2016年2月22日月曜日

自灯明(津留さん70歳の誕生日に当たって)


今日は、2月22日、
津留さんの、誕生日です。

生きていれば、
70歳を、迎えていたはずの、
誕生日です。

津留さん、
お誕生日、おめでとうございます。


『人間』として、
起伏の激しい人生を送り、
見事に、絶望を迎え、
そして、
意識を反転させたのが、
40代後半。

講演活動を始め、
メッセージを、書き記し、語り、
そして、
「具体的」な手段である『浄化』を見い出し、
みなさんのお手伝いをしていたのが、
50代前半。

そして、
その活動に、終止符を打ち、
光へと還って行ったのが、
今から、15年ほど前。

その活動を、業績を、振り返ると、
個人的には、
改めて、津留さんの「偉大さ」を、
感じます。


1990年代に表された、メッセージが、
今なお、
多くの方々の、心に響き、

そして、おそらくは、
今からこそ、
さらに、多くの人々に、
ご活用いただけるのであろう、こと。

そんなことを、
日々、活動している中で、
強く、感じています。


そんな、津留さんが、
いろいろと、語り、遺してくれた中で、

おそらく、
一番、伝えたかったであろう、こと。

そう、
僕が、認識している、こと。

それは、
 「自灯明」
ということです。

 「答えは、
  自らの、内側にある」

 「ひとり一人が、『神さま』であり、
  すべては、それぞれの『内側』にある」

言葉にすると、
そんなところでしょう。

お釈迦さまが、おっしゃっていたことと、
同じだと、
個人的には、解釈しています。


津留さんは、
みなさんから、
 「津留さん」
と、
呼ばれていたそうです。

 「先生と、呼ばないで下さい」
津留さんの、口癖でした。

『先生』を、『外側』に持つと、
どうしても、
その『外側』に、意識が向きがちですし、
どうしても、
その『外側』に、依存しがちです。

そうなると、

 「自らの『内側』に、
  求めているものが、答えが、在る」
とは、
なかなか、思えません。

 「『内側』に、意識を向ける」
 「『内側』を、探求する」
ということが、
なかなか、できません。

できても、
どうしても、疎かになってしまいます。


津留さんが、理解したことは、
津留さんのメッセージの内容は、
津留さんが伝えていたことは、

基本的に、すべて、
津留さんが、『内側』から受け取ったもの、
津留さんの『内側』から、湧いてきたもの、です。

そして、それを、
津留さんが、
自分自身の体験や、
クライアントさんの体験によって、
 「そうだ」「そのとおりだ」
と、
確信・確証できたものです。

さらに、
それは、
 「自分だから、できたこと、ではなく、
  誰にでも、できること」
と、
確信していました。

だからこそ、

 「『師』となり、『答え』を与える」
という、方式ではなく、

 「『答え』の見つけ方を、お教えする」
 「『答え』を見つける際のコツを、お伝えする」
という、方式を、
採っていました。


津留さんの誕生日に当たり、

津留さんのメッセージに、共鳴し、
津留さんのメッセージに、共感し、
津留さんのメッセージを、好み、愛読されている、
みなさまに、

改めて、お伝えしたいと、
僕が、(勝手に)思うことは、

 みなさんの中には、
 わたしたちの内側には、

 津留さんが触れていたのと同じ、
  『灯り』『明』
 が、在る
ということ、

そして、
 そこに近づくプロセスを、
 ぜひ、ご一緒に、進んでいきましょう
ということです。


それと同時に、
それに続けて、
お伝えしたいと、思うことは、

 だからといって、
 『外側』の教えや情報(を求めること)を、
 否定しているわけではないし、
 否定する必要も無い
ということです。

過去記事「バランス」でも、お伝えしたとおり、

『内側』に在るものは、
『外側』にも、在ります。

『外側』を探し求めた結果、
求めていたものを見つけ出すことは、
これまでも、あったでしょうし、
これからも、あることでしょう。

そもそも、
『外』の世界を、探し求めた結果、
津留さんのメッセージに、出会えたわけですよね。

その経験は、
僕も、まったく同じなので、
よく分かりますし、
それを否定するつもりは、まったく、ありません。

これからだって、
『外』の世界の情報が、
直接的な『答え』や、「ヒント」となることは、
多々、あることでしょう。

ですから、
否定するつもりは、ありませんし、
否定する必要も、無いと思います。

これからも、ぜひ、
津留さんのメッセージを、大切にしていただきたいですし、
活用していただきたいと思います。

また、
津留さんに限らず、
いろいろな方々がおっしゃっていること、なさっていることに、
ヒントを見い出されること、参考にされることを、
していただければと、思います。


ただ、
これまで、わたしたちは、
一般的な常識として、

 「『答え』は、『外側』に『だけ』、在るもの」
と、
思い込んで、教えられて、生きてきたので、

その、体験は、
もう、充分に、して来ています。

そして、いま、
 「うまくいかない」
 「苦しい」
と、思われている場合には、

基本的には、
 「『外側』によって、解決をしよう」
というアプローチを、採っているから、
というケースが、ほとんど、
だと、思います。

その場合には、
これまでとは、違うアプローチを採られることが、
とても有効です。

ですから、
ほとんどの、わたしたちにとっては、

これまでの、
 「すべて、『外』」
から、離れるために、

まず、一旦、
 「すべて、『内』」
という、意識に、
成り切ってみることが、
とても、有効ですし、

そして、
 「すべて、『内』」
という、体験を、
ある程度、重ねた後に、

自然と、
 「『外』も、『内』も、同じ」
と、
なってくるものと、思います。

そうなるまでは、
意識的に、
 「『内』『内』」
と、
習慣づけて、『内側』を、見つめてみられることが、
有効だと思います。


また、
『外』の世界は、
物理的に、広大だし、
いろいろな、障壁や障害が存在していて、

求めているものを、見つけ出しすことや、
見つけ出せても、それを、手に入れることが、
困難なケースも、数多くあることと、思います。

対して、
『内側』は、

もちろん、
それと同じだけ、『広大』ではあるのですが、

だからこそ、
そこを見つめたところで、
なかなか、求めるものに辿り着けないのですが、

でも、
障壁を、障害を、取り除いていくこと、
道を、整備していくこと、
視力を、高めていくこと、
視界を、明るくしていくことは、

ご自分の、働きかけによって、
進めて行くことができます。

そのときには、
『内側』は、常に、自分とともに在ります。

その段階では、
『内側』を探る方が、
格段に、便利で、楽で、早くて、確実、
なのではないか、と、思います。

あるいは、
その段階では、
『内側』からも、
必要なものが、湧いて『来る』し、

『外側』からも、
まったく同様に、
必要なものが、やって『来る』、

という状態に、
なっているのかも、しれません。


いずれにせよ、
この世界は、
 『どちらも』
です。

 『バランス』
です。

もし、ご自分が、
『外側』に、比重を置いていらっしゃると、
ご自覚されるようでしたら、

ぜひ、
『内側』に、意識を向けていかれることを、
お勧めします。

そこには、すべてが、在ります。

そして、そのためには、
具体的には、

『想念観察』や、『ハート観察』のように、
ご自分の『内側』に、意識を向け、
ご自分の『内側』を、監視なさることを、
習慣づけられるとともに、

『浄化』によって、
『内側』のお掃除、お片づけをされることを、
お勧めします。

まだまだ、
その過程を、歩み始めたばかりの僕なので、
偉そうなことは、何も言えないのは、承知の上で、

でも、
自分自身の、実体験から、
お勧めします。


逆に、
『内側』ばかりに、傾いているようでしたら、

『外側』を、再評価されてみることを、
お勧めいたします。

そして、
ご自分の中で、
『外』と『内』が、釣り合ったら、バランスしたら、

そのときには、
次の、新たなステップに、立たれるのだと、
理解しています。