり、家族だけで、食事ができます。
それはそれで、良かったと、思いました。
料理ができあがるまでに、
30分ほど、かかるとのことだったので、
僕たちは、
近くのスーパー行って、
その他、必要なもの、欲しいものを、
購入することにしました。
大人は、
地元のビールを、ゲットしました。
こうして、
その日の夕食は、
宿で食べる、
しかも、本格的なインド料理と、なりました。
普段から、カレーが大好きで、
しかも、
セドナの、タイ料理店で食べたカレーが、気に入っていた、
子どもたちは、
満足げに、カレーを頬張っていました。
裕子さんは、
ほうれん草のカレーにしていました。
ビールとともに、
美味しそうに、食べていました。
僕は、
ビリヤニを、選択しました。
大正解でした。
みなの料理も、味見しましたが、
どれも、
評判に違わず、とっっっっても、おいしかったです。
大満足の、夕食で、
マウントシャスタ1日目を、終えることができました。
この、レストラン、
とってもお勧めなのですが、
ただ、残念なことに、
いまは、オレゴン州ポートランド( Portland )に、
移転してしまったようです。
あぁ ...
この日も、
みな、
食事を終えるや、
倒れ込むように、寝入って行きました。
ただ、
この日は、
驚くほどに、室温が高く、
夜中に、何度か、目を覚ましました。
明け方になって、
窓を、全開にするまで、
寝苦しさは、続きました。
マウントシャスタは、
「避暑地」を、休んだままでした。