2014年8月21日木曜日
わたしたちは、みな、達人
わたしたちは、
みな、
達人です。
わたしたちは、
みな、
『人間』として、
さまざまなことの、達人です。
中には、
「『思考』の達人」
も、いらっしゃることでしょう。
「心配事の達人」
も、いらっしゃるでしょう。
「怒りの達人」
も、
「自己責任回避の達人」
も、
「責任転嫁の達人」
も、
そして、
「批判・非難の名人」
も、
いらっしゃることと、思います。
何を隠そう、
これ、
すべて、
僕のことです ^^; 。
だから、
失礼ながら、
みなさんのなかにも、そのような方が、大勢いらっしゃる
ということは、
推測がつきます。
さて、
そんな僕が、
中でも、
「僕は、本当に、これの達人だなぁ」
と、思うこと、
そして、
個人セッションをさせていただいていて、
クライアントさまのお話を伺っているときに、
「僕だけでなく、みなさんも、そうなんだなぁ」
と、思うこと。
それは、
わたしたちは、
「『意識をそらす』ことの達人」だ
ということです。
何か、ストレスを感じたとき。
身体に、ハートに、不快感がやって来たとき。
そんなときに、
「それらから、スッ 、スッ と、意識をそらすこと」
「そして、それらを、感じないようにすること」
そのようなことを、
無意識のうちに、
極めて巧みに、行うこと。
わたしたちは、みな、
「そんなことの、達人である」
と、いうことです。
「自分が、いま、何を感じているか?」
「自分に、いま、どんなストレスがやって来ているか?」
「自分のハートは、いま、どんな状態か?」
そういうことに、
意識を向けられるように、なればなるほど、
気づけるように、なればなるほど、
一つには、
「自分に、ひっきりなしに、ストレスがやって来ていること」
に、気づきます。
「細かく細かく、不快感が上がってきていること」
に、気づきます。
そして、
そのことに気づいてみると、
そのストレスを、不快感を、できるだけ感じないようにするために、
「そこから、スッ 、スッ と、意識をそらそうとする自分」
に、気づきます。
「そこから、サッ 、サッ と、離れようとする自分」
に、気づかれることと、思います。
そして、
ということは、
普段、そのストレス・不快感がやって来ていることを、
ちゃんと認識できていないときには、
『無意識』のうちに、『自動反射』的に、
「それらから、意識をそむけているのだ」
「それらを、感じないようにしているのだ」
ということに、
気づくことと思います。
そんな自分に、
気づくことと思います。
わたしたちは、
みな、
そんなことの、達人なのですね。
「自分は、果たして、そんな達人なんだろうか?」
「いや、私の人生は、ストレスだらけだし、そんなことはないだろう。
私は、避けること、逃げることができていないはずだ。
だから、しっかりと、ストレスを感じちゃってるのだろう」
そんなことを思われる方は、
ぜひ、
意識を、自分の内側に向け続けてみてください。
自分の内側を、しっかりと見張っていてみてください。
おそらく、
やはり、ご自分も『達人』であったことに、
気づかれると思います。
「『達人』な自分」
を、発見されることと、思います。
そして、
その、ご自分の『達人ぶり』に、
驚かれることと、思います。
ご自分の、その、
「意識をそらすことの、素早さ」
に、
「感じないようにすることの、巧みさ」
に、
きっと、きっと、
とても驚かれることと、思います。
「意識をそらし、ストレスを感じることを避ける」
こと自体は、
特に、いいも、悪いも、ない、と思います。
「ストレス」
は、
『エゴ』にとっては、
あるいは、
『肉体』にとっては、
「避けるべきもの」
です。
ある意味、
そうやって、生き長らえて来たわけです、
一(いち)生物として。
そうやって、
この肉体を、維持・継承して来られたわけです。
これまでは、
『人間』として生きてくるに当たっては、
それは、
とても大切な、重要な、技能でした。
それに、
感じなくて済むなら、避けられるなら、
感じなければ、いいのです。
避ければ、いいのです。
わざわざ、
不快な思いを味わう必要は、ないのです。
津留さんが言っているように、
「『する』こと自体は、どちらでもいい」
のです。
ただ、
もし、
ストレスに対して、『根本治療』をしたいなら、
不快さを、もう二度と、感じないようにしたいなら、
あるいは、
もし、
もう、『神に還る道』を進んでいらっしゃるなら、
そのときには、
もう、避け、よけ、逃げるのではなく、
ぜひ、
『浄化』をしていただけたら、
と、思います。
そして、
その『浄化』をする場合には、
「スッ 、スッ と、意識をそらそす自分」
に、気づくことが、
まず、
大切になってきます。
そして、
「意識をそらしてしまおうとする自分」
を、おさえてあげて、
その、
「ストレスの感覚」
そのものを、逃がさず、とらえ、つかみ、
そして、
それを、『浄化』なさってください。
そんなことが、
ポイントとなってきます。