2017年3月27日月曜日
2017ハワイ旅行8 ハワイ島3 アカカ滝( Akaka Falls )
ワイピオ渓谷( Waipio Valley )を後にした、
僕たちは、
もう一度、
ホノカア( Honokaa )の町を抜けて、
そこから先へ、
さらに進んでいきました。
ホノカアの先は、
道は、はじめ、「ほぼ東」に向けて、
伸びています。
しばらく、
東へ、東へ、進んでいくと、
非常になだらかに、下っていた道が、
一度、上ります。
とても小規模な、峠のような場所です。
そこを越えたところに、
見晴し台( Lookout )があります。
ラウパホエホエ展望台( Laupahoehoe Lookout )です。
そこからは、
その名のとおり、
ラウパホエホエ岬( Laupahoehoe Point )が、見下ろせます。
ここから見る、ラウパホエホエの、岬と海は、
とてもとても、美しく、平和そうに見え、
しばらく、見入っていました。
岬には、ご覧のとおり、
車も、停まっていて、
どうやら、公園になっているようです。
おそらく、
人々にとっての、憩いの場となっていることでしょう。
しかし、
この記事を書くために、
検索をしたところによると、
1946年4月1日の津波で、
24名の犠牲者が出た、そんな場所なんだそうです。
こころよりご冥福をお祈りいたします
その先では、道は、
徐々に、「南東」に向けて、緩やかに、湾曲し、
これまでよりも、さらに、島の「北東」地区に近づき、
そして、さらに、「南」に進んでいます。
それにともなって、
周りに見える、自然も、
徐々に、緑が濃くなり、
植生的に、南国感が増すと同時に、
植物たちの密度が、増してきます。
道には、橋が、何本か、現れてきます。
その下には、川が流れていて、
そこは、谷になっていますが、
谷は、ここでも、やはり、
上よりも、さらに、緑濃く、植物にあふれていて、
生命力が強いように、感じられます。
そんな谷を、
橋を渡って、幾筋か、越えると、
比較的、唐突に、
「 アカカ滝 右折→ 」
の看板が、現れます
(行かれる方は、ご注意ください)。
案内にそって、右折すると、
道は、急な登り坂になり、
そして、すぐに、突き当たり、
左折。
すると、
ホノム( Honomu )の町に入ります。
この、ホノムこそ、ホノカアよりもさらに、
数件の建物が並ぶだけの、
「村」ともいえないような、小さな小さな、街ですが、
ここには、
ガイドブックには、必ず、出てくる店が、
2軒も、あります。
その2軒は、
ご想像どおり、くっついて、並んでいました ^^ 。
1軒は、
ミスター・エドズ・ベーカリー( Mr. Ed's Bakery )。
" ISHIGO'S SINCE 1910 " と、大きく書かれた、
かつて、日系イシゴさんのお店があった建物にある、
名のとおりの、パン屋さんです。
どうやら、
パンも、美味しくて、評判らしいのですが、
なにより、手作りで、作っている、
「パンといえば」の、ジャムが、とても好評みたいで、
それが、ガイドブックには、必ず、出てくる、
おススメの、おみやげになっています。
マンゴーや、リリコイ( Lilicoi :パッションフルーツ )など、
ハワイらしい、南国らしい素材を使ったものが、
多いと、150種類くらい、あるそうで、
おみやげ用に、
ちょっと、期待して、行ったのですが、
当日は、日曜日。
お休みでした ...
お店の前で、
タバコを吸って、くつろいでいた、おじいちゃんに、
「サンデー、サンデー」
って、言われちゃいました ^^ ;
そこで、もう一軒のほうへ。
お隣にある、
グラス・フロム・ザ・パスト( Glass From the Past )、
アンティークの、ガラス瓶を売っている、お店です。
店内には、それ以外にも、
各種、アンティーク雑貨が売られています。
こちらは、
僕たちが着いたときには、店じまいの最中でしたが、
お店のおばさんが、積極的に、裕子さんに、声をかけて、
店内に、案内してくれました。
一見した雰囲気は、素敵でしたが、
こちらとしても、あまり時間がなかったので、
僕は、さっさと、店内を巡っただけに、とどめました。
裕子さんは、
「『ハワイ』と言えば」の、「ホ・オポノポノ」の、
「『ホ・オポノポノ』と言えば」の、「ブルーソーラーウォーター」を、
作るための、ブルーのガラス瓶を、購入していました。
そして、ここから、
もう一度、右折して、
もう一度、急な坂を上っていきます。
比較的すぐに、なだらかになり、
その付近から先には、畑が広がっていました。
畑では、サツマイモを作っていることが、確認できましたし、
その他、豆系の葉っぱの作物も、見て取れました。
フルーツを売っている、日本でいう「無人販売所」みたいな小屋もあり
(でも、無人ではなく、行けば、たぶん、人が出てくるんだと思います)、
おそらく、豊かな土地なのだと、推測しました。
海沿いの道から、上ったところで、
そこに、畑が広がっていますので、
当然ながら、視界が開けていて、海も見下ろせました。
住むには、とても素敵な場所だろうと、感じました。
そんなことを、感じながら、
道を、そのまま、もう少し進むと、
改めて、右折する形の後、
目的地の、
アカカ滝( Akaka Falls )の駐車場に着きます。
スーパーボールの、ラジオ中継を耳にしたのは、
この、駐車場になります
(過去記事『 第51回スーパーボールに 』)。
この駐車場で、
はじめて、野生の、自生している、
モンステラ( Monstera )に、会いました!
ハイビスカスや、ウミガメ柄を抑え、
「『ハワイアン・デザイン』と言えば」
の、
あの、葉っぱ模様の、葉っぱ、ですね。
僕たちが、
個人セッションや、津留さん交流会をしている、
『スペースあむりた』にも、置いて以来、
とても親近感を持っている、
観葉植物の、モンステラ。
その、野生の、自然に生えている子に、会えました。
それにしても、でかい!! ^^
モンステラは、
ハワイの気候風土に、合っているらしく、
どこでも、とても巨大に、なっていました。
そんな、大きな子に、はじめて会えて、
僕は、とっても嬉しくなってしまって、
しばらく、葉面を、なでなで、なでなで、していました。
ところで、
これは、事前に知っていたのですが、
「『ハワイ』と言えば」感、満載の、
この、モンステラにしても、
実は、ハワイの在来種ではなく、
外来種なんですね。
先にも出た、ハイビスカスにしても、
あるいは、これまた「ハワイ」な、ココヤシにしても、
ブーゲンビリアも、プルメリアも、
バナナも、パイナップルも、
タロイモも、サトウキビも、ノニも、
そして、モンキーポッドも、バニヤンツリーも、
みんな、「人が持ち込んだ」、
外来種なんだそうです。
「だから、何?」
っていえば、
それまでの、話題ですが、
僕は、
とっても、興味深く、感じました。
ご参考までに ^^ 。
それから、
ついでなので、もう一つ、お付き合いください。
これは、日本に戻ってから、知ったのですが、
モンステラって、実が生るのだそうです。
しかも、バナナとパイナップルの中間みたいな味で、
美味しいんですって!
しかもしかも、「モンステラ」の名前ですが、
学名は、" Monstera deliciosa " 、
「美味しい モンスター」。
巨大で、多数の切れ込みや、穴が開く、その葉を、
「モンスター」と、形容していて、
それが「モンステラ」の名の、
直接的な、元になっていますが、
その、葉の、見た目からは意外な、その美味しさとの対比から、
葉を「モンスター」と、呼んでる気が、しません?
上手く表現できないのですが、
いずれにせよ、この植物、
(少なくとも、学名的には)
「実の美味しさ、ありき」なのが、
余計に、興味をそそられ、親しみが増しました。
機会があったら、食べてみたいなぁ。
日本国内でも、
八重山諸島の方では、食べられるみたいです。
さて、駐車場から、滝までは、
ループ状になった遊歩道を、歩いて、見に行きます。
そうそう、
ちなみに、この駐車場は、有料で
(だから、日曜日のその日には、管理している、若者がいました)
(ふだん、平日には、自動支払機に、支払うようです)、
車は、一台5ドル。
その場合には、その車に乗ってきた人、全員の料金が含まれます。
対して、
歩いてきた人の場合は、一人1ドル。
なので、
車に、4人以下の人数が乗って、来た場合には、
「車一台」として、5ドル払うよりも、
一人一人が、1ドルずつ払ったほうが、得です。
そんなわけで、
この駐車場、
特に混んでいるわけでも、満車なわけでも、ないのに、
いつも、駐車場に入る手前の、道路部分に、
路上駐車している車が、あるそうです。
僕が行ったときも、そうでしたし、
いま、GoogleMapのストリートビューで、確認してみたところ、
やっぱり、そうですね!
なんと、
17台ぐらい、停まってますね!
(後ろにも、一台、停まってますよ!)
僕は、お金のブロックに関しては、権威なので、
その気持ち、よ〜く分かるし、
こういうの、大〜好きです! ^^
https://www.google.co.jp/maps/@19.8528147,-155.1516425,3a,75y,327.07h,83.23t/data=!3m6!1e1!3m4!1seNnUiG5eeMRSCzhA0XXy4A!2e0!7i13312!8i6656!6m1!1e1
ただ、このときは、
日本から来た旅行者として、大盤振る舞い。
5ドル、支払いました ^^v
さてさて、
ようやく、「滝」の話ですが ^^; 、
ここにある、アカカ滝は、
落差が、134mあって、
ハワイ島で、最も大きな滝です。
日本の、
あの、那智の滝が、ほぼ一緒の、落差133m、
日光の、華厳の滝が、落差97m、ですから、
かなり、立派な、滝、ですね。
期待が膨らみます。
ところで、
ここ、アカカ滝州立公園では、
アカカ滝だけでなく、
カフナ滝( Kahuna )という滝も、見られます。
この、カフナ滝は、
それでも、立派な、落差30mなのですが、
いかんせん、
アカカ滝が、134mですから、
その差、4倍以上。
どうしても、
比較すると、差は歴然です。
なので、
この、ループ状の遊歩道を、
どちら回りで、進むかが、
結構、重要になってきます。
右回りに進めば、
先に、カフナ滝が見られて、
カフナ滝のことも、新鮮に、「おっ」と、見られて、
しかも、その後に、アカカ滝を見れば、
「おっ、おおぉ〜!」と、なるわけです。
ところが、
反対に、左回りで、回ってしまうと、
はじめに、アカカ滝で、
「おぉ〜!」となったあとに、
カフナ滝で、「へぇ〜」と、なってしまいます ...
地球は、「二極の世界」ですねぇ。
ということを、事前に知っていましたので、
僕たちは、
もちろん、右回りに、回りました。
駐車場から、階段を下りて、遊歩道に入ると、
道も、そのまま、下って行きます。
降りていく途中では、
群生している、竹が、とても印象的で、
下った底には、小川が流れています。
その、底に立って、正面を見ると、
そこには、
なかなかに巨大な、バニヤンツリーが、鎮座しています。
このバニヤンツリーは、
ホノルルのものと比べて、
見るからに、湿気が多いところに、生えている感じがしますね。
湿度が充分なら、
気根も、太くなる必要が、ないのでしょうね。
同じ樹なのか、ちょっと、確認が取れませんが
(たぶん、別の樹なんだと思います)、
その、裏側の、バニヤンツリーも、こんな感じでした。
この遊歩道には、
種類豊富に、植物たちが、自生していて、
いろいろな花々も、目にすることができました。
なかでも、
この、バナナの花、実は、
「バナナ大好物人間」として、
見られて、とても嬉しかったです。
ただ、
なぜか、
正直、「グロテスク」と、感じました。
前振りである、カフナ滝も、
しっかり見たのですが、
実は、
「前振り」と、認識していたがゆえか、
写真を撮り忘れてしまうという、扱いをしてしまいました
(カフナ滝さま、ごめんなさい)。
まだまだ、
「二極」ドップリですね、反省 ...
そして、いよいよ、
アカカ滝です。
ところが、
着いて、ビックリ。
アカカ滝が、輝いています。
純粋に、偶然で、
純粋に、タイミングの問題なのですが、
でも、
僕らが見た、アカカ滝は、
このように、輝いていました。
控えめに表現して、
とっても、ビックリして、
とっても、嬉しかったです。
とっても、素敵で、
とっても、美しく感じました。
苗字に、「滝」の漢字が、入る者として、
ふだんから、
やはり、「滝」には、特別の感情がありますし、
日本でも、これまでも、
先の、アメリカ旅行でも、
滝を、いっぱい見てきましたが、
今回の、この、アカカ滝は、
また、特別なものを目にしていると、感じました。
「眩(まばゆ)いばかりの、光を、
ためらうことなく、生み出し、あふれ出させ、
それを、惜しげなく、地上に、降り注ぎなさい」
ハワイ島から、ハワイから、地球から、
そう、言ってもらっているものと、
勝手にですが、
受け取ることにしました。
2017年3月26日日曜日
2017ハワイ旅行7 ハワイ島2 ワイピオ渓谷( Waipio Valley )
マウナラニ( Mauna Lani )で、
シェルター・ケイブ( Shelter Cave )と、
フィッシュポンド( fish pond )を楽しんだ、
僕たちは、
つぎに、
ワイピオ渓谷( Waipio Valley )を目指しました。
ワイピオ渓谷というのは、
こんなところで、
断崖に囲まれた谷です。
この谷は、
かつては、ハワイの王族たちが暮らした、
特別な場所で、
別名、「王家の谷」とも呼ばれ、
カメハメハ大王が、幼少期を過ごしたとも、
言われているらしいです。
周囲を囲う、断崖からは、
幾筋もの、滝が流れ落ち、
谷の中に、水が豊かに集まり、
そこは、タロイモなどを育てるのに、適しています。
そんな、豊かな植生も相まってか、
古来より、ここは、マナあふれる場所とされ、
それゆえに、王族たちが暮らす、
特別な、神聖な場所とされてきたそうです。
有名な、
ハワイ・カウアイ島の、
カララウ谷( Kalalau Valley )はじめ、
ハワイでは、谷こそ、
マナの豊かな、聖なる場所と、されてきたようで、
この、ワイピオ渓谷も、そんな場所の一つで、
かつて、TV番組の中でも、
江原啓之さんが、「素晴らしいネルギーの場所」として、
紹介されていました。
そんな、ワイピオ渓谷に、向かいます。
マウナラニを出ると、
再び、周囲を溶岩に囲まれた中の、一本道を、
進んでいきます。
この写真は、別の日に撮ったものですが、
海側は、こんな感じに、
流れ出た溶岩が、そのまま固まったまんま、といった風、
山側には、
そんな溶岩の上に、ようやく、草が生えはじめた、
そんな場所が、続いています。
マウナラニをはじめとした、
いくつかの(高級)リゾートは、
ハワイ島では、
このような大地に囲まれた、
島北西の海岸部に、あります。
この一本道が、突き当たりを迎えると、
そのころには、道は、徐々に、登りはじめ、
そして、右折して、さらに進むと、
ようやく、大地は、草に覆われてきます。
この辺りから、マウナラニ方面を、振り返って見ると、
このように、草原が広がって見えます。
見えている山は、フアラライ山で、
その右手に、湾のように見えている当たりが、
リゾート地になっているところです。
フアラライ山は、
空港でお出迎えしてくださったときと変わらず、
山肌に、薄く、雲を携えて、
綺麗な山容を、見せてくださっていますね。
こうして見ると、
その形からか、
やはり、そうは、見えないのですが、
それでも、
海から、直接、山頂へと、つながった、
その標高は、2,521 mもあります。
ハワイ島西側、コナ( Kona )側にいると、
かなりの存在感で、
いつでも、この山が、視界に入ります。
なので、
とても親しみの湧く、印象に残る山です。
ちなみに、
有名な、コナ・コーヒーは、
この山麓で、育てられています。
さて、
右手に、草原と、それ越しの、フアラライを見ながら、
反対側、左手には、コハラ( Kohara )の山並みを見ながら、
そのまま、進んでいくと、
ワイメア( Waimea )の町に、入ります。
ワイメアは、
周囲を、広大な牧場に囲まれており、
視界の開けた、少し乾燥した、落ち着いた感じで、
僕の印象では、ハワイ島の中では、
ヨーロッパっぽい、というか、
ニュージーランドにも似ていて、
とても雰囲気の良い、暮らし易そうな、印象を受けました。
それでも、
町の規模は、とても小さく、
日本人の感覚としては、「村」です。
僕たちが通った、
その前日の、立春には、
『桜祭り』が、開催されたようで、
開催場所には、桜が咲いていました
(色からすると、「寒緋桜」でしょうかね?)。
ワイメアを抜けると、
道沿いに、樹々が現れ、
その樹高が、徐々に、高くなり、
樹幅も、徐々に、広くなり、
大きな樹々が、両サイドに、見られるようになります。
ハワイに来て以来、初めて、
森の中に、入りました。
道は、このあたりで、
さらに、登って行き、
そこから、急に下りはじめ、
標高差のある一帯を抜けます。
抜けたところで、
左手に、海が見えてきます。
ハワイ島の、北側の海です。
ハワイで、初めての、ノースショア。
北東からの、貿易風が吹き付ける、
ハワイにおいては、
北東側・北側が、雨の多い地帯で、
樹々も、こちら側に、多く生えています
(反対に、南西側・西側は、乾燥しています)。
初めて目にする、
濃い緑越しの、海になります。
海そのものも、
こころなしか、気のせいか、コントラスト故か、
その色が、一際、濃く見えました。
ここから、
ワイメアよりも、さらに小規模ですが、
家々が、建物が、目に入るようになり、
道が、ホノカア( Honokaa )に入ったことを、
教えてくれます。
ここで、
すぐに目につく、ドライブインに、入り、
昼食にしましょう。
このあたりでは、有名な、
テックス・ドライブイン( Tex Drive-In )です。
「ドライブイン」とは言っても、
日本のそれとは、規模が違いますが、
しかし、そう言うだけあって、
駐車場も広く、おみやげなどを売る店も併設されており、
食事をとったり、休憩したりするには、うってつけかもしれません。
ただ、
僕たちが利用したときには、
トイレが、改修工事中で、
臨時の、仮設のものしかなく、
それが、管理が不十分で、ちょっと、大変でした ... ^^;
このお店は、
まず、なにより、マラサダ( Malasada )という、
ポルトガル発祥のお菓子で、有名です。
ご覧のとおり、
一言で言えば、
「中にクリームの入った、揚げドーナッツ」。
周りには、砂糖もふってあり、
きっちりと、臆することなく、堂々と、「甘い!」です ^^ 。
残念ながら、
甘いもの大好きの、僕にも、
少々、過ぎました ...
ちなみに、
この、「マラサダ」という、名前ですが、
日本人からすると、どうしても、
「マ『サ』『ラ』ダ」と、覚えてしまいがちです。
僕も、そう、覚えていました。
だって、
「サラダ」という「音」に、馴染んでますもんね。
さて、
甘〜〜い、デザートは、後で、いただくとして、
まず、お昼ご飯を、
こちらで、いただきましょう。
子どもたちは、
機内食で、すでに、気に入った、
ハワイ島発祥の、「ロコモコ」に、即決定。
「ロコモコ」は、
ライスの上に、ハンバーグを載せ、
そのうえに、目玉焼き、
最後に、グレービーソースをかけた、丼です。
詳しくは、
ヒロ( Hilo )の町探索のときに、もう一度、登場予定です ^^ 。
裕子さんは、
「ロコモコ」の、ハンバーグのかわりに、
ハワイ語で「マヒ( Mahi )」「マヒマヒ( Mahimahi )と呼ばれる、
シイラを使った、「ロコモコ with マヒ」をチョイス。
「とっても美味しかった」
と、
本人、大納得の一品でした。
一方、僕は、
ロコモコや、
「サイミン( Saimin )」と呼ばれる、ハワイ風ラーメンと、
悩みましたが、
ここでは、
「ハワイ」「地元」「名物」ということには、こだわらず、
大好物の、「タラ( Cod )」のフライをはさんだ、
フィッシュバーガーにしました。
揚げたてのフライが、メインとして、充分な存在感で、
バンズも、甘めで、マッチしていて、
美味しく、いただけました。
食事を終え、
お店の前の道を、北に進むと、
すぐに、町のメインロードに出ます。
そこを、左折、西に向かうと、
そこは、ホノカアの、中心部です。
「中心部」と言っても、
「周縁部」は、存在しない、
小さな小さな「村」ですが、
この村は、「ただ小さいだけ」ではなく、
とても、のどかで、とても、愛らしい、
独特の、素敵な雰囲気が漂う、
不思議な町です。
「コロニー( Colony ):『群生地』」
という言葉が、思い浮かぶ、
とても狭い範囲の、特定範囲の周波数を有した人だけが、
この町に居留ことを許される、
そんな場所に、感じられました。
そして、その「周波数帯域」とは、
「妖精的」というか、
「アーティスト的」というか、
そんな、すこし、地から浮いているような、
そんな感じに感じられました。
「時間」という概念を、意識に中に有している人は、
そこには、相応しくない感じの、場所でした。
そんな、ホノカアを抜けると、
しばらく、
森と、海岸に、挟まれた、幅の狭い地帯に道が続き、
そこを通り抜けると、
その先に、
目的地である、ワイピオ渓谷が、ありました。
ここまで、
「ワイピオ渓谷」と、言ってきましたが、
僕たちが、今回、行ったのは、
実は、厳密には、
「ワイピオ渓谷展望台( Waipiʻo Valley Lookout )」で、
ワイピオ渓谷の東崖の上にある、
ワイピオ渓谷を望める、見晴台です。
そこからは、
ワイピオ渓谷の、海に面した、入り口部分を、
上から、眺めることができるのですが、
その場所は、
まだ、谷の外側、崖の上になり、
なので、
今回、僕たちは、
ワイピオ渓谷には、その中には、入っていません。
谷に入って行くには、
かなり急勾配で、かなり道幅が狭く、路面も悪い道を、
降りて行かなければならないそうで、
各レンタカー会社でも、その道を、
「保険適用外」に、指定しています。
その事実と、時間的・スケジュール的見地から、
今回は、渓谷内に入ることは、見送りました。
渓谷内には、今も、人々が、静かに暮らしているらしいので、
慌ただしく、騒がしく訪れて、ご迷惑を掛けたくない、
という想いも、ありました。
さて、
というわけで、展望台から眺める、
ワイピオ渓谷は、
「隔離された、非現実的な、楽園的空間」
のように、感じられる、
のどかで、ゆったりとした、
時間の流れのない、自足的な営みが、
きっと、繰り広げられていることでしょう。
目にすることのできる、限られた範囲では、
僅かな建物と、タロイモ畑(厳密には、水田)が目につき、
あとは、濃い緑が、生い茂っているようでした。
実際に、中に入り、そこに身を置くと、
どのような風景が見られ、どのように感じられるのか、
僕たちは、体験することはありませんでしたが、
「地上の高度的」には、ワイピオ渓谷のほうが、下に位置しながら、
しかし、きっと、
わたしたちの世界のほうが、「下界」なのだろうと、
感じながら、見ていました。
「見下ろしながら、眺める」というよりも、
「仰ぎ見ている」という気が、していました。
ホノカアといい、
ワイピオといい、
ハワイ島北西部の、北東岸は、
下界からは、隔離された、
微細で、精妙な、周波数の漂う、
重量というものが、少し、希薄になったような、
固有のエリアであると、感じました。
2017年3月23日木曜日
2017ハワイ旅行6 ハワイ島1 マウナラニ( Mauna Lani )、シェルター・ケイブ( Shelter Cave )
さあ、着きました、
ハワイ島!
こちらも、
思っていたほどには、気温は高くなく、
でも、
オアフ島に比べると、気温は高く、陽ざしが強く、
なにより、空気が爽やかです。
振り返ってみると、
結局、この日が、一番の好天・快晴だった、
ということも、あると思いますが、
そのおかげで、
ハワイ島に降り立った、瞬間から、
こころが、開放、全開!
気持ちも、自然、高まります。
「ハワイ島で、一番の好天」ということで、
この日は、
マウナケア山( Mt. Mauna Kea )も、
雲一つかかるなく、全容を見せてくれていました。
これについては、また、後ほど。
さて、
まずは、レンタカーを借りましょう。
コナ( Kona )国際空港の前の道には、
飛行機の到着に合わせて、
ひっきりなしに、レンタカー各社の送迎バスが、やって来ています。
事前に予約していた会社のものを見つけ、乗り込みます。
ものの5分で、事務所に到着。
今回は、
僕にとっては、ちょっと大型の、
4WDのSUVを、レンタル。
今後、マウナケア山や、サウスポイントなど、
ちょっと手強い道に遭遇したときのために、
このような、頼りがいのありそうな、タフな車を、お借りしました。
日本で、これよりも大きなバンを、運転したこともありますが、
でも、普段は、
「コンパクトカー」と呼ばれるサイズを運転しているので、
そして、なにより、
前回のアメリカで、普段よりも一回り大きな車を運転したときに、
どうも、運転し辛かった、記憶・印象があったので、
今回、この車を運転するに当たって、
事前には、少々、いえ、かなり、不安だったのですが、
蓋を開けてみれば、まったく、問題なし!
むしろ、快適で、楽しくて、
車数の少ない、ハワイ島の道の効果も、相まってか、
最高に楽しい、ドライブを楽しむことができました。
今後、日本でも、
このタイプの車に乗りたくなるほど、でした ^^ 。
前回、アメリカでは、
「左ハンドル・右側通行」に、
最後まで、慣れることができなかったのですが、
今回は、
はじめから、戸惑うこともなく、
すんなりと、楽しく、鼻歌まじりに、運転できました。
前回の体験が、生きているのと、
ハワイ島の道が、広く、開けていて、車も少なく、
運転し易かった、というのが、大きいと思います。
加えて、出国前に、義弟から、
アメリカでの、車の運転の「コツ」を、伝授してもらったのが、
効いているようでした。
そんなことで、
この車のおかげで、アメリカでの運転に慣れたおかげで、
今回は、ハワイ島を、大満喫することができたのでした。
車さん、ありがと〜う。
さあ、
車も、無事、借りることができましたので、
いよいよ、ハワイ島の旅を、スタートです。
まずは、空港から、北に向かいます。
最初の目的地は、
マウナラニ( Mauna Lani )です。
「ハワイ島」そのものが、強力な「パワースポット」だと、
よく、耳にする中、
「マウナラニ」は、
「マウナラニ」単体で、
『世界三大パワースポット』の一つと、呼ばれているのだそうです。
いったい、誰が、いかなる理由で、どう選択したものなのか、
よく分からない、『世界三大パワースポット』なるものですが、
まあ、ここは、いろいろと邪推するのは避けて、
素直に、「マウナラニ」を楽しみましょう
(ちなみに、その他の、『三大』スポットとしては、
一つは、「セドナ」、
もう一つは、フランス「ルルド」だったり、「バリ島」だったり、
するみたいですよ)。
そもそも、この場所は、
古くは、カラフイププア( Kalahuipua'a )と呼ばれ、
既出の、ハワイ島の、フアラライ山、マウナケア山、だけでなく、
マウナロア山( Mt. Mauna Loa )、コハラ山( Mt.Kohara )、
加えて、
海を挟んだ向かいの、マウイ島ハレアカラ山( Mt. Haleakalā )
といった、
ハワイの人々にとっての、
聖なる山々に囲まれた、一帯で、
古来より、
マナ( Mana )と呼ばれる、気・エネルギーが、
特別に強い場所だと、されていたみたいです。
ハワイ王朝時代には、
王族の人々が食するための、魚を養殖する、
養魚池(フィッシュポンド: fish pond )があり、
これは、いまも、
大切に保存されています。
『世界三大パワースポット』と呼ばれるゆえんは、
どうやら、そのあたりに、あるみたいです。
そして、この地が、
「マウナラニ」として、リゾート地として、
いま、存在している経緯ですが、
自身、ハワイ王朝の血を引く、
「ハワイのゴルフ王」と呼ばれた、フランシス・ブラウン氏が、
カメハメハ大王の子孫から、
この土地を購入します。
その彼が、
東京オリンピックの際に、
ゴルフを通じて知り合った、
東急グループ総帥の、五島昇氏と、意気投合し、
「真に癒される、リゾートの理想郷」を夢見て、
カラフイププアに、リゾートを作りました。
それが、「マウナラニ」なのだそうです
(以上の情報は、 こちら のページを参照しました)。
なので、こちらは、
できた当初から、いまでも、東急のリゾートです。
フランシス・ブラウン氏は、
結局、完成を待たず、他界されたそうですが、
その場所が、「ペプルビーチ」だったそうなので、
とっても細かいのですが、
そんなことからも、
今回の、僕たちの旅行の「流れ」というものを、
感じました
(過去記事『 2016アメリカ旅行32(終) 旅の終わり 』)。
「細かいこと」といえば、
先ほど参照したページでは、
ブラウン氏が、この土地を購入した経緯と、
映画「ファミリーツリー」のストーリーの類似性について、
触れています。
これも、縁 ですね ^^
(過去記事『 I do NOT deserve more ! 』)。
さて、
そんな、「マウナラニ」ですが、
既述のように、
山々に囲まれた、マナあふれる場所だそうで、
実際、
先の、マウナケアの写真は、
この場所から、撮ったもので、
ここからは、
海と反対側、真正面に、
マウナケアの全容が、くっきりと、見えました。
(もう一度、載せますね)
この日、
この場所を離れるときには、
もう、すでに、雲が流れてきて、雲に隠れはじめていたので、
このように、スッキリと、雲一つなく、
その山容を見せてくださったのは、
このとき、一度きりでした。
ハワイの地にあって、
その山頂付近には、くっきりと、「雪」が見えていますね。
その山容からは、
いまひとつ、標高4,207 mという高さが、実感できないのですが、
「雪」という、なによりの物的証拠が、
有無を言わさず、それを、信じさせてきます。
それにしても、
美しいお姿ですね。
ちなみに、
その、お名前の、「マウナケア」ですが、
「マウナ( Mauna )」が、ハワイ語で、「山」、
「ケア( Kea )」が、「白」、
冬期に、山頂に見られる、雪から、
「白い山」と、呼ばれるようになったそうです。
その名前の由来である、
「白さ」を、「雪」を、見られて、
この時期に訪れることができて、
改めて、良かったなと、感じています。
そうかぁ、
「マウナケア」は、「白山」なんですねぇ。
それに、「マウナ( Mauna )」と、英語の " Mountain " 、
似てて、面白いですねぇ。
ちなみに、
ニュージーランド、マオリの言葉だと、
山は " Maunga " ですね。
同じポリネシア語で、語源は一緒でしょうね。
さてさて、
で、「マウナラニ」ですが、
ここを訪れた理由には、
まず、その、
『世界三大パワースポット』と呼ばれる、エネルギーを、
体感してみたかった、
というものがあります。
加えて、一カ所、
ぜひぜひ、行ってみたいと思っていた場所があります。
以前にもお伝えしましたが、
前回のアメリカ旅行で、シャスタに行った際に、
宿で、「ハワイ島通」の方に、出会いました。
今回、ハワイ島に、初上陸するにあたり、
その方に、お薦めポイントをお聞きしたのですが、
その中の一つに、
今から訪れる場所が、ありました。
「シェルター・ケイブ( Shelter Cave )」と呼ばれる、
溶岩台地に開いた、洞窟です。
この洞窟には、
天井に、一カ所、穴があいているところがあり、
洞窟に入り、その穴の下に立つと、
穴から差し込んだ、太陽の光によって、
その人の「オーラ」が、照らし出されるそうなのです!
そう聞くと、行ってみたいですよね?
幸い、この日は、快晴で、
強すぎるほどの陽ざしが、降り注いでいます。
絶好の、シェルター・ケイブ日和です ^^ 。
シェルター・ケイブは、
マウナラニの、
「カラフイプアア・ヒストリック・パーク( Kalahuipua'a Historic Park )」
にあることは、事前の調査で、分かっていました。
でも、詳しい場所は、分からなかったので、
またまた、
セドナでの「 バーシング・ケイブ 」や、
シャスタでの「ハートレイク( 前編 ・ 後編 )」のときのような、こころ持ちで、
現地に向かいました。
それにしても、いい天気過ぎて、
正午を回って、いよいよ、「暑い!」感じになってきました。
そして、ヒストリックパークに入ると、
そこは、溶岩台地。
むき出しの、黒い岩肌で、
ますます、体感温度が暑くなり、
ついに、「暑すぎる!」感じになってきました。
そして、この、溶岩台地には、
各所に、溶岩洞窟( Lava Tube )が、開いています。
「あっ! あった」
「いや、違う」
「あれ? これかも!」
「いや、違う ... 」
を、
3回ほど繰り返し、
ただでさえ、暑くて、バテはじめたところに、
嫌な雰囲気が漂いはじめます。
でも、今回は、とても狭い範囲が、確定されているので、
大丈夫なはず。
とにかく、信じて、先に進みます。
すると、
車を駐車した、入り口側からすると、
一番奥、海側のほうに、
ありました、ありました!
そこには、
このような看板が立っています。
そこを、奥に入っていくと、
日本人の、若い女性二人と、
西洋人のカップル、二人が、既にいました。
西洋人たちのほうは、カメラを三脚に立てて、
本格的な撮影をするつもりらしく、
暗に、先を譲ってくれます。
日本人二人は、もう、撮影を終えたのかな?
光の差すところには、進んでいきません。
それでは、
遠慮なく、行きましょう。
そこは、
このような感じで、
光が、降り注いでいます。
おぉ〜!
強く太い光が、スポットライトのように、
降りていますね。
周りの地面が、
青っぽく見えます。
それに、ご覧のとおり、
光のチューブのようなものが、
くっきりと、見えていますね。
UFOに吸い上げられるときの、
あの、光の柱のようです ^^ 。
僕たちは、一人ずつ、順番に、
その下に立ち、写真を撮りました。
僕の番です。
その下に立つと、
陽ざしが、直接、脳天に射し、
いやぁ、暑い! ^^
強烈な、凝縮されたような、光に、
感じられました
(感想には、あくまでも、個人差があります ^^ )。
そして、僕の写真が、こちら。
いやぁ、
「オーラ」がどうこうというか、
ただ単に、頭が、異常に、反射しちゃってますね!
でも、まあ、楽しい、いい体験ができました。
ご参考のため、
場所詳細を、GoogleMapで、示しておきます。
リンク先地図の、穴のところが、
シェルター・ケイブの入り口です。
マウナラニ( Mauna Lani )「シェルター・ケイブ( Shelter Cave )」
https://www.google.co.jp/maps/@19.9417613,-155.8661785,74m/data=!3m1!1e3
ちなみに、
駐車場は、この、ヒストリックパークの中、東側(地図右側)に、あります
(マップの中では、丸く、樹々に囲まれたところ)。
なので、この探索は、迷わなければ、徒歩10分もかかりません。
さあ、
無事に、シェルター・ケイブにも、行くことができ、
みんなの、「オーラ写真」を撮影したので、
次は、もう一つの、目的地、
フィシュポンドに、行きます。
先の、リンク先地図をご覧くださった方は、お分かりと思いますが、
シェルター・ケイブから、フィシュポンドは、
目と鼻の先、徒歩1〜2分ほどの距離です。
シェルター・ケイブから、来た道を、そのまま奥に進むと、
すぐに、目の前に、フィシュポンドが見えます。
「ホペアイア・フィッシュポンド」という名前が、ついているようですが、
ここは、事前のイメージ、そのままの、
とても独特な雰囲気の、「気のいい場所」といった印象を受けました。
落ち着いた、柔らかな、清潔な場所で、
僕の印象だと、ここだけ、時間の流れが違うというか、
ここだけ、古くから取り残されているというか、
ここだけ、過去と直接繋がっているというか、
なんか、とても肯定的な意味で、独特な印象を受けました。
裕子さんも、気に入ったみたいで、
なにか、お祈りのようなものをしていました。
フィッシュポンドは、
もう一つ、より大きなものが、続いて、あって、
さらにその先が、海になっています。
僕は、娘と二人、
先に、海まで、歩いていきました。
その先のビーチは、
海の水の透明度も、そこそこでしたし、
足元は、溶岩まじりで、
泳ぐには、少々、厳しそうでしたが、
でも、ハワイ島で、最初に接した海。
手を浸し、まずは、ご挨拶をしました。
ここから眺めると、
海の先には、
マウイ島が、しっかりと、見えていて、
とても美しい光景でした。
(ヤシの木越しに、マウイ島が見えています)
マウナラニ・リゾートに滞在して、
ビールでも片手に、ゆっくりと、眺めているには、
最高そうな、海でした。
さあ、
楽しみにしていた、マウナラニを、
満喫することが、できました。
車に戻って、先に進みましょう。
2017年3月22日水曜日
2017ハワイ旅行5 オアフ島から、ハワイ島へ
明けて、
2月5日。
その日、ホノルルは、
雲も少なく、
好天でした。
僕たちの部屋からは、
朝日は、
ダイヤモンドヘッドの方向から、上がってきました。
実は、
楽しみに、まだ真っ暗なうちから、起き出して、
徐々に、明るくなるさまを、
明るくなるにつれ、ダイヤモンドヘッドの輪郭が浮かびゆくさまを、
ラナイから、見つめていました。
昨日泳いだビーチのことも、
夕方に散歩したビーチのことも、
名残惜しく、何度も、眺めました。
ただ、
飛行機の時間の関係で、
朝日が、山際から頭を覗かせる様子は、見ることができず、
それが、少し、残念でした。
ハワイは、緯度が低いため、
日の入りが早く、日の出が遅いですね。
ホテルを出て、タクシーに乗り込むころ、
朝7時半頃に、
空の雲は、薄赤く染まっていました。
渋滞もなく、
すんなりと、ホノルル空港に着きました。
その道中、
車中で振り返ると、
ダイヤモンドヘッドから、日が昇る様子を、
見ることができました。
空港では、手続きもスムースに済んで、
思いのほか、時間がありましたので、
ここで、軽い朝食。
ゆったりと、
ハワイ島行きの飛行機を待ちます。
僕たち同様に、
実に多くの人々が、飛行機待ちをしていました。
便は、
ハワイアン航空だけでも、
ホノルルから、ハワイ島コナ空港行きだけでも、
1時間に1本ほど、あるみたいなのですが、
でも、たくさんの人々が、
離陸時間を待っていました。
機内に乗り込んでみると、
しっかりと、満席でした。
草の生えた、
ホノルル空港国内線の滑走路を飛び立ち、
一日足らずの滞在ながら、
楽しい思い出をいっぱいくれた、
オアフ島に、別れを告げました。
残念ながら、
希望していた、「進行方向左側」の窓席には座れず、
ダイヤモンドヘッドや、ワイキキを、
上空から眺めることは、できませんでしたが、
上空から、挨拶を送ることはできませんでしたが、
とても爽やかな気持ちで、
オアフ島を後にすることができました。
機中、窓から外を眺めると、
ハワイの海、ハワイの空、
というより、
太平洋のど真ん中の、海と空が、広がっていました。
純粋な、地球そのものを、
眺めている気持ちになりました。
雲も少なく、好天で、
スムースなフライトでした。
1時間足らずで、
ついに、いよいよ、
ハワイ島が、視界に入ってきました。
いよいよです!
無事にランディングした、
その滑走路は、
真っ黒な、でこぼこした、溶岩そのものの大地を、
無理やり、平坦にしたような、代物。
いきなり、「ハワイ島」を、実感させられました。
コナ( Kona )空港です。
ここに着陸する飛行機は、
例外なく、
フアラライ山( Mt. Hualalai )の出迎えを受けることになります。
ありがとうございます。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。
さあ、ついに、無事に、
ハワイ島に、上陸することができました。
この日、このときに、
ハワイ島に居ることを許されたことに、
そして、それが実現できたことすべてに、
感謝の念が、あらためて、湧きました。
オアフ島に比べても、
明らかに、より強い陽射しが、降り注いでいます。
より、空気が澄んでいることが、
肌で、感じられます。
より、自然なままの、
より、生まれたばかりの、大地であることが、
人工物に囲まれた、空港においてさえ、
感じさせられます。
この先の滞在期間、
どんな展開が待ち受けているのか、
何を目にでき、何に出会え、
何に触れられ、何を感じられるのか、
すべてが、楽しみで仕方ありませんでした。
2017ハワイ旅行4 オアフ島2 ダイヤモンドヘッド
「アサイーボウル」を手に、
ワイキキビーチから、ホテルに戻り、
フロントで、チェックインをしました。
チェックインは、無事に、済みました。
最後に、フロントの女性が、こう言って、
カードキーを渡してくれました。
「お部屋は、アップグレードしてあります。」
手元の、部屋番号を見ると、
4桁の数字の前に、丸で囲んだ " PH " が、書かれています。
「エレベーターのボタンは、最上階を押してください。
それでは、宿泊をお楽しみください」
そう、続けました。
久々の英語ということもあり、
必要最低限しか、聞き取れなかったのでしょう。
今ひとつ、状況を正確につかめぬまま、
とにかく、エレベーターに乗り込みました。
「最上階って、一番いいところ?」
僕が尋ねると、
裕子さんが、言いました。
「そうでしょうね、
だって、『ペントハウス』って、言ってたもんね」
と、笑顔です。
あぁ〜、そうなんだ、
" PH " って、 " Pent House " の略なんだ。
えっ
って、ことは、
やっぱり、聞き間違いじゃないんだ。
『アップグレード』してくれて、
『最上階』の部屋なんだ!
カードキーに記されたとおりの、ドアの前に立つと、
当然ながら、キーで、ドアが、開きます。
その向こうには、
予約した部屋の2.5倍は、ありそうな、
想定を遥かに超えた、広〜い空間が、ありました。
そして、なにより。
部屋の外に、ベランダ(ハワイ風だと「ラナイ(Lanai)」)があり、
そこからは、
ダイヤモンドヘッドと、公園、そして海が、一望できます!
「えぇ〜! すごぉーい ^^ 」
大人二人は、大興奮で、
ラナイに飛び出し、
「ここが、動物園だね。
その先の公園、素敵そうだね。
後で、行こうか。
あっちが、さっき居た海だね ... 」
高位からの絶景に、
とどまることなく出てくる言葉を、吐き出しているのですが、
ところが、その間、
子どもたちが、出てきません。
振り返り、部屋の中を見てみると、
二人とも、ベッドに横たわって、
もう半分、寝入っています。
長いフライトの後に、
海での水泳・水遊び。
疲れていて、当然でした。
「シャワーだけでいいから、浴びなさい」
無理に、引きずり起こして、
どうにか、海水を流し落としましたが、
それ以上のことは、無理でした。
そのまま、寝落ちてしまいました。
改めて、ラナイに出て、
アサイーボウルを頬張りながら、
正面の、ダイヤモンドヘッドを見つめていると、
僕は、特別な感慨にふけ入りました。
知っていた、思っていた、
何倍も、何十倍も、
ダイヤモンドヘッドは、素敵に見えました。
素晴らしく、素敵でした。
今すぐに、登りに行きたくなりました。
急ぎ、身支度を整え、
1階まで降りて行くと、
フロント前で、先ほどのスタッフが、声をかけてくれます。
「お出かけですか?」
「えぇ、ダイヤモンドヘッドに行こうと思って ... 」
僕が、そう答えるや否や、
思わぬ言葉が、返ってきました。
「でも、もう、閉まってますよ」
ガッビーン!!
そうなんだ、もう、閉まっちゃったんだ、行けないんだ ...
頭の中を、
ショックを受けた、エゴちゃんの嘆き声が、こだまします。
「まぁ、今回は、
ダイヤモンドヘッドには、登らず(入らず)に、
外から、じっくりと、拝ませていただきましょう」
裕子さんの、その言葉に、
どうにか、我に返りました。
残念ですが、仕方ありません。
気を取り直して、
そのまま、近くまで、見に行くことにしました。
ホテルの前の道を渡った先、
ホノルル動物園の敷地には、
まず、大きな、モンキーポッド(Monkey pod)の樹がありました。
「この〜樹、なんの樹、気になる樹 ... 」ですね。
「ハワイと言えば ... 」の、おなじみの樹で、
その後も、ハワイ各地で、大木を、目にすることができました。
ここで、最初の、モンキーポッドにご挨拶して以来、
僕は、この樹のことが、大好きになりました。
和名「アメリカネムノキ」。
ネムノキの、一種なんですね。
日本のネムノキも、大好きで、
田舎暮らしをしていたときにも、家に、大きな樹がありましたので、
納得がいきました。
この樹も、日本のもののように、
素敵な花を、咲かせるのかなぁ。
また、もう一つの、「ハワイと言えば ... 」の樹、
バニヤンツリー(Banyan Tree)にも、
ここで、出会い、ご挨拶ができました。
(僕が、まるで「こびと」に見えますね!)
和名「ベンガルボダイジュ」、
クワ科イチジク属で、
沖縄の「ガジュマル」とは、近種のようです。
横に広く張った枝から、無数に垂れ落ちているのは、
どうやら、「気根」と呼ばれる、根っこで、
それが、この樹独特の、存在感を醸し出す要因となっています。
この樹にも、他の場所で、何度か、遭遇しますが、
ハワイ島ヒロの、バニヤン・ドライブ (Banyan Drive)に並んだ、
バニヤンツリーたちも、圧倒的な存在感を放っていました。
さて、
この、ワイキキ動物園前の敷地には、
もう一つ、興味深いものがありました。
マハトマ・ガンジーの像です。
頭の形だけは、似ていることを理由に、
(勝手に)お許しいただいて、写真を撮らせていただきました。
さ、ワイキキ動物園を越えて、道を渡ると、
広く、開けた場所が現れます。
カピオラニ公園(Queen Kapiʻolani Regional Park)です。
ワイキキは、ビルが林立し、
ワイキキ動物園も、樹々が林立しているので、
ここに来ると、突然、開けます。
そして、その、広く開けたスペースを挟んで、
ダイヤモンドヘッドが、全容を見せてくれます。
ここから、望みどおりに、
ダイヤモンドヘッドを、拝むことができました。
ホテルの部屋から眺めたときと、まったく変わらぬ印象で、
僕は、一目で、この山の、虜(とりこ)になりました。
僕は、この山は、
あるいは、この一帯は、
昔から変わらず、とても澄んだ、パワーあふれる場所なのだと、
そんな印象を持ちました。
ダイヤモンドヘッドからは、
爽やか、かつ、とても力強いエネルギーを、いただいたと感じています。
肉体を持って、その光景を目にできたことに、
その空間に、身を置けたことに、
強い喜びが、湧き上がりました。
またぜひ、同じ場所に、身を置いて、
もっとゆっくりと、この場所の周波数を感じてみたいと、思いました。
そして、その際には、
今度こそは、登ってみたいと、思っています。
カピオラニ公園では、
ダイヤモンドヘッドと間近に対峙できた、その嬉しさから、
旅の興奮を、一度、さらに高めましたが、
そのおかげで、
結果、こころを沈めることができました。
ゆったりとした気持ちで、
ハワイにいることを、ホノルルにいることを、
改めて、味わうこころ持ちになりました。
この日、立春、土曜日の、夕方。
公園では、バーベキューを楽しんだり、
テニスを楽しんだり、ただくつろいだり、
人々が、ゆったりと、時を過ごしていました。
その人たちに、同調するように、
一段、落ち着いたこころ持ちで、
再び歩き出すと、
周りとの境が、希薄になって行くように、
周りと溶け合い、混ざり行くように、感じられました。
ハワイに、馴染めた気がしました。
カピオラニ公園から、
再び、道を渡って、
海岸に出ました。
そこは、
先ほどの、ワイキキビーチとは対照的に、
公園に面した、砂浜で、
人の数も少なく、
静かで、落ち着いていました。
夕日が、真正面の海の上に浮かび、
そして、今にも、沈み行きそうでした。
人々は、思い思いに、
その様子を、ただ、眺めていました。
都市的な、ホノルルにあって、
しかし、自分が、自然の一部であることを、
周りのみなといっしょに、体感していました。
部屋に戻ると、
先ほどの海辺も、
ダイヤモンドヘッドも、
すっかりと、夜のとばりにつつまれて、
長かった一日が、終わろうとしていました。
僕たちは、
もう、40時間近くも、
2月4日立春を、過ごしていました。
ただでさえ、密度の濃い時間が、
実際に、長時間、流れて行きました。
人生における、特別な一日を、
ダイヤモンドヘッドを、ベッドに横たわり、眺めながら、
終えていきました。
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