2015年8月30日日曜日

そもそも、なぜ、「仕事」を『しなければならない』と思っているか?(『仕事』についての補足2)


前回の記事(「「しなければいけない」こと(『仕事』についての補足)」)では、
前々回の記事(「「仕事」に関して、お悩みの方へ」)の補足を、
書かせていただきました。

ところが、
そもそも、そこで、一番お伝えしたい、と思っていたことを、
お伝えし忘れてしまっていました ^^; 。

そこで、今回は、
「補足の補足」 ^^ を、書かせていただきます。


さて、
おさらいですが、

「仕事」に関して、悩みや苦しみを、お持ちの場合、
その原因は、『本質的』には、
 「(その)仕事を『しなければならない』と思っている」
ということにある、
というのが、はじめにお伝えさせていただいたことです
(よろしければ 「「仕事」に関して、お悩みの方へ」 をお読みください)。

そして、その、
 「仕事を『しなければいけない』」
 「しないわけにはいかない」
と感じる感覚を、
浄化によって、手放してください、
と、お伝えしました。


で、
今回の、「補足の補足」ですが、

では、
そもそも、なぜ、わたしたちは、
 「『仕事』を、『しなければならない』と思っている」
のでしょうか?

「仕事」に関して、浄化をしていただく場合には、
ぜひ、その部分まで含めて、
なさってみてください。

より深い、よりしっかりとした、浄化を、
行うことができると思います。


で、
では、なぜ、でしょうか?

なぜ、
 「『仕事』を、『しなければならない』」
と、思っているのでしょうか?

その理由は、
細かく言えば、さまざまで、
みなさん一様ではない、と、思います。

ですが、
大別すれば、次の二つに、分けられると思います。

一つは、
たとえば、
 「大人になったら、働かなくてはいけない」から
とか、
 「仕事を通じて、社会に貢献してこそ、人として価値がある」
 「仕事で、人の役に立ってこそ、生きるに値する」
とか、
 「男たるもの、仕事をして、はじめて、人として認められる」
 「男は、仕事・会社で、その価値が決まる」
とか、

そのような理由で、
「『仕事』を『しなければならない』」と、
思っていらっしゃる場合です。

それらの場合には、
 「『仕事』というもの、そのもの」
のことを、『しなければならない』と、認識している、
と、言えます。

そして、さらに言えば、
それらの場合には、
 「働かざるもの、食うべからず」
 「ひとの役に立ってこそ、意味がある」
 「『すること』『行為』によって、人の価値が決まる」
というような、
より深いところにある、より根本的な価値観から、
それらの想いが来ている、
という場合が、ほとんどだと思います。

言葉を換えれれば、
津留さんが言うような、
 「人は、『存在』そのものに、価値がある」
とは、思えていない、
ということが、原因になっている、と言えます。

 「人は、『行動』しなければならない」
 「そして、その『行動』『行為』によって、価値が決まる」
という、価値観です。

 「だから、何かをしなければいけない」
 「人の役に立たなければいけない」
 「誰かに喜んでもらわなきゃいけない」
 「(あの人に)認められなきゃいけない」
そんな想いが、
深くに、常に、潜んでいませんか?

そのような場合には、
 「『仕事』を『しなければならない』」
 「働かなければいけない」
という、『仕事』に関する浄化を行うとともに、

それらの価値観そのものも、
ぜひ、同時に、浄化なさってください。


そして、もう一つの場合です。

僕自身の経験や、
あるいは、
個人セッションに来てくださった方々のお話からすると、

けっこうな割合で、
そう思われている方がいらっしゃるのではないか、と思うのですが、

仕事『そのもの』のことは、
実は、さほど、『しなければならない』とは、感じてはいなくて、

むしろ、
 「仕事をして、お金を稼がなくてはいけないから」
 「仕事をしないと、お金が得られないから」
 「『だから』、仕事をしなければいけない」
と、お感じになってらっしゃる、
という、場合です。

つまり、
 「『仕事』とは、『お金』を稼ぐ手段」
であり、
 「『仕事』をする理由は、『お金』にある」
と、感じてらっしゃる、
という場合です。

 「『お金』が必要だから、
  『お金』がないと、生きていけないから、
  だから、そのために、『お金』得るために、
  『仕事』を『しなければいけない』」
そう、思っておられる、
ということです。

試しに、ここで、
 「もし、『お金』のことが心配なかったら、『お金』が無限にあったら、
  自分は、『仕事』をするだろうか?」
と、ご自分に問いかけてみてください。

 「『お金』があるんなら、『仕事』なんかしないわ」
と、
お思いになりませんか?

その場合には、
『仕事』をされている理由は、
『仕事』を『しなければいけない』と思われている理由は、
『基本的』には、100%、『お金』にあります。

その場合には、
『お金』のことほうが、『仕事』よりも、
より、ベースにあります。
より、根本にあります。
より重い、より重大なこととして、握っておいでです。

 「『仕事』を『しなければいけない』」
ということからくる、悩み・辛さ・ストレスなんかよりも、
 「『お金』がないと、生きていけない」
 「『お金』がないと、どうにもならない」
ということのほうが、
断然、深刻で、重大で、大問題です。

そして、その場合には、
『仕事』の辛さ・苦しさ・悩みを浄化するためには、
『仕事』そのものに関して、浄化するだけでなく、
『お金』に関する浄化も、必須となってきます。

むしろ、
『お金』に関する浄化『こそ』が、重要になってきます。

このことを、しっかりと認識していただいた上で、
『仕事』に関する浄化を行い、
同時に(続けて)、『お金』に関して浄化を行うことが、

とても効果的で、
とても根本的な、
よりしっかりとした浄化を、行うことができます。


多くの方にとって、
いえ、ほとんどの方にとって、

『仕事』と『お金』とは、
きわめて密接に結びついていて
(場合によっては、完全に連結していて)、

そして、
多くの方にとっては、
『仕事』よりも『お金』のほうが、
よりベースにある、より重い、より根本的な、
価値観・ブロックと、なっています。

そして、
『仕事』のことを軽くしていくためには、
『お金』のことも、同時に、浄化していく必要があり、

また、
『お金』のことが軽くなってくると、
そのときには、自然と、
『仕事』のことが、とても軽くなっている、
という、流れになっていることと、思います。

個人的な見解としては、
このことは、強調しても強調し過ぎることは無い、
とすら、思います。

どうぞ、ご自身の浄化の際には、
ご参考になさってみてください。