個人セッションで、
おいでくださったクライアントの方々のご相談をお聞きしていると、
多分に、共通していることが多く見受けられます。
すでに書いたように
(『モニター個人セッションのご報告』『個人セッションを 始めさせていただいて』)、
それは、私たちプラクティショナー役の二人の『鏡』として、
私たち二人に、私たち二人が握っているブロックに気づかせるために、
それらを示してくださっているという側面・項目も、多々あるのですが、
そういう類いのことではなくて、
クライアントさまが、これまでの人生において、苦しまれてきた理由として、
クライアントさま方に多く共通して見受けられる、別のことがあります。
そのうち、特に強く感じることがあるのですが、
それは、それらの方々が、
「『宇宙の基準』『宇宙の真理』に沿って生きているがゆえに、苦しまれている」
ということです。
わたしたちが、いま、生活しているこの環境、
この地球の、この今の社会環境における
『基準』『規範』『常識』『ルール』が、
それらの方々にとっては、
あまりに重く、厳しく、
あまりに利己的で、
それらになじめず、受け入れられず、適応できず、
そして、それがゆえに、
「自分はだめなのではないか?」
「自分は弱いのではない?」
「自分がいけないのではないか?」
と、
自らをとがめ、責め、
そして、苦しまれていらっしゃる...
そんな体験、経験、状況を、
これまでに、数多く、お聞きしてきました。
これまでの、『分離』の社会におけるスタンダードは、
たとえば、
「弱肉強食」であったり、「勝者総取り」であったり、
「だまされるほうが悪い」「勝てば官軍」などであり、
そのような基準は、
愛に満ち、愛に基づいた、
『宇宙』の基準に従っている人々には、
あまりに過酷で、あまりに重いものです。
そんな環境の中で、それらの人々は、
うまく行かずに、うまくなじめずに、苦しみ、
他人から責められて苦しみ、
そして、それゆえに自らを責めて苦しみ、
苦しみの中で生きてこられました。
もし、あなたが、
このいまの社会になじめず、苦しまれているとしたら、
自らを、うまくできない、なじめないご自分を責めることを、
どうぞお止めになってください。
そんな必要は、まったくありません。
間違っているのはどちらなのかを、
おかしいのはどちらなのかを、
ご自分のハートに、尋ねてみてください。
ご自分の正しさを、愛を、光を、温かさを、
どうぞ、改めて、信じてみてください。
ご自身に、自信を持ってください。
ご自身を、信頼なさってください。
そのことにこそ、ご自分の勇気を使われてください。
このような方々は、
これからの『新しい地球』のスタンダードを、
一足先に、地球に持って降りて来て、
それらを体現し、
そして、それらを根付かせるために、
来ていらっしゃるのだと思います。
まず、
危険をかえりみず、自らの犠牲をいとわず、
その役割を引き受け、
この地に、一人、降り立ってこられたことに、
そして、一人、その役割を遂行してこられたことに、
こころからの敬意と感謝を申し上げます。
どんなにか、お辛かったことでしょう。
どんなにか、心細かったことでしょう。
これまで、本当におつかれさまでした。
ありがとうございます。
そして、いま、
自らの苦しみに、正面を切って対峙し、
それを克服しようとなさっているその勇気に、
こころからの敬意を表します。
いま、その自らの苦しみを克服するということは、
同じ役割を持って生まれ、
そして同じように悩み、苦しまれている、
仲間のみなさまの、同胞のみなさまの、
先駆けとなり、見本となる、ということであり、
そしてそれは、
それらの方々が、それらの苦しみを克服する際の、
克服方法を伝えることが、アドバイスをすることが、
できるようになる、可能になる、
ということです。
どうぞ、いま、
その悩み・苦しみと、
しっかりと共にあり、
それらを否定せず、拒否せず、
ただ、見つめ、眺めてみてください。
そして、もし可能なら、
それらを受け入れ、認め、許してあげてください。
悩み、苦しんでしまったご自身のことも、
許し、認めてあげてください。
その先には、仲間の方々との再会があり、融合があり、連携があり、
そして、みなさまの生きる姿、そのものによって、
「『新しい地球』のスタンダード」が、
愛に基づいた、愛を貴重とした、
融和の、調和の文明が、
新生地球にもたらされていくことと想います。
どうぞ、そんな未来の姿を、希望を、こころに灯しながら、
いまは、まず、これまでの苦しみに立ち向かい、
そして、それらを手放し、解放なさってください。
昇華なさってください。
そのために、お役に立てることがあれば、
お手伝いできることがあれば、
よろこんで、ご協力させていただきます。
これまでに、個人セッションにみえた、
多くの天使のみなさまを拝見していて、
翼の折れた、傷ついたエンジェルの方々にお会いして、
そんなことを想いました。