2016年8月8日月曜日

2016アメリカ旅行3 右側通行・左ハンドル


 今回の、旅行。
 
 最も外側で、確定していたことは、
 
  ・成田から、ロサンゼルスに入り、
   ロサンゼルスから、成田に戻ること
  
  ・レンタカーで、回ること

 でした。
 
 
 僕は、
  「ドライブ」
 を、
 「最も好きなこと」のひとつに、あげるほど、
 
 普段は、
 車を運転することが、好きです。
 
 これまでにも、
 
 北海道一周を、二度、
 家の車を、フェリーで持ち込んで、したことがあったり、
 
 レンタカーや、購入した車で、
 これまた、
 ニュージーランド北島一周を、二度、
 したことがあったり、
 
 そして、
 それらが、
 人生における、最高の思い出となっているほど、
 
 広々とした場所を、
 車で走ることが、大好きです。
 
 
 ですが、
 北海道にしても、
 ニュージーランドにしても、
 
 どちらも、
 慣れ親しんだ、
  「左側通行」「右ハンドル」
 です。
 
 ニュージーランドで、はじめて運転した時も、
 まったくと言っていいほど、
 違和感や、戸惑いは、ありませんでした。
 
 ランドアバウト(round about)と呼ばれる交差点や、
 右折優先のルールなど、
 はじめてのこともありましたが、
 それでも、
 ほぼ、戸惑いは、ありませんでした。
 
 それは、
 スピード表示や、距離表示が、
 日本と同じ、" Km " であったことも、
 たぶんに、あったことでしょう。
 
 
 ところが、
 今回の、アメリカは、
  「右側通行」「左ハンドル」
 の国です。
 
 表示も、
 はじめての、
 マイル(Miles)です。
 
 しかも、
 相当の距離を、走行することが、
 予定されています。
 
 とにかく、不安でした。
 
  「ちゃんと、運転できるのだろうか?」
 
 心配でした。

 入国前から、
 何度か、
 しっかりと、浄化をしましたが、
 
 結局、
 最後まで、
 その不安感は、帯同したままでした。
 
 
 そして、
 その「不安感」に対する、対処としては、
 
 今回に関しては、
 『浄化』よりも、

  「交通ルールを、事前に、しっかり学ぶこと」
  「イメージトレーニングをすること」
 
 という、
 とても3次元的な、
 とても現実的・実際的な、対応が、
 効果がありました。
 
 このことは、
 これはこれで、
 とても貴重な、経験となりました。
 
 
 いずれにせよ、
 おかげさまで、
 
 結果、
  5,000Km
 という距離を、
 
 どうにか、
 ちゃんと、
 走り切ることができました。


 ですが、
 結局、
 
 個人的には、
 最後の最後まで、
 
  「右側通行」「左ハンドル」
 に、
 慣れ切ることは、できませんでした。
 
 「右側通行」に関しては、
 
 交差点で、左折するときには、
 よほど、気をつけていないと、
 いつまでも、
 「左車線」に、入ってしまいそうになりました。
 
 さらに、
  「左ハンドル」
 の感覚については、
 きわめて、ひどく、
 
 最後まで、
 違和感を感じ続けました。
 
 気がつくと、
 右側路肩に、右タイヤをはみ出させてしまうことが、
 最後の最後まで、
 続きました。
 
 普段、日本で乗っている、
 「コンパクトカー」よりも大きな、
 「ミドルサイズ・カー」を運転したことも、
 影響しているとは、思いますが、

 いつまでも、
 車線の中を、
 右座席に座った感覚のままで、
 走らせていました。


 総じていえば、
 旅行中、常に、
 とても楽しく、車を走らせることができました。

 日本では、決して見ることのできない、
 さまざまな景色の中を、
 
 果てしなく続く、乾燥した大地の中を、
 赤茶けた、岩盤の上を、
 生物の気配を感じさせない、『死の谷』の横を、
 深い深い森の中を、
 見渡す限りの、穀倉地帯の中を、
 
 ワクワクしながら、
 驚きながら、
 飽くこと無く、
 クルーズすることが、できました。

 ですが、
 こんなにも、普段、
 「無意識」の感覚(「無意識の慣れ」)で、
 車を運転しているのだ、という事実を、
 まざまざと、感じさせられました。
 
 普段、自らの行動・行為を、
 「意識して」行っているわけではないことを、
 改めて、痛感させられました。
 
 これまた、
 とても貴重な気づきを、得ることができる体験でした。