セドナについては、
津留さんも、何度か訪れた場所ですし、
この文章を目にしてくださっている、
「スピリチュアル」好きな方の中にも、
ご興味がおありな方が、多いのではないかと思います。
たった2日間の滞在で、
たいしたことは、分かりませんが、
その中で、
知ったこと、気づいたことを、
書き留めておきます。
まず、
前回の記事で、記したとおり、
セドナは、まるで、
「テーマパーク」
でした。
人口1万人ほどの、小さな町(村)でありながら、
年間観光客数が400万人といわれる場所なので、
完全に、「観光地」として、
しっかりと機能しており、
それゆえに、よけい、
「テーマパーク」のように、感じられたのでしょう。
すべてが、こじんまりとしていて、
すべてが、整っていて、
すべてが、すっきり清潔で、
すべてが、安らかな感じです。
時間帯などを気にすることなく、
安心して、楽しく、気軽に、
行動することができました。
「ザ・ワイ(The Y)」
と呼ばれる三叉路が、
街の中心地点で、
そこから、北東方向、
フラッグスタッフ方面が、
「アップタウン(Uptown)」
と呼ばれる地区、
南方向、フェニックス方面が、
「ビロウ・ザ・ワイ(Below The Y)」
と呼ばれる地区、
そして、
西方向が、
もっとも、店などが多く、
「ウェストセドナ(West Sedona)」
と呼ばれる地区になります。
「街」として、
店があるのは、
各方向に、車で、
せいぜい、5分ほど。
一番長い、西方向でも、
車で、10分ほどで、
街外れに、出てしまいます。
また、
「4大ボルテックス」と呼ばれるポイントも、
「ザ・ワイ」から、車で、
カセドラルロック(Cathedral Rock)、ベルロック(Bell Rock)が、
南方向に、
それぞれ、15分から20分ほど、
街中にある、エアポートメサ(Airport Mesa)は、
西方向に、
5分ほど、
もっとも遠い、ボイントンキャニオン(Boynton Canyon)でも、
西方向(北西方向)に、
20分強、
だったと、記憶しています。
どこを訪れるにも、
車で、サッと、行くことができました。
実際、僕たちは、
この4カ所を、同日に、巡りました。
カセドラルロックでは、トレッキングもしましたが、
それでも、4カ所すべて回るのに、
計半日程度の時間しか、かかりませんでした。
年間400万人が訪れる「観光地」として、
ホテル・宿泊施設の選択肢は、豊富で、
インターネットやガイドブックで見る限りでは、
どこも、一定以上のクオリティーを有しているようです。
僕たちが宿泊したホテルも、
内装の改装が済んだ後とのことで、
しっかりと、きれいで、清潔で、
とても好感の持てる、良いホテルでした。
競争があるからなのか、
スタッフのみなさんの対応も、しっかりとしていて、
かつ、適度なフレンドリーさも、持ち合わせていて、
とても好感が持てました。
また、
「観光地」「テーマパーク」として、
しっかりと機能している印象は、
レストランのクオリティーから、
得ることになった部分も、大きそうです。
選択肢が豊富にあり、
高い評判を得ている店も、いくつかあるようでしたし、
僕たちが、実際に行ったところは、
一軒は、
日曜日の夜9時過ぎという条件で、
営業している店舗が、とても限られている中、
「そこそこ」の味・価格・雰囲気の店で、
僕たちは、みなが、一様に、満足しました
( " Thai Palace Uptown " )。
もう一軒は、
泊まったホテルのレストランだったのですが、
30分以上の入店待ちという、
地元の人々にも、観光客にも人気の、
メキシカンのお店で
( " Elote Cafe " )、
結局、ここが、
今回の、アメリカ滞在中、
もっとも美味しい料理を、提供してくれました。
Enchilada や、Seafood Tacos 、Guacamole なども、
充分に、とても美味しかったし、
なにより、
"Sea Bass Asado" という、スズキのグリル料理が、
今回のアメリカでの、ベスト・ディッシュでした
(ライムのアイオリソースが、絶品でした)。
地元セドナのビール、Oak Creek Brewing の Amber Ale とともに、
ペロッと、平らげてしまいました。
そのお店の、ネット上での評価は、
それほど、目立つようなものではなかったので、
そこから推察するに、
他のお店も、かなりしっかりとした内容なのでしょう。
また、
そんな、小さな「村」ながら、
確認しただけで、
3軒もの、スーパーマーケットがありました。
しかも、
そのうちの、2軒は、
ナチュラル系の、スーパーです!
「ホールフーズ( Whole Foods)」セドナ店は、
基本的には、すべてが、オーガニックでありながら、
面積も大きく、品揃えもしっかりと豊富で、
デリ(Deli)も、豊富なメニューで、美味しく、
「こんな店、家の近くに欲しい!」
と思うような、すばらしいお店でした。
今回宿泊したホテルには、
屋外プールが、ついていました。
これが、とても清潔で、きれいなプールで、
昼間、ここで泳いだことが、
こどもたちにとっては、最良の思い出の一つになっています。
建物が、すべて低層なので、
空が広く、
また、レッドロックも、いくつか、見られます。
そして、気温は、
プールサイドの温度計が示すところによれば、
華氏110℃。
摂氏でいえば、
なんと、43℃! なのですが、
しかし、湿度が低いおかげで、
それほどには、厳しい暑さとは感じられず、
そんな環境で、
身体全体を、水の中に浸していると、
意識全体で、「水」を、存分に、味わうことができ、
極めて快適で、とても心地の良い体験ができました。
セドナは、
空も、とても広く、きれいでした。
昼間、
快晴の空は、しっかり澄んでいて、深く、
雲が現れると、
その形状は、また、日本とは、ひと味違ったものが多く、
僕から見ると、とても個性的でした。
夕立・急な雨も多く、
そんなときには、
とてもくっきりとした、太く激しい稲光が、多数、見られました。
そんな後の、夕焼けは、
文字通り、金色に、輝いていました。
夜空には、
当然のごとく、
星々が、溢れていました。
日本でも、「天の川」を目にする機会そのものは、
ありますが、
ここで、目にすることのできた、
天の川は、
濃く、しっかりとした『流れ』を映していて、
ニュージーランドで親しんでいたものに、すこし近い、
はっきりとした、帯でした。
情報の羅列で、
なにか、ご参考になることがあったかどうか、
定かではありませんが、
セドナは、
広い範囲の方々に、お薦めできる、
安心の観光地だと、感じました。
自由になる足(車・レンタカー)は、
必須だと思いますが、
それさえあれば、
「スピリチュアルな」「聖地」という、
そもそも、惹かれるであろう人が、限定される土地でありながら、
『どなたでも』、
とても快適で、とてもすてきなバケーションを、
気軽に、過ごせること、請け合いの観光地だ、
と、思いました。